2011年、秋の旅 (05) 長野県 『大鹿村騒動記』の里
長野県大鹿村は『大鹿村騒動記』のロケ地。(まだ映画を観ていませんが)
ディア・イーター(旧みっちゃん食堂)は、映画をきっかけに、数日前に再開店したそうです。善(原田芳雄)の経営する鹿肉食堂「ディア・イーター」として登場します。
店では鹿肉料理を食べることもできるし、鹿角を使ったみやげ物を買うこともできます。
歌舞伎の舞台になった大磧神社はこの食堂の上のほうにありました。
長野県大鹿村は『大鹿村騒動記』のロケ地。(まだ映画を観ていませんが)
ディア・イーター(旧みっちゃん食堂)は、映画をきっかけに、数日前に再開店したそうです。善(原田芳雄)の経営する鹿肉食堂「ディア・イーター」として登場します。
店では鹿肉料理を食べることもできるし、鹿角を使ったみやげ物を買うこともできます。
歌舞伎の舞台になった大磧神社はこの食堂の上のほうにありました。
長野県、旧中山道の奈良井宿は、約1kmにわたって町並みを形成する日本最長の宿場。江戸の宿場町の雰囲気をよく残しています。
日中は観光客も多く歩いていますが、夜の散歩も静かでいいですね。江戸時代にタイムスリップしたようです。
「NASA=アメリカ航空宇宙局は、22日、地球に向けて落下を続けている人工衛星について、北アメリカの上空を通過したあと、早ければ日本時間の24日未明に大気圏に突入すると発表しました。」
人工衛星 北米通過後に落下へ
( NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110923/t10015799421000.html )
官房長官は、危機管理センター内に情報連絡室を設置したと発表しました。
「日本人に被害が及ぶ確率」はほとんど「ゼロ」。ある意味安心して見ていられます。
もし被害が出たらNASAが弁償するそうです。わざと当たるやつが現れるのを防ぐために「落下位置はわからない」と言っているのかもしれません。(そんなバカな!)
一方、今日の午後1時36分、政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット19号機が種子島宇宙センターから打ち上げられました。数百kmの上空から地上の60cmの物体を識別して撮影できるカメラを搭載しているそうです。
新しい棚田を「発見」するには最高の機械なんですが。情報、くれないでしょうね。
↑は飛行機から見る富士山。円錐形の形はほとんど奇跡に近いですね。↓は新幹線から。不思議な雲がかかっていました。
「富士山」は、「信仰の山」として宗教的な価値があるほか、世界的に有名な浮世絵の題材に選ばれるなど、芸術的な価値もあるなどとして、世界文化遺産として推薦することを決めました。」とのことです。
富士山と鎌倉 世界遺産に推薦
( NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110922/t10015775721000.html )
「自然遺産」ではダメなので、「文化遺産」として挑戦です。ラジオでも言っていましたが、富士山に対しては特別な思いが日本人にはあり、「文化遺産」でも落とされたらどう感じるんでしょうか。
それほど富士山に思い入れはありませんが、少しだけプライドが傷つくかもしれません。
今回は「近々未来」ではないかもしれません。遠い未来の話です。くだらないパロディSFですが読んでみてください。
☆☆☆
私の乗った宇宙船は故障し、知らない惑星に不時着した。
そこは犬が支配する惑星だった。
トウモロコシ畑で犬軍団に捕らえられた私は、この惑星の下等動物、「人」といっしょに町に連れて行かれ、檻に入れられた。そこは「ペットショップ」だった。「人」は見かけは私と同じ人間だったが言葉はしゃべらなかった。
私は様子をみた。
ペットショップの店員は、
「ほら、おすわり」
といった。わからないふりをした。すると、「こいつは、オバカそうだなぁ」と店員の犬は私を指差して笑った。すると店長らしい犬が「まぁ、オバカな人が好きな犬もいるから、殺処分にはまわさないで置いておくことにしよう」と言った。「最近、政府の取り締まりがきついからなぁ。バカすぎる人と、賢すぎる人は、すぐに殺処分だ」
私は他の人と同じように黙っていることにした。『猿の惑星:創世記』という21世紀に公開された大昔の映画を観たことがあったが、知能があることを知られると、逆に危険があることをわかったからだ。
ある日、ぺっトショップに夫婦連れの犬がやってきた。人を買いに来たのだった。
こんな檻にずっと閉じ込められているのは嫌なので、この夫婦に買われていくことにした。
奥さんは「おいで」と言って、お尻を突き出した。私はすかさず奥さんのお尻の匂いを嗅いで、ゴロンと仰向けになってお腹を見せた。
奥さんは「いい子ねぇ」と言って、おやつの豚耳の皮を差し出した。私はきちんとお座りをして待った。
旦那さんは「こいつ、賢いぞ」といった。「よし!」と言われて私は豚耳の皮をクチャクチャと噛んだ。
「この子にしましょうよ」と奥さんは言い、旦那さんも「そうしよう」と言った。
こうして私はこの夫婦に飼われることになった。運良く彼らは、「愛人家」で、私をとても可愛がってくれた。私に「わさお」という名前をつけた。
ただひとつ恥ずかしかったのは、男の私にピンク色でふりふりの洋服を着せることだった。もっとも、私を知っている地球人はここには誰もいないし、意外とふりふりの洋服も、慣れてくるとまんざら嫌いではなくなっていった。
