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2011/05/19

東日本大震災の現場 (16) 大船渡市の桜

110518

110518_2(↑ 2点) 2011年4月26日撮影

陸前高田からさらに国道45号線を北上すると、大船渡市に入ったとたん瓦礫の原が現れた。満開の花を咲かせる1本の桜の木が目に付いた。

近づいてみると、線路脇の児童公園に立っている桜の木だった。周辺は瓦礫が散乱し、この木も津波を被ったのがわかる。

地震によって、被災地は地盤沈下した。とくに岩手県、宮城県にまたがる地域が大きく、大船渡市は73cmだった。

この地盤沈下によって津波の威力は増した。それでもこの桜はなんとか耐えた。そして花を咲かせた。

なんという強さだろうか。今までどちらかというと桜に「強さ」のイメージはなかったが、被災地の桜を見ているうちに、そのイメージはだんだん変わっていった。


Ya_2『被災地の桜』 東日本大震災の桜


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