広西・貴州の撮影旅2011 (9) 貴州省従江県チワン族の新築式によばれた
従江県に住むチワン族の村で、たまたま新築式にでくわした。
当然ながらこういう場合は、足を止めたら最後、お呼ばれすることになってしまう。
食べものに興味のある俺は、さっそく建築中の家の1階部分に、臨時に作られた厨房を覗いて、チワン族の祝い料理を説明してもらった。
牛を解体して、部位に分けている男たち。野菜を刻む女たち。肉を鍋で煮ている男たち。それぞれが、祝い料理を楽しみに調理中だ。
日本でも今話題の「生肉」や「生血」の料理もあった。祝い事には欠かせない牛の生肉料理「ベー」と生血料理の「リェ」だ。
以前別のトン族村で聞いたことがある。そのときは豚の生レバーを食べた。彼らも生食が危ないことを知っている。昔、イギリスのジャーナリストは、トン族が豚の生肉を食べる野蛮人と書いたそうで、彼らは、「危ないことは知っているけど、おいしいから、そんなに簡単にはやめられないよ」と言っていた。
なんだか、日本でも同じような声が聞こえそうだ。俺なんか、危ないのが嫌なら食わないのは当然としても、危なくてもいいから食べることができる選択肢は残して欲しいと思う。
他には、魚を乳酸発酵させたナレズシや、モチゴメから造った甘酒「ラウ」(右下の黄色い酒)も出た。もちろんモチゴメのおこわ「ンガイ」(青いレジ袋に入ったやつ)が主食だ。
| 固定リンク
コメント
Mr.SCHOPさん
新築式の特別料理が生の牛肉料理で、これがおいしいんですよね。大量に食べるわけではないので、大丈夫かなと。
生血を固めた血豆腐は、ぜんぜん臭みもないし、これも意外と淡白な味でよかったです。
とにかくみんな楽しそうなのがいいですね。中国での宴席は久しぶりで楽しみました。
投稿: あおやぎ | 2011/07/05 23:34
おお!御馳走ですね。お祝いの宴席は
いいものです。
投稿: Mr.SCHOP | 2011/07/05 22:56