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2012/07/24

「ウォシュレットG」が機械遺産に。そのうち和式ウォシュレットができるか?

120724(写真はマレーシア・クアラルンプールの路地)

機械遺産、新たにウォシュレットGなど5件選出
J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2012/07/23140256.html

ウォシュレットが機械遺産に選ばれたというニュース。

「ウォシュレット(Wikipedia)」によると、TOTOが販売したのは1980年6月だそうです。

1964年には、「東洋陶器(現・TOTO)が、米国から温水洗浄便座「ウォッシュエアシート」を輸入、販売を開始」とあるので、それ以前からアメリカでは原型となるものがあったらしい。

ところで、これは前にも書いたことですが、カイロのユースに泊まったとき、トイレへ行ったら「ウォシュレット」だった話。

もちろん、当時(1982年)は「ウォシュレット」なんてなかったので、そんな呼び方はしませんでしたが。「これはすごい」と感心したものです。

アジア、アフリカのかなりの国々では、「大」の方の用を足したあとは、紙は使わずに、水で洗うという方法です。エジプトもそうでした。

ただカイロのユースの便器は、一般庶民の使うしゃがむタイプの和式ふう便器ではなくて、腰掛けるタイプの洋式便器でした。外国人が多く泊まるからでしょうか。その便器の中には、パイプ(ノズル)が上を向いた状態で取り付けられていました。ちょうど肛門のあたりです。用が終わったら、蛇口をひねって水を出して肛門を洗うという仕掛けです。これは「ウォシュレット」そのものだったのです。

ところで、今年2月に訪れたマレーシアのクアラルンプールの公衆トイレでは、また違ったタイプのウォシュレット式トイレに遭遇しました。

ウォシュレット式は洋式トイレが普通ですが、クアラルンプールで見たのは、しゃがんでやる和式ふうトイレだったのです。もちろん中東などでも、しゃがんでやる和式ですが、脇に水道の蛇口とホースがあって、ホースの先は、自分で肛門に向けなくてはなりません。

ところが、ここのは優れものでした。ホースが見当たらなかったのですが、水道のコックのようなハンドルが付いていたので回してみました。すると、便器の後ろから水が肛門めがけて噴射されたのです。

ノズルは目立たなかったので、まさかそこから水が出るとは思っていなかったので驚きです。その距離30cm。角度といい、水量といい、絶妙なんです。TOTOも人の肛門の位置を研究したそうで、たぶん、マレーシアでも何人もの肛門の位置データを取った成果でしょう。

和式でもウォシュレットができるんだ、さすが肛門を水で洗う先進国は違うなぁと感心しました。日本では、和式ウォシュレットは、まだないのではないでしょうか? マレーシアにあるんだから、日本の技術をもってすれば、和式もできると思います。ぜひ作ってほしいと願っている、痔持ちの俺でした。

調べてみたら、過去発売されていたんですね。

「1996年に和式便器用の機種も発売されている。しかし、和式では使用しにくいことや一般家庭が洋式への移行が進んだことから普及せずに生産が終わった。」(wiki

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