映画 『沈まぬ太陽』を観て。LCC(格安航空会社)の安全面には気を使ってほしい
先週の金曜ロードショーで映画 『沈まぬ太陽』がありました。
作家・山崎豊子による3編に渡る長編小説である。日本航空と、実在する同社社員で同社の労働組合役員である人物の体験に基づいて脚色、再構成されたフィクション社会派作品。第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。
(Wikiより)
「映画は全くのフィクション」だそうですが、そのモデルとなった事故「日航ジャンボ機墜落事故」の慰霊碑に、去年の秋お参りし、夜は近くの道の駅で泊まり、翌日御巣鷹山に登りました。今は登山道も整備されて登りやすくなっていますが、事故当時は山の中でたどり着くのも難しかったらしい。
事故現場はかなりの斜面で、そこに数多くの墓標が立っています。歩いていると土の中から何かの部品のような金属片が顔を覗かせていました。まだいろんなものが埋まっているようです。燃えた木株も残っています。
悲しみと怒りが何年経っても消えることのない現場です。
最近は、LCC(格安航空会社)が話題になっています。料金が安いことは庶民には魅力的で、俺はLCC事業が伸びていくことを期待しています
でも、安全面にだけは、気を使ってほしい。事故でも起これば「それみたことか」と非難され、一気にLCCが危機に陥ってしまうことになりかねない。
ところで、俺は幸い飛行機事故に遭ったことはありませんが、フィリピンから戻る便で、エアポケットに入ったことがあります。
そのときシートベルトしていたので体は大丈夫でしたが、テーブルに置いてあったものが飛びました。
隣の日本人のおじさんのワインも天井まで飛んでしまい、自分の顔にかかってしまいました。
近くを通ったフィリピン人のCA(客室乗務員)に、おじさんは満面の笑顔で言いました。
「ワイン・シャワー!」
それを聞いたCAは、かまっている暇はないので、おじさんのジョークを無視して、他の客の世話をしていました。
けっこう自分では会心の作だと思ったらしいおじさんは、無視されたことで、誰かに同意を求めたかったのでしょうか、俺に話しかけようとしたので、先手を打って、俺も窓の外に顔を向けて知らんぷりました。
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