リビア末期症状の現金ばら撒き
写真は『緑の書 リビアのカダフィ大佐の理論』 著: カッザーフィ 訳: 藤田進
末期症状のカダフィ大佐。トリポリ市民に3万円ほどの現金をばら撒き始めたらしい。末期政権は、ばら撒きで不満を抑えるというやり方が古今東西同じで笑えます。
リビアの民衆蜂起の映像で、革命前の旗をかかげています。当時は王政でした。つまりみんなは「民主化」だけを叫んでいるわけではないようです。
この一連の北アフリカ、アラブの民衆蜂起は、明確なリーダーがいません。前にも書きましたが、個人個人の反乱です。
若者の失業率が高く、富は一部の人間に独占されている。とにかく、今の独裁政権に嫌気をさして倒したい、その思いだけです。
それでいい国になるかどうかなんて先のことはわかりません。でも、やらざるを得ないほど、彼らは切羽詰っているんだということだけは、はひしひしと感じるし、俺はそこに共感します。
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