「人吠日食」 金環日食での犬の「異常」行動は?
午前7時過ぎにヴィーノを連れて散歩に出ると、近所の人たちが、いろんな方法で金環日食を観察していました。
ダンボールの筒を使っていた家族は、ピンホールカメラの応用で、直接肉眼で見るものではないけど、なるほどなぁと感心。
広い駐車場では、カメラを三脚にセットし、手には市販の日食グラスを持って見ていた人たち。
「見えますか?」
と聞いたら、
「見えますよ。どうぞ」
といって、グラスを貸してくれました。だいぶ欠けていました。あと10分くらいで「金環」が見えそう。それまでヴィーノの散歩をすることに。明るさは変わらないとか言っていましたが、だいぶ薄暗くなりましたね。いつもの晴れた朝の光ではありません。
公民館前では、おばさん3人組。「見ますか?」と聞かれたので「いいですか?」といって借りたのは、ペラペラの何かのフィルム。これって、危ないんじゃないか。けっこうまぶしいよ。さんざんこういう物で見ないようにと注意されていたのに、見ちゃったじゃないか。
また駐車場へ行ったら「なりました」というので、グラスを借りてみたら、きれいな金環日食。数分経つと、輪が切れて、月は左下に移動していきました。「金環」はあっという間でしたね。
日食とヴィーノの写真を撮ったあと、またグラスを借りてカメラの前に当てて、写真を撮りました。(人のグラスで写真を撮るというのも、プロとしてどうかと思いますが) 小さいですが、ちゃんと撮れました。まるでオタマを片目に当てて「左下!」と叫んでしまいそうな形ですが。
「異常」かどうかは、普段の日が「普通」でないとわからない、ということがわかりました。相変わらずリードは引っ張るし、拾い食いしようとするし、やんちゃさは変わりません。だからヴィーノが異常行動をとったのかどうかはわかりませんでした。
異常だったのは、人間たちだけだったのかも。動物たちはいたって冷静でした。
「人吠日食」でしたね。
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