韓国ドラマ 『ロードナンバーワン』 をDVDで観て
韓国ドラマ 『ロードナンバーワン』 (全20話) を見終わりました。
『ロードナンバーワン』 (Wiki参照)
「朝鮮戦争真っ只中の韓国を舞台に、その激戦下でジャンウ・スヨン・テホの3人の中心に繰り広げられる人間模様を描く。朝鮮戦争60周年記念にあわせ製作された。タイトルは南北朝鮮を縦断する「国道1号線」から命名され、物語も国道に沿う形で展開されていく。また本物の戦車も登場するロケによる大掛かりな戦闘シーンが繰り広げられ、総制作費は130億ウォン。」
朝鮮戦争が舞台ですが、基本、友情と愛情を描く人間ドラマです。
ひとりの女性スヨンを同時に愛するふたりの男。主人公のジャンウとテホ。
ふたりは同じ中隊で戦友となっていくのですが、最初は恋敵というので、何かと敵対します。やがてテホは、中隊長になったジャンウとの友情にめざめ、尊敬するようになります。そしてスヨンを諦めるのでした。
スヨンとは結婚できませんでしたが、でも、テホはもてる男です。スヨンの妹からも、野戦病院の女医からも。けっして不幸な男ではありませんでした。
主人公に近い登場人物が、意外と早い段階で死んだり、嫌われ役だった新中隊長が、あっけなく死んでしまうところなど、「あれっ?」と思うところもありますが。
戦闘シーンはさすがに迫力があったし、スヨンが生きるために戦場に放置された死体から食べものをあさるシーンは、鬼気迫るものがあります。すさまじくもあり、美しくもありました。俺にとっては一番印象的なシーンです。「生きる」とはこういうことなんだと、理屈抜きで思い知らせるものになっています。生々しいシーンが敬遠される日本のドラマがまるで学芸会のお芝居のように感じてしまうほどです。
また音楽もいいですね。いつかこの曲にインスパイアーされて(= 要するにこの曲をパクって)、曲を作ってみようかなと思います。
お勧めのドラマです。
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