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2012/08/31

茨城県つくば市 田んぼに満月 (ブルームーン)

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今日は茨城県で田んぼの撮影中ですが、あたりが薄暗くなりかけたとき月が出ました。

稲穂と月の写真です。

真っ暗な中、写真を撮っていると、犬連れのおじさんが「何やってるんですか?」と不審げに聞くので、「月と稲の写真を撮っています」と説明したのですが、無言で去っていきました。

おじさんにとっては、理由がわかっても俺が不審者にはかわりないようです。

たまたま車がやってきて田んぼがライトに照らされました。こういうのも、ちゃっかりと利用します。

なんだかツイッターで「2回満月」で賑やかだと思ったら、2回目の満月のことを「ブルームーン」というそうです。そうか今日はやっぱり満月だったんですね。もしかしたら明日かなと思ったので、あえて初めは「月」と書きました。

「ブルームーン」を見ると幸せなことがあるという言い伝えがあるそうです。

しまった! 知らずに見てしまった。それどころか写真まで撮ってしまいました。これ以上幸せになってどうするんだ?
 
でも大丈夫。当然ながら「ブルームーン」は「陽暦」での話です。「陰暦」では月の満ち欠けの暦なので、満月は1回限り。だから陰暦を使っている人たちは「ブルームーン」はないし、幸せにはなれません。そういうこと?


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2012/08/29

アレクサンドラ ・ホロウィッツ著『犬から見た世界』  ぐうたら犬に学ぶ

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毎日暑い日が続きます。

ヴィーノは、床に寝転がって「ぐうたら犬」です。いや、ほんとはどうなのでしょうか? ただ横になっているだけなのでしょうか?

アレクサンドラ・ホロウィッツの『犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること』という本を読みました。新聞に書評が載っていたので期待して読んだのですが・・・。

アマゾンの「BOOK著者紹介情報」によると、著者であるアレクサンドラ ホロウィッツ氏は、「現在、コロンビア大学バーナード・カレッジで心理学の非常勤助教授として教えながら犬の行動学の研究を続け、さらに、人間、サイ、ボノボにおける認知行動学の研究へと範囲を広げている。」とあります。

正直言うと、最後まで読むことはできなくて、3/4くらいで挫折しました。翻訳本なので文章が読みづらいというのはしかたないとして、内容にあまり新しい発見がなかったからです。今まで読んだ犬の本の内容を大幅に超える衝撃はありませんでした。自分の読解力の無さが原因かもしれませんが。

まぁそれでも、犬が生きている匂いの世界について考えるきっかけになったことは言うまでもありません。

犬が匂いで世界を見ているという話は、前から興味を持っていたことです。

匂いで見る世界ってどんな感じなのだろう?

以前「犬のような嗅覚を持つ女刑事 『デカワンコ』(2011/01/20)」でも書きましたが、もう一度書きます。

オリヴァー・サックス著『妻を帽子と間違えた男』には、麻薬を大量に服用して犬の夢を見て目覚めたとき、犬並みに嗅覚が鋭くなっていた医学生の話が出てきます。まるでカフカの『変身』のようなことが起こるのです。原因ははっきりしないらしいのですが(麻薬による幻嗅ではないのか?とも思うのですが)、抑制が外れて、もともと持っていた能力が使えるようになったということらしい。

三週間後、感覚は元に戻ってしまったが、「芳香あふれる世界があまりにも生き生きとしていてリアルだったので、まるで別世界へ旅をしているようでした。もう一度犬になれたらなあ、と思います」といっています。

ちょっとうらやましくもあります。

「俺が自分で見たんだから絶対だ」といいますが、それは人間が識別できる可視光線の範囲内だけの話で、見えないところにも現実はあるわけです。音に関してもそうだし、匂いに関してもそうです。動物学的に見れば、人間なんて、ほんとに能力が劣る、弱い腫と言っていいのかもしれません。だからこそ「脳」を発達させてきたのでしょう。生き残るために。

