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2012/03/01

マレーシア・スリランカの撮影旅 2012年 (18) マレーシア・クアラルンプールで見つけたコメ食品

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120301_7(写真は上から、カンポンバルのナシ・レマッ屋、KLCCフードコートのナシ・レマッ、プルッ・エンティ、チャイナタウンのクエ・ティウ、KLCCのアッサム・ラクサ、空港のナシ・ダガン)

【ナシ・レマッ】

ナシ・レマッ(NASI LEMAK)とは、マレーシアで一般的なコメ料理で、ココナッツミルクを加えて炊いたご飯のことです。

クアラルンプールのマレー人地区、カンポンバルには、たくさんのナシ・レマッ屋が並んでいました。

その中で、テーブル8卓くらいのこじんまりした1軒の店に入りました。料理が並んでいるので、手で指差して好きなものを皿に載せてもらいます。

マトンのレンダン(煮物)とレバー串焼きを頼みました。ゆで卵、イカンピリス(揚げ煮干)、キューリ、サンバル(辛みそのようなもの)は必ず付いてきます。これがナシ・レマッの基本形。ミルクティー付きで9RM(約250円)でした。

サンバルが思ったほど辛くなくおいしい。このサンバルが店ごとの個性を決める重要な味になるらしく、遠くから車で食べにくる客もいるそうです。


【プルッ・エンティ】

KLCCのフードコートのショーウィンドーに緑の葉っぱに包まれたものがあって、聞いたら「ナシ(ご飯)」だというので、買ってみました。

これは、マレー語で「プルッ・エンティ (PULUT INTI)」と呼ばれるもので、削ったココナツの実と黒砂糖を炒め、モチゴメの上に載せ、すっぽりココナツの葉で全体を包み、蒸したもの。

コメにココナツの香りと甘さが移っておいしいデザートです。マレーふうの粽といってもいいでしょう。包みを開けてみたら、上はココナツの茶色、下はコメの白、そしてココナツの葉の緑が美しい写真的な食品でもありました。


【クエ・ティウ】

チャイナタウンの朝市の中に屋台村があって、麺を食べてみました。4.5Rのクエ・ティウ(KUEH TEOW)。

魚のすり身の団子、油揚げ、あっさり塩味の中華ふうスープのヌードルです。東南アジアのチャイナタウンでは一般的なスープ麺です。

その店では3種類の麺を用意していました。俺が頼んだコメの平たい麺が「クエ・ティウ」といいます。ほかに、細いビーフンの「ミーフン」、そして中華麺の黄色い「ミー」があり、客はそれをえらぶことができます。

こういったスープで食べる麺はアジアでは一般的ですが、スリランカにはありませんでした。スープで食べる麺があるところは、食事のバリエーションが一気に広がるような気がします。だから、味は良くても、スリランカの食品にバリエーションの少なさを感じるのかもしれません。


【アッサム・ラクサ】

アッサム・ラクサ(ASAM LAKSA)を初めて食べたのは、チャイナタウンのセントラルマーケットでした。

ラクサは、香辛料のきいた麺料理ですが、大きく分けると「カレー・ラクサ」と「アッサム・ラクサ」があります。「カレー・ラクサ」はココナッツミルクを加えたカレー味、「アッサム・ラクサ」は酸味がある魚スープの麺です。

魚のすり身のような沈殿物がスープの下にたまっていました。いろんな具が入っていましたが、かろうじてわかったのは、パイナップルとキューリだけ。タマリンドスープの酸っぱい味の中に、甘いパイナップルが入っているのは、アクセントになっていてなかなかいいですね。

アッサム・ラクサの第一印象は、とにかく、辛くて酸っぱい。

これが世界7番目においしいとランキングされた料理だそうですが(World's 50 most delicious foods complied by CNN Go in 2011)、本当なのでしょうか。西洋人の舌でのランキングだからねぇ。これよりおいしい物は、アジアには(と言うか、結局は俺自身の舌にとってですが)ごまんとあります。

まぁ、しかし、癖のある食品は、最初はとっつきにくいが、何回も食べてしまうという特徴があります。いわゆるヤミツキです。このアッサム・ラクサも、そうなるかもしれません。

「魚の出汁で食べる麺」で思い出すのは、ミャンマーの「モヒンガー」。「モヒンガー」の方があっさりしていました。

そのあと、この酸っぱさを中和するために、氷抜きのコーラを頼みました。

翌日、スリアKLCCのフードコートで食事をしました。またアッサム・ラクサがあったので、頼んでみました。7.9RM。

麺を選ぶことができますが、コメの麺は、一番細いクエティウ風の麺だったので、それにしてもらいました。ほかに太くて透明なしこしこした麺もありますが、これはコメ以外の澱粉を使った麺らしい。

それにしてもここのアッサム・ラクサの量は多かったですね。入っていたものは、細いコメの麺、キューリ、小玉ねぎ、ミントの葉、パプリカの千切り、パイナップルの千切り、レモングラス(?)。スープは魚のどろどろしたもので、写真を見てもらえばわかるように、スープというより、ほぼペーストです。

ただ、ここのは、あまり酸味がきつくありませんでした。外国人が多いということで、味をマイルドにしてあるのでしょうか。食べやすいことは食べやすいですが、アッサム・ラクサ独特の酸味が効いてなくて、どこか拍子抜けしてしまう味です。これなら昨日セントラルマーケットで頼んだアッサム・ラクサの方が、強烈で良かったですね。


【ナシ・ダガン】

クアラルンプールの空港でチェックインを済ませたあと時間があったのでフードセンターに行きました。

何かあるかな?と、カウンターをうろうろしていると、葉っぱに包まれたものがあったので、聞いたら、予想したとおり「ナシ(ご飯)」だというので、あまりお腹は空いていませんでしたが、頼んでしまいました。

コメ食品を探す目的なので、たまに無理に食べなければならないときもあります。(なので、旅番組のグルメレポーターは辛い仕事だなぁと同情します)

これは「ナシ・ダガン(NASI DAGANG)」というもので、魚のカレーで食べるココナツミルクを加えて炊いたご飯。ご飯の中には、豆とレモングラスの千切りのようなものも入っていました。カレーといっても、さばの味噌煮のような味で、いわゆる「カレー」とは違ったものです。ココナツの香りのご飯とこの魚のカレーは合いますね。

マレー半島東部の州で、朝食として食べられているご飯だそうです。

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