マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (13) スリランカの料理 ライス&カリー
(写真は、上から、初めて食べたキャンディの食堂でのライス&カリー、エッラのゲストハウスのライス&カリー、市販されている「ソヤ・ミート」)
スリランカでは、ライス&カリーは、一般的な食事です。
ただ夕方になるとご飯が売り切れて、「コットゥ・ロティ」という、ロティ(スリランカ風パン)を細かくして炒めたものしかなくなったりします。
だからライス&カリーを食べるのは昼のほうがいいですね。
初めてライス&カリーを食べたのは、スリランカ初日の昼、キャンディの食堂でした。野菜カレーの定食です。思ったほど辛くもなく、これなら毎日でも大丈夫という味でした。
その国に長居できるかどうかは、食事が自分に合う、というのが大きな要因なのです。
ただ2週間食べ続けてくると、スリランカ料理の味のバリエーションの少なさが気になってきました。
エッラのゲストハウスで頼んだライス&カリーはこんな内容でした。注文してから1時間。じっくり作ってもらったライス&カリーはおいしかった。
コメは白と赤の2種類。カリーは4種類。ソヤ・ミートのカリー、ナスのカリー、キャベツのカリー、トマトのカリー。それと箸休めになる「ポル・サンボル」と、せんべいのようなパリッとした「パパダン」。
「ソヤ・ミート」のカリーというのが特に気に入りました。ソヤ・ミートはまるで肉のような食感ですが、肉の味を付けた豆加工食品だそうです。精進料理でもこういうのがありますね。ベジタリアンも食べられるし、いろんな宗教の人種がいっしょに住んでいるスリランカでは、便利な食材です。スーパーマーケットでもソヤ・ミートが売られていたので、2袋土産で買ってきました。
もうひとつは「ポル・サンボル」。「ポル」とは「ココナツ」のこと。玉ねぎが入ったちょっと酸っぱい和え物サンボルです。こういう食べ方もあるんですね。これもなかなかおいしいです。
ところで、スリランカの食堂ではゆっくりできなかったですね。食べ終わるとすかさず従業員が来て「フィニッシュ?」と聞き「フィニッシュ」というと皿を下げ、請求書を持ってきます。お茶を頼んでいてもそうです。スリランカでは、食堂でゆっくりすることはない。こういう習慣なのでしょうか。
それと、スリランカからマレーシアへ戻ったとき、スリランカ料理にはなかった「スープで食べる麺」が無性に食べたくなって注文したのですが、いざ食べようとしたら、熱くて食べられませんでした。「あれっ? 俺はいつから猫舌になったんだろう?」と思ったら、そういえば、スリランカ滞在2週間以上、熱々の食べものを食べていなかったことに気がつきました。
ライス&カリーは、ほとんど作りおきされたものだし、「熱々で食べる」「できたて」ということにはそれほどこだわらない食文化ではあるようです。まぁ、気候が暑いので、それほどあったかい物が食べたいという気にはならないのですが。
それと「手で食べる」ということも、「熱々で食べない」ことと関係あるのかもしれません。
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