ヴィーノは、暑くて寝転がったままです。じっと動きません。一見「ぐうたら犬」です。でもよく観察してみると、鼻がたえず動いています。匂いを嗅いでいるのです。周辺の情報をキャッチし、「見回している」のです。

俺のことを、「こいつは暑くていらいらしているな」とか「さっき食べたばかりなのにもう腹すかせているな」とか、そういう情報も匂いで知っている可能性があります。

匂いの粒子はかなり離れていても漂ってきます。守備範囲は広いのです。俺たちが目で見る範囲以上のところの情報も匂いで知っています。極端に言えば、犬にとっては見えてなくてもいいのです。それほどの障害ではありません。

体が動いていないから「ぐうたら犬」と思ってしまうのは視覚を重視する俺たち人間の発想です。犬にとっては違っています。むしろこのクソ暑い中、エネルギーを使わず、動かずにいることは「ぐうたら」というより、むしろ「賢い」ことなのでしょう。

匂いの世界でぐうたらしているのは、むしろ人間のほうなのかもしれません。


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2012/08/27

静岡県伊東市 (5) 大室山から見た水田

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2012/08/26

静岡県伊東市 (4) 商店街と電線の光景

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伊東市内の商店街の光景。

日本全国どこにでもあるような電線のお祭り状態。無秩序に見えて、実は、すごく合理的でもある状態。俺はこういう混沌が嫌いではないのです。


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2012/08/24

静岡県伊東市 (3) 大室山と伊豆シャボテン公園

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伊東市の中心部から南へ。国の天然記念物に指定されている大室山へ行きました。標高580mの火山です。歩きの登山は禁止されているので、頂上まではリフトで登ります。

リフトを降りる直前、「写真を撮ります」と、おねえさんの声がどこからか聞こえてきて、半強制的に記念写真を撮られます。あとでこの写真を購入できます、という商売なのですが、俺はわざとそっぽを向いて撮影を拒否したら、おねえさんは黙ってしまいました。ある意味「同業者」なんだから許してね。

絶景です。伊東の街や富士山、そして海の向こうには東京スカイツリーも見えるらしいのですが、望遠レンズで覗いても、ツリーを見つけることは残念ながらできませんでした。

火口の周りは約1kmありますが、遊歩道を歩きながら雄大な風景を楽しむことができます。火口の底は、アーチェリー場になっていました。ロンドンオリンピックで、ちょっとだけメジャーになったアーチェリー競技。「走らなくてもいいから」という理由でアーチェリーをやり始めた選手の言葉に、共感したので、いつかはチャレンジしてみたいですね。

大室山の下にあるのが、伊豆シャボテン公園というテーマパーク。仕事でもなければ自分から進んで入るような場所ではないのですが、食わず嫌いとはいったもので、意外と良かったのです。

いろんな動物が身近に見れます。ペリカンがまるで作り物のようにじっとして動きませんでしたが、これもちゃんと生きています。世界中から集められたサボテンも面白い。日に何度か、ステージでは動物ショーを見ることもできます。俺が見たのは、鳥のショー。バカにできないですね。とても面白いショーでした。


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2012/08/22

今発売中の、雑誌 「栄養と料理」 2012年9月号にスリランカ紀行

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雑誌 「栄養と料理」 2012年9月号に、今年1月~2月に行ったスリランカの写真が6ページで掲載されています。

「食文化と世界遺産を訪ねて スリランカ 棚田探索紀行」

スリランカという名前は知っていても、どんな国なのか意外と知られていない国のひとつではないでしょうか。

今回も棚田やコメ食品を探すのが一番の目的でしたが、ジャングルにそびえる世界遺産「シギリヤ」の岩山、旅の最後は、2004年12月26日のスマトラ島沖地震によって発生した津波によって被害を受けた世界遺産「ゴール」の街も訪ねました。

機会があったら見てください。


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2012/08/21

静岡県伊東市 (2) 伊東温泉の「東海館」

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東海館は昭和3年に温泉宿として開業しました。伝統的な日本建築のすばらしさを随所に残した温泉宿はすばらしいものです。

