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2011/10/22

「俺たちは不満がない!!」と叫びながらのデモなら正直だと思う

111022
↑は、妻のコレクション、リビアの切手。

革命29周年の記念切手だったらしい。左上の人物は、もちろんリビアの独裁者カダフィ大佐です。

独裁者の末路は哀れなものでした。シルトで捕まえられたときまだ生きていたようですが、その後死亡しました。誰かが射殺したという情報もありますが、事実はまだわかりません。

カダフィ派の聖地になることを避けるために、遺体もわからないところに埋めるらしい。

まさかネットの力が、こういったことに繋がるとは、当のカダフィも想像していなかったでしょう。

今年2月、俺はブログにこう書いています。

「この個人個人の不満のエネルギーが、ネットというものによって束ねられて、同じ方向へのベクトルとなって走り始めたのではないか。そんな気がします。」

リビアの民衆蜂起、ネットで束ねられる民衆不満のエネルギー(2011/02/24)

北アフリカ、中東の民衆蜂起と、アメリカを発端にしたデモを同じように語ることはできないかもしれませんが、何か特定の信条や目的や目標がなくても、「不満である」という一点において連帯できるんだな、と思いました。

日本の「オキュパイ東京」デモもそうでした。いや、日本の「オキュパイ東京」デモは主張はばらばらで、切実度もまちまちでした。そういう意味で、少なくとも外国のデモと比べると「甘さ」はあったと思います。人数もそれほど集らなかったし。そもそも「仕事がない人」や「ネットが使えないほど貧乏な人」がどれほどいたのか?と疑問です。

たいした不満がなくて、お祭り気分で参加した人もいたようです。「世界でやるから日本でもやらなければ」とインタビューに答えた、妙に日本人的な迎合主義者もいました。 日本人はこの程度なんだなという感じですか。まぁ、不満がないというのが不満で、深刻なのかもしれません。

「俺たちは不満がない!!」と叫びながらデモするなら、正直でいいと思います。

「オキュパイ東京」より「反原発」のデモは、目的が絞り込まれている分、緊迫感、切実感がありました。

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