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2012/02/22

マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (11) 津波の慰霊碑とツナミ・フォト・ミュージアム

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120216_4(写真は上から、津波の慰霊碑、ツナミ・フォト・ミュージアムのカマニさん、津波で流されたコロンボ発列車(フォトミュージアム提供)、ツナミ・ホンガンジ・ヴィハーラ)

津波のことについて調べていると、リゾート地、ヒッカドワ(Hikkaduwa)の北に、津波の犠牲者の慰霊碑や、ミュージアムがあることがわかり行ってみました。

ゴールから北へバスで1時間。パラーリヤ(Pareliya)という村です。

バスを降りるとそこが慰霊碑( National Tsunami Monument )。なぜここに立ったかというと、コロンボ発の列車が津波にのまれ、多数の犠牲者を出した場所でした。

スリランカは北西部を除いてほとんどの海岸が被害を受け、津波の大きさとしては東側がひどかったのですが、人口密度は西側が多く、だから人的被害も西側が大きかったということです。この列車がスリランカ津波被害の象徴でもあるようです。

慰霊碑から200mほどのところに、「ツナミ・フォト・ミュージアム(Tsunami Photo Museum)」というのがありました。道沿いに看板が立っているのですぐわかります。(道の反対側はPareliyaではなくてTelwattaなので住所はTelwattaになります)

1軒の家に津波で被害を受けた当時の写真がたくさん展示されています。それと現地の子供たちが描いたという津波の絵や当時の新聞記事などの資料。入場無料です。

このミュージアムには日本人がほとんど来ないので、ぜひ知らせてくださいと、管理をしているカマニ・ダシルヴァさんから頼まれました。

この建物自体は、もともとカマニさんの家があった場所で(カマニさんが持っているのは津波翌日撮影したこの場所(自宅)の写真)、流されたあとに新しく建物を建てました。そこを私設ミュージアムにしたそうですが、オランダ人が開き、今はカマニさんが受け継いでいるということのようです。

ここを続けるのは、多くの人に津波の恐ろしさを伝えることが必要だと思っているからだといいます。とくに次の世代に、です。それと津波が自然の一部であることも。日本人も共感できる話が聞けるのではないでしょうか。

またミュージアムから南に600mのところに京都本願寺が建立した津波慰霊のための大仏(ツナミ・ホンガンジ・ヴィハーラ( Tsunami Honganji Vihara )がありました。

ミュージアムのHPはこちらです。
TSUNAMI PHOTO MUSEUM TELWATTA SRI LANKA

ミュージアムや慰霊碑の地図
Museum_map


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