平成9年、東海館の長い歴史はいったん幕を閉じましたが、平成13年、伊東の新しい観光名所として再生しました。

宿はなくなりましたが、見学はできます。中には落ち着ける和室の喫茶店があります。それと、土・日・祝に大浴場も営業しています。詳しい時間と料金は調べてください。

なお、東海館の隣が、「ホステル ケイズハウス伊東温泉 (Historical Ryokan Hostel K's House Ito Onsen)」という宿泊施設。外国人旅行者が多いようです。この建物も文化財で、見学もできます。


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2012/08/20

静岡県伊東市 (1) 宇佐美の山側から見た風景

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今まで何度か伊東市は通過しましたが、市内をゆっくり見て周るのは初めてです。掲載の写真は伊東市の北側、宇佐美の山側から見た風景です。

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2012/08/19

人間が犬から学んだことと、オリンピック団体競技メダルラッシュとの関係

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集団で行動する、集団で何かを達成する。

それは個人個人の能力以上の能力が発揮されることでもありますが、今回のオリンピックの日本人選手の団体競技のメダルラッシュを見ると、それが実感としてわかります。

選手たちのインタビューを聞いても「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかないと思った」とか、「周りで支えてくれたみんなのために」とか、人のために闘った結果がこんなメダルラッシュに結びついたわけです。

日本人は「集団行動が得意だ」ということは、昔から、自他ともにみとめる特性でした。それがこんなに目に見える形で再び現れたのは、311の震災があったからというのはこじつけかもしれませんが、日本人の潜在意識の中に、他人とのつながりの重要性が再認識されるようになったためではないか、とも思えます。「絆」というキーワードがやたら最近目にするようになったのも、その証拠でしょう。

戦後アメリカ型のものの考えかたとして、個性を伸ばそうとか、個人の意見をはっきり言おうとか、どちらかというと、「集団」よりも「個人」を尊重する文化の中にずっと俺たちは置かれてきたわけです。

うがった見方をすれば、アメリカにとっては、日本人がふたたび「集団」としての強さ(無謀さ・危険さ・バカさ)を発揮できないように、という思惑があったのかはわかりませんが、現実問題として、戦後の日本人は「個人」を重要視してきて、その反面「集団」をあまりいいとは思わない、少なくとも俺個人はやたらと「個性を大切に」と教育されてきたというふうに感じています。

そのことはいいこともありましたが、最近はあまりにも「個人」重視の社会、「俺さえ良ければ」という社会になってしまいました。でもやっぱり何かが違うと気がついてきた。どっちがいいか悪いかではなくて、両方のバランスなんでしょうが。

そこで犬の話です。

これは前にも書いたことですが、オーストラリア先住民アボリジニーには、「犬のおかげで人間になれる」という言葉があるそうです。

ある説では、人間がオオカミと接するようになって、オオカミのように行動して考えるようになりました。集団で狩をすること、複雑な社会構造、誠実な友情、縄張り意識などを、それまで持っていなかった人間はオオカミや犬から学んできたというものです。

集団で狩をすると個人では倒せなかった獣を倒すことができました。集団行動を取り入れたことが肉体的に弱かったホモ・サピエンスでも発展をとげることができた理由のひとつらしいのです。(絶滅したネアンデルタール人は、犬を飼っていなかったと考えられています)

