広西・貴州の撮影旅2011 (2) 龍勝県、龍脊の棚田
龍脊の棚田を訪ねたのは10数年ぶりだ。
まさかこんな観光地になるとは予想できなかった。
世界的に有名な観光地、桂林に比較的近いという立地条件がある。なので、日本の棚田で見る風景と決定的に違うのは、若い女性の姿が多いことだ。
うらやましい!
ここを見る限り、中国では「棚田[梯田]」は年配者やマニアの観光地ではなくて、もっと一般的だ。
龍脊の棚田は、西側の平安壮族の棚田と東側の金坑・大塞紅瑶の棚田に分かれる。朝日を狙うためにカメラマンたちが1時間半上って一泊するのは田頭塞だ。
今、ロッジふうゲストハウスがたくさんある。まるでネパールのトレッキングだ。
荷物を運ぶポーターという雇用も生まれた。それと龍脊の棚田の入口では入場料を徴収し、登山道を整備したり、農民の収入の足しにしている。
歩いてしか行けない棚田、というのが、逆に観光客の宿泊・食事の機会を増やし、地元に雇用を作り出す、りっぱな観光地として機能しているように感じた。
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