マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (03) 「マツケン・マハラジャ」みたいなキャンディアン・ダンス
昨日は久しぶりの快適なベッドと気温に熟睡できました。今までの数日間は強行軍だったので、今日は休みます。
昨日午後でかけた仏歯寺はスリランカ観光には欠かせない仏教寺院らしいですが(一応写真は撮りましたが)、これよりもすごいと思ったのはキャンディアン・ダンスです。
夕方5時半から湖畔の芸術協会で行われるものですが、激しいリズムと音楽で、こちらまでトランス状態になりそうなダンスでした。以前、中国雲南省で「花の博覧会」が行われたとき、スリランカも参加していて、会場で、このキャンディアン・ダンスを初めて見て衝撃を受けたことがあったのです。
とにかく激しい。スピード感があって見飽きません。
「マツケン・マハラジャ」みたいな男性ダンサーが出てきました。でも、マツケンと違うのは、バック転までやってしまうのです。松平健さんはこのキャンディアン・ダンスを見たことがあるのでしょうか。
それと仮面をかぶって髪をぐるぐる回すのは歌舞伎のようでもありました。
キャンディアン・ダンスについてはまったく知識がないので、勘で言うのであてにしないでほしいのですが、このダンスはきっと戦いへ行く前にトランス状態を作り出すための踊りだったのではないか、と想像します。あるいは、王様の前で踊ってトランス状態になり、「神のお告げ」を。いや、王様自身が神との交信のために近くにはべらしておいた芸能集団ではなかったのか、と。よく「神がかり」と言いますが、キャンディアン・ダンスにはそんなものを強く感じました。
夜はイスラム・レストランだったんでしょうか、チャーハンとチキンの煮たやつで食事。俺はチャーハンがうまいと思ったことはあまりないのですが、ここのチャーハンは、初めての食感で、ふわふわしていて、油っぽくなくてうまかった。
昼にでかけた市場ではたくさんの種類の米が売られていました。だいたいは1キロ、40~60ルピー(28円~42円)。赤米は意外と高く、1キロ70ルピー(49円)以上。キロですよ、キログラム。で、この安さ。
いろんな米を適材適所で使う人は賢いなぁと思います。日本はどちらかというと米の種類よりも、同じ米の「質」を追及するタイプの文化です。食文化が違うので、どちらが良いとはいえないのですが、単純にいろんな米を食べたいと思うのは俺だけではないはずです。もし「質」を追求しすぎた結果が偽ブランド米を生んでいるとしたら、日本の米食文化のマイナス面ではないでしょうか。
多様性こそ豊かさ。そんな感じがするスリランカの米食文化です。
ところで、このブログ、結果的にすごく時間がかかっています。なぜかというと、30分書いたものが、停電ですっ飛んでしまったからでした。最近はパソコンのフリーズも少なくなってしまい、書いたら保存、をまめにしなくても大丈夫だったこともあって、スリランカの電力事情を考えなかった俺が馬鹿だった。同じ内容ではもうかけないし、簡単に書き直してアップします。
10分後、電気が来て再開するも、また停電。続きは午後書いて、ようやくアップにこぎつけました。
ちなみにキャンディのインターネットカフェは、1時間60ルピー(日本円で約42円)です。
| 固定リンク
« マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (02) マレーシアからスリランカへ | トップページ | マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (04) グーグルアースで棚田を探してみたものの »
コメント
izumiさん
二十年以上前ですか。でも、踊りは変わってないかもしれませんね。いや、もっとショーアップしたかも。
場所は3ヶ所でやっています。
俺がみたところは、湖に面した芸術協会のホールでした。火を使えないからでしょうか。舞台の踊りが終わったあと、ステージの外で、火を吹くアトラクションが行われました。火の上を飛び跳ねることはもうできなくなっているようです。(もしかしたら他のところではあるかもしれませんが)
投稿: あお | 2012/01/28 23:20
二十年以上前にキャンディに行った時に舞踊を見ましたが、屋外で松明か何かを手にした上半身裸の男性ダンサーが、火の上を飛び跳ねていた踊りがあったと記憶しています。青柳さんが御覧になったダンスと同じかは分かりませんが、確かにトランス状態でした。
また大きなザルのような物を抱えた女性達が、収穫(茶?米?)をテーマにした踊りがあったと記憶しています。こちらはダンサー達の笑顔が爽やかでしたね。
投稿: izumi | 2012/01/28 15:50