つまり日本人の「和」を尊び、「他人のために」何かをやるということの原点には、大げさに言えばホモ・サピエンスが生き残ってきた「極意」があるわけです。

そう考えると、今、世界中にいろんな問題が起こっていますが、もしかしたら、解決策がこのあたりにあるのではないか、という希望のようなものを感じます。

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2012/08/18

福井昭夫絵画展(2012) 東京都目黒区自由ヶ丘「るなん」で

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友人画家の絵画展の案内です。

自由が丘駅近くのCOFFEE&GALLERY「るなん」で、福井昭夫絵画展があります。今回は秩父、奥多摩、東京都内の風景です。

『福井昭夫 絵画展』

期間: 2012年8月23日(木)~9月4日(火)【8月29日休み】
     12:00~20:00 【最終日19:00】

場所: COFFEE & GALLERY るなん
     〒152-0035 目黒区自由ヶ丘1-9-6
     Phone: 03-3724-1785


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2012/08/17

高田馬場のミャンマー&カチン料理店「オリエンタルキッチン マリカ」

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友人が今度ミャンマーに移住するというので、送別会というかたちで、Campur Photo のメンバーたちと高田馬場で飲み会をしました。

最近はいっそう民主化が進みつつあるミャンマーで、日本人の関心も高まっていますが、友人は20年以上も前からミャンマーに通い続けているミャンマー旅行のスペシャリストです。新天地を求めての決断ではないでしょうか。

食事した場所は高田馬場・早稲田通りにある「オリエンタルキッチン マリカ (Oriental Kichen Mali Hka)」です。オーナーがミャンマーのカチン族で、メニューは主にミャンマー&カチン料理でした。 

カチンの家庭サラダ、牛ホルモンの煮込み、北部ミャンマーの伝統まぜご飯などを注文しましたが、一番気に入ったのは、掲載写真の「鹿の干し肉とタマネギの和え物」です。

この鹿肉はミャンマーからの輸入品だそうです。臭みもなく塩味がきいた鹿肉の歯ごたえは、ビーフジャーキーのような感じ。タマネギのスライスとパクチー(香菜)といっしょに油で和えてあります。ミャンマーでは油はピーナツ油を使いますが、ここではサラダ油を使っているそうです。ビールのつまみにもってこいで、メンバー全員お気に入りになりました。

店の案内はこちらに詳しく載っています。
http://ayeyarwady.com/myan_restaurant/malihka/

マリカを出て、今度は神田川沿いの居酒屋で飲みなおしました。

友人がミャンマーでちゃんと落ち着いたら、あわよくば、俺たち(妻とヴィーノ)も行けるのではないか、と考えたり。

いつかはやってみたい海外での生活。フランスで暮らしたのはずいぶん昔のことです。今度はミャンマーも面白いかなとも思いますが(マレーシアも候補です)、実現するかどうかは今のところわかりません。だから友人がうらやましくなってしまいました。


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2012/08/16

大分県宇佐市院内町の個性的な石橋を訪ねる

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120816_4(写真は上から、分寺橋、御沓橋、鳥居橋、荒瀬橋)

先日、シャンプー「凛恋」のCMのロケ地として大分県宇佐市院内町の「両合川橋」を紹介しましたが、今日はついでに、町内の石橋について。

院内町には数回行っていますが、最初は「両合の棚田」を見るために行ったのがきっかけで、この町には74(あるいは75)基の石橋が残っていることを知って、その後も訪ねるようになった町です。

「両合川橋」の他にも魅力的な石橋がたくさんあります。ひとつひとつ個性的な石橋を訪ねてまわるのも面白い。以下、橋のデータは、立っていた看板からのものです。

【分寺橋】
昭和20年(1945)に架設されました。長さ46.0m、高さ7.25m。比較的新しい端ですが、3連アーチの美しい橋です。

【御沓橋】
大正14年(1925)に架設。長さ59.0m、高さ14.7m。3連のアーチ橋で、橋長は町内で最長です。

【鳥居橋】
大正5年(1916)に架設されました。橋の長さ55.15m、高さ14.05m、5連アーチの石橋。昭和26年の「ルース台風」時の水かさにも耐えて残った強度を持った橋です。

【荒瀬橋】
大正2年に架設されたこの橋は、長さ47.4m、高さ18.3mの2連アーチ(めがね橋)です。架設当時は、有料の橋でした。


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2012/08/14

シャンプー「凛恋」のCMのロケ地、大分県「両合川橋」と「両合の棚田」

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最近、シャンプー「凛恋」のTVコマーシャルに石橋と棚田が出てきますが、「これはあそこだ!」と、ピンときました。

