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2012/04/13

北朝鮮のミサイル発射と、予想される核実験で、日本はどうなっていくか

120413(中国・北朝鮮国境のトゥメン)

北朝鮮のミサイルは発射されたようです。「人工衛星」と主張していましたが、いずれにせよ、今回は失敗に終わったらしい。(11:00現在の時点)

これで事態が収束したわけではありません。

このあと予想されている核実験のほうが深刻な問題でしょう。ちゃくちゃくと核開発を進め、いずれ核弾頭の小型化に成功すれば、日本やアメリカへのさらなる脅威となります。

そうするとどうなるかというと、日本も核兵器を持たなければならないという風潮に傾くかもしれません。

実は、アメリカが一番恐れているのは、このことではないのかとさえ思います。アメリカが「パールハーバー」を忘れてしまったとはとうてい思えません。「日本人は危ない。何をするかわからない」と思っていていますが、アメリカとの関係が今のところいいから、そういう意識は表に上らないというだけで。

東アジアの不安定化は、日本の軍備が拡大する方向に動く。日本の技術では核兵器を作ろうと思えば、すぐにでも作れるという話があります。いったん日本が「方向転換」したら北朝鮮どころの話ではなくなるのです。

「アメリカが有事のときは日本を守ってくれる」という話を聞きますが、「日本を守る」ために米軍が動くのではなく、「アメリカの国益」で動くのはあたりまえのことです。利害が一致するときはもちろんそれでいいわけです。ただその理由の中には日本が不安定化することを防ぐという目的もあるのではないでしょうか。

幸い日本人は、戦後、原爆を試したにもかかわらず、イランのようにアメリカ嫌いにもならず、アメリカ大好き人間を大量に作り出したアメリカの政策は見事というしかありません。日本人の若者の中にはアメリカと戦争したことも知らない人がいるとか。

日本では意識されませんが、この感覚は世界標準ではありません。念のため。イラン人にこんな話をすると信じてもらえません。爆弾落とした国を好きになるなんて。日本人はドMなんでしょうね。

この成功には文化の力が大きいですね。爆弾以上かもしれません。マックやKFCやハリウッド映画大好き人間の俺も、文化の力で、アメリカを嫌うエネルギーをすっかり封じ込められてしまったひとりと言えるかもしれません。

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