陸前高田市の高田松原。津波で残った奇跡の「希望の松」
高田松原(たかたまつばら)は、全長2キロメートルに渡る松林と砂浜が続く岩手県陸前高田市の景勝地。 日本百景、日本三大松原、国の名勝に選定・指定されている。(Wikiより)
1本残った「希望の松」 陸前高田市の高田松原
(産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110330/dst11033008170011-n1.htm)
約7万本の松林のうち1本だけ津波で残ったといいます。それを「希望の松」と呼び始めているそうです。すごい生命力です。(本当はもう一本ありますが、枝がなくなり、幹だけで、しかも、海に浮いた島に取り残されて近づけません)
一番上に掲載のものは2年前、2009年5月9日撮影したもの。日本一周の旅の途中、千葉県から宮城県、岩手県の海岸沿いを旅したとき、陸前高田で撮影した高田松原の写真です。道の駅から海側に続く松林で、葦の生える古川沼ごしに、ちょうど月が出てきて、あわてて写真を撮ったことを思い出します。
下に掲載のもの3点は、震災後、2011年4月26日撮影のものです。樹齢200年以上、高さ約25mの松の木です。
樹齢300年を超えるといわれる赤松黒松もあり、7万本の松林の高田松原は潮風を防ぐために人間が作り上げたりっぱな文化的景観でした。
今、木の周りに壁を作って、海水が入らないような工事をしています。ただ、84cmほど地盤沈下してしまい、砂地なので塩水が染み出してきます。水を舐めたら、たしかに塩辛い。「希望の松」を残すのはそう簡単ではないということです。
「希望の松」はこれからの長い復興の道のりの象徴的存在になるのかどうか、まだ予断を許しません。
こちらにも「希望の松」の写真があります。
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