広西・貴州の撮影旅2011 (番外編 01) 広州の地下鉄
広西・貴州の旅の番外編だ。
今回の旅では、日本まで広州乗換えだったので、帰りに広州市内見物にでかけた。92年ころ訪ねたときが最後で、それ以来行っていない。どんなふうになっているのだろう。
市内を流れる珠江まで行ってみることにした。80年代、よく歩いていた食堂が立ち並ぶ川沿いの通りだ。
国営デパートの暗くて埃っぽい店内で買い物をしたとき、目の前のショーウィーンドーに並んでいる商品を指差し「これください」と服務員(店員)に頼むと、「没有(ありません)」という返事が返ってきて、唖然としたことが思い出される。
目の前にあるものが「ない」という。禅問答しているわけではないが、昔の中国はそんなかんじだった。たぶん「係りの服務員がカギを持っていってしまったので開けられません」という意味だったのではないかと、あとになってわかったが、それを「ない」の一言で片付けられたときの悲しさといったらないのである。
広州空港から市内までは、バスや地下鉄が通っているが、市内地図を見たら、珠江の近くに「珠江新城」という地下鉄の駅があったので、地下鉄で行くことにした。
自動券売機で丸いプラスチックのIC乗車券(トークン)を買い、自動改札機を通る。車内は清潔で快適だった。45分ほどで「珠江新城」駅に着いた。
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