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2012/03/02

マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (19) LCC元年 格安航空会社LCCの勢い

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120302_4(写真は上から、羽田空港のエアー・アジアXのチェックインカウンター、クアラルンプールLCCT、クアラルンプール発コロンボ行きエアー・アジア)


今回初めてエアー・アジアを使って、マレーシア経由でスリランカへ行きましたが、LCCというのはすごいですね。ローコストキャリア(Low-Cost Carrier)のことで「格安航空会社」と呼ばれています。

世界的には、LCCが一般に浸透していることを知って、日本がまるで世界の趨勢から取り残されたような「浦島太郎」状態だったんだと初めて気がつきました。

ようやく遅ればせながら日本でもLCC「ピーチ・アビエーション」という航空会社が昨日3月1日に就航しました。日本のLCC元年です。

1979年初めて海外旅行をしたときのことが思い出されます。あの当時、「外国旅行」というと、特別な人だけができるもの、団体ツアーで行くもの。というイメージがあり、じっさい俺も「お金持ちなんですね」などと誤解されることも多かったのです。個人のバックパック旅行は、日本を旅するよりも安く、気軽にできることを、ほとんどの人は知らなかったからです。

その後、個人旅行は一般的になり、特別なものではないこともわかりました。一時期は、若者の必須科目みたいに流行しました。

昔は、飛行機そのものが、非日常を演出する乗り物でした。でも、もう飛行機が特別のものではなく、「安全に運んでくれさえすればいい」という価値観の人が増えてきたということでしょう。

LCCは大きなインパクトを与えます。もしかしたら、昔、個人旅行が「外国旅行」のイメージを変えてしまったように、飛行機という乗り物が、バスと電車と同じような気軽で安い乗り物になることによって、旅の仕方そのものが大きく変わるのではないか、という予感を感じて帰りました。

なにか、わくわくしてきます。

もちろん「安い」にはそれなりに理由があります。チケット予約を自分ですることもそうですが、使用料の高い飛行機のボーディングブリッジも使わないので、バスで移動(クアラルンプールでは歩く)するなど、わずらわしさも増えます。席は多少狭かったり、預ける荷物、食べ物、飲み物が有料だったりということがあります。乗り継ぎが悪い場合もあります。

だから「楽したい」と思う時は、今まで通り普通の航空会社で高い料金を払って、いいサービスを受ければいいのであって、選択の幅が広がったという意味でも、俺は良かったと思っています。

今まで、強制的に払わされていた(料金に含まれていた)、養鶏場のニワトリのように、食べたくなくても時間になると出てくる機内食などは、むしろ、必要だと思う人だけお金を払って買うという、当たり前のシステムになったことも、いいことだと思います。(以前航空会社の人から、機内食が1食2000円以上かかっているという話を聞いたことがあります) 荷物だって、たくさん持っている人が多く払うのは当然のことです。


エアー・アジアの場合、まず、チケットはネットで予約しなければなりません。

http://www.airasia.com/jp/ja/home.page

地図で目的地までのルートがあるか確認です。クアラルンプール経由が多いので、乗り継ぎが悪いと、クアラルンプールに1泊しなければからないかもしれません。

預ける荷物の重さ、座席指定するか、機内食を予約するか、などいくつかオプションを選んで、予約を確定し、カードで払えば終わりです。

あとで、メールでPDFファイルのチケットが送られてくるので、それを印刷して持っていけばOKです。

クアラルンプール行きは、23時45分、羽田空港発なので、東京近辺に住んでいる人には楽です。Webチェックインを済ませていけば、荷物を預けるだけで、簡単に済みます。その際、搭乗券をもらいますが、まるでスーパーのレシートのようなぺらぺらした紙なので、なくさないように。

機内の革張りの席はそれほど狭くは感じませんでした。ただ中はけっこう寒いです。毛布も有料ですが、羽織れるものを持っていたほうがいいようです。どうせ真夜中なので、俺は機内食を頼みませんでした。

クアラルンプールは、翌朝6時30分、LCC専用の格安航空会社専用ターミナルLCCTに到着します。飛行機から降りたら、ターミナルビルまで約500mを歩きます。入国審査、カスタム審査は普通の航空会社と同じです。

LCCTから市内まで頻繁にバスが出ているので便利です。乗り継ぎの人も多く、LCCTは活気がありました。レストランやカフェもたくさんあるのですが、どこもお客でいっぱいです。なので、一番奥にあったフードコートで時間をつぶしました。こちらは広くて比較的空いていました。

クアラルンプール発コロンボ行きの飛行機は、朝6時20分発でした。だから羽田から着いたその朝に乗り継ぎはできません。少なくとも1日以上待たなくてはなりません。(俺は2泊しました)

下の写真は、ターミナルビルから飛行機まで歩いて行き、コロンボ行きの便に乗り込むところです。


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