明日、「駄犬吠日食」か、観察してみよう
「蜀犬吠日」という中国語があります。
「四川(蜀)の犬は、太陽を見て吠える」という意味ですが、司馬遼太郎 『街道をゆく 中国・蜀と雲南のみち』(朝日文芸文庫)では、
「四川の犬たちは地球のすべてが曇天を信じて生涯を終える。まれに太陽が雲からのぞくと怪しんで吠える」
とあります。犬は周りの環境のわずかな変化に敏感であるのは間違いないでしょう。
ただこの中国語に関しては、四川省は実際に晴れが少ない(俺が行ったときは晴れていたのでそんな印象はありませんが)のですが、このすっきりしない天候のことを外の人間が揶揄した言葉らしい。
ところで、こちら(Exciteニュース)には、日食について各国の面白い伝説が載っていますが、中国の伝説では、
「「天狗」(日本の天狗とは異なり、天の犬という意味)が太陽を食べてしまったために起こると信じられていました。」
とあります。やっぱり犬が関係しているんですね。何でも食べてしまう犬は、太陽まで食べてしまうということでしょうか。ヴィーノを見ているとわからないでもないです。そのイメージ。
「拾い食い」もここまで大きくなると褒めてやりたい気分だけど。
そこで、明日の金環日食を見て、犬たちは何か特別の行動を起こすのだろうか?と思ったので、観察することにしました。
観察対象は、残念ながらヴィーノしかいないので、これが犬一般ではないことを最初に断っておきますが。
さてどうなるでしょうか。
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