東日本大震災の現場 (5) 田老の防潮堤
「田老町(たろうちょう)は、岩手県下閉伊郡に置かれていた町である。旧東閉伊郡。リアス式海岸の湾の奥に位置し、幾度も津波の被害を受けているため、「万里の長城」とも称される総延長2.5kmにも及ぶ高さ10mの防潮堤を建設するなど、津波に対して強い街づくりを進めていた。」(Wikiより)
岩手県宮古市の北、田老地区を訪ねたのは、4月27日のこと。
ここには日本でも有数の防潮堤があることで知られていた。1896年、1933年の津波による被害を受けて建設されたものだが、今回の津波はこの防潮堤さえ越えてしまった。
「万里の長城」とも言われる堅牢な防潮堤の一部は、無残な姿になっていた(真ん中の写真)。津波の破壊力に、唖然とするばかりだ。
瓦礫の撤去作業が行われていたが、いつ終わるのだろうか。
そんな瓦礫の中を、学生たちの登校する姿を見かけた。小学生たちはスクールバスで学校へ向かった。
登校シーンは、この荒れた風景の中で、ゆいいつ、ホッとさせられるものだった。
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コメント
ふぃぼなっちさん
コメントありがとうございます。
ほんとにそうです。
報道はだいぶ落ち着いてきましたが、すべて破壊し尽くされた被災者のみなさんにとっては、これからが正念場です。
投稿: あおやぎ | 2011/05/06 13:55
写真を拝見させて頂いて、本当にものすごい地震と津波の影響だったと改めて感じました。
投稿: ふぃぼなっち | 2011/05/05 20:55