1週間ほどして、私は言葉を話してみようかと思った。彼らだったら、言葉を話しても、危険な動物ではないことを理解してくれるのではないか。少なくとも、どこかの研究所や、テレビ番組に売ったりはしないだろうし、政府に通報したりしないだろう。
夕飯を食べた後、「ありがとうございます」と言ってみた。突然しゃべった人の姿に驚いている。
「わ、わさお、しゃべったわ!!」
「私は言葉がわかるんです」
二人とも、「ワンワン」と鳴きだし、興奮し、舌をだらりと下げて、ハァハァいっていた。旦那さんは片足を上げて、ソファーにオシッコをかけてしまい、部屋中をくるくる回り始めた。奥さんは床の上にウンチをしてしまった。言葉をしゃべる人を見たのははじめてだからしかたなかった。頭が混乱しているようだった。
でも、思ったとおり、二人は分別のある犬だった。それで、冷静になってくると、私の話を真面目に聞いてくれた。
私が「地球」という惑星から宇宙船でやってきたことを話した。ふたりは「地球」の話に興味を持ったようだった。地球では人が言葉をしゃべること。人と犬が仲良く暮らしていること。でも、立場がこことは逆で、人が犬の面倒をみていること。
夫婦は教えてくれた。
政府は最近、人が増えすぎたといって、簡単に殺処分するようになったことに、この夫婦も反対しているのだという。獰猛だったり、賢すぎる人は、とくにすぐ捕らえられる。それに反対する犬たちで「人を保護しよう」という運動も起こっている。しかし政府は弾圧を強めている。そしてなぜか「アユビス」に立ち入ることを禁止するようになったらしい。
「アユビス?」
この町の郊外、「アユビス」という地区は、犬たちにとっての聖地であり、また同時にタブーの地でもあるらしい。そこには「犬の神の像がある」と信じられている。しかしそれは都市伝説のようなものだった。「アユビス」へ行って戻ってきた犬はいないからだ。
「このまま政府の取締りが厳しくなっていけば、いずれ、わさおも連れていかれるかもしれない」
「そうなる前に逃げて、わさお」
私は夫婦にお礼を言い、別れを告げて「アユビス」へ向かった。そこへ行けば、何かがわかるような気がしたからだ。
警察犬の追跡をかわし、ジャングルをかき分けてたどり着いた広場は、見たことのないような高層ビルに囲まれていた。しかしビルはすでに廃墟のようだった。
「ここがアユビスか・・・」
広場の真ん中に高さ2mほどの銅像のようなものが建っていた。私はその銅像に近づいた。
「これが犬の神か」
銅像の隣に立っていた碑文にはこうあった。
「我ら犬は、人への恩を忘れない。23世紀になって、何でも機械に頼るようになり、頭を使わなくなった人は、脳が退化し、言葉もしゃべらなくなった。もはやこの地球の支配者の座は人から犬に移った。しかし我々は今までの恩を忘れてはいけない。人と犬は互いに助けあってきた。だからこれからも我々は人を保護していかねばならない。」
その銅像はさび付いていたが、よく見ると犬の姿をしていた。そして台座には文字が見えた。
「忠犬ハチ公」
と。そして地面に落ちていたプレートには、「AYUBIHS]の文字が。
「アユビス・・・後ろから読むと・・・」
私はすべてを理解したのだった。
ビル壁面の巨大な「109」の文字が夕陽に反射して不気味に光っていた。
☆☆☆
日本でもっとも古い小学校のひとつです。
外観は和風・洋風の混じった擬洋風建築の校舎で、文明開化を象徴するものです。
中は資料館になっています。
↑の写真は元禄4年(1691年)武士の子供たちの教科書、↓の写真は明治13年(1880年)、明治天皇御巡幸のとき、休息室になった校舎の1室。
今年の山形県河北町谷地のどんが祭りは、9月17日(土)、18日(日)、19日(祝)の3日間です。
河北町出身の人間として自慢できるのが、このどんが祭りと、肉そば。
一番上の写真は、B級グルメ、どんど焼き(お好み焼き)。お祭りの屋台では定番の食べ物。小麦粉の厚めのクレープ状の生地を焼いて割り箸で巻き、ソーセージ、海苔を付け、ソースを塗り、鰹節を振りかける素朴な食べ物。
東京に出るまで、これが全国共通の「お好み焼き」だと思っていました。
2番目の写真は、電気で飾って街を練り歩く囃子屋台。大型トラックの荷台にステージを設けたもので、お囃子を演奏しながらゆっくり走り、辻辻で止まっては、きれいどころが踊りを披露します。運転席の上には、その時に話題のキャラクターや、伝統的な宝船などの張子を飾ります。
3番目の写真は、街中を練り歩く奴踊り。19日には「全国奴祭り」があるらしい。
一番下の写真は、八幡神社境内で奉納される林家伝承の舞楽。古代の様式を色濃く残しているもので、月明かりの中で見物する舞楽は独特の雰囲気があります。
昔は「谷地のバカ祭り」と呼ばれて1週間ほど続きました。今は3日間です。しかも日程は土日に絡めるので毎年違う日になってしまいました。
サーカスや見世物小屋も来ていました。
サーカスのメンバーの子どもたちは、祭りをはさんだ3週間ほど、興行が行われる期間だけ小学校に入学し、いっしょに勉強してました。あるとき、女の子が来ましたが、さすがに運動神経がいいので、かけっこは一等賞になっていたのを覚えています。
そうか。彼女は同級生だから同じ歳。今、どこで何をやっているんでしょうか。
それと忘れられないのが見世物小屋の「人魚」。髪の長いおばさんが鯉のぼりを履いている「人魚」は、小学生の俺に強烈なショックを与え、いまだに悪夢に出てくるくらいです。けっして「お化け屋敷」の中ではありません。(お化け屋敷は別にありました) 地面に掘った井戸の中にいるんです(いるように見えるんです)。怖かったですよ。このトリックは今もわかりません。
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