【公式】凛恋 リンレン CM 「日本の幸」篇

この中で石橋のシーンはわずか3秒ですが、ロケ地になっているのは(あくまでもこの石橋のシーンだけですよ。あとは知りません)、大分県宇佐市院内町の「両合川橋」です。1998年に国の登録有形文化財として登録されています。

石橋自体は、山間の滝貞川にかかる小さなアーチの石橋なのですが、周りは「日本の棚田百選」にもなっている「両合の棚田」で、ロケーションがすばらしい。第9回美しい日本のむら景観コンテストで「むらづくり対策推進本部長賞」を受賞しています。ちなみに季節は、田植え前なので、5月か6月だと思います。

院内町といえば、、「日本一の石橋の町」と呼ばれることもある、石橋で有名なところで、以前、「両合川橋」を含む10基くらいの石橋を周って写真に撮り、一部は雑誌で発表しています。

また、街の中心から「両合の棚田」へ行く途中に、温泉がありますが、ここがまた良かった。名前を忘れてしまいましたが、露天風呂があったと思います。山の中の素朴な露天風呂はゆっくりできました。


「両合川橋」以外の橋はこちらでどうぞ。

「大分県宇佐市院内町の個性的な石橋を訪ねる(2012/08/16)」
 
 

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2012/08/11

『息もできない夏』で登場した「リンゴのティラミス」のリンゴは

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フジテレビで毎週火曜夜9時から『息もできない夏』というドラマが放映されています。 武井咲が主演で、パティシエを目指す女の子の話だそうです。

ドラマのHPはこちら。

http://www.fujitv.co.jp/ikimodekinai_natsu/index.html

今週は第5話で、ドラマの中に「リンゴのティラミス」が登場しました。

このお菓子に、山形県朝日町の椹平の棚田にも近い、「世界のりんご園」のリンゴが使われています。 「世界のりんご園」は、13カ国170品種のりんごが栽培されていて、世界各国のリンゴの木を見ることができます。

上に掲載の写真は、朝日町から提供されたものです。ドラマ本番の撮影で使われたもので、ティラミスの上にちょこんと乗っているリンゴ飴がそうです。

このリンゴは「ジェイダーリング」という品種だそうで、撮影当時(7/15頃)、このリンゴの大きさはサクランボの小さい玉くらいでした。

びっくりしました。何も聞かないで見たら、サクランボかなと思うくらいの小ささ。見た目もかわいらしいし、これはお菓子関係者も目をつけるわけですね。

製作者のブログに記事が載っています。

http://www.tsujicho.com/hotnews/cat621/ikimodekinai/index.html


ところでリンゴ園に隣接してあるのが「りんご温泉」。俺も朝日町に行ったときは何度か入っている温泉です。湯船にリンゴが浮いていて、入浴後はほんのりとリンゴの香りになる(おじさんはどうかわかりませんが)、リラックスできるいい温泉です。

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2012/08/09

サウジアラビアからオリンピック初参加の女子選手たちをめぐって

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今回オリンピックで注目していたサウジアラビア初参加の女子参加選手たち。(「シリア、サウジアラビア、ブルネイ、カタールの女性選手たち」(2012/07/29)

柔道女子78キロ超級に出場した16歳のウォジダン・シャハルハニ選手は、1回戦でプエルトリコの選手に、開始から1分22秒で敗れました。

Wojdan Shaherkani Judo Women's +78kg

サウジにとっても歴史的な出来事であったはずですが、彼女の出場に対して、サウジでは批判を受けているらしいのです。

ツイッターでは、勇気をたたえるコメントもある一方で、「貞節な女性とはとても言えない」、「反イスラムだ」と書き込まれるなど、かなり批判されているとのこと。

日本では考えられないことですが、女性に体育の授業がないとか、女性に車の運転も許さないとかいわれている保守的な国なので、女性が衆人の前で運動するなどもってのほかなのでしょう。

それに対して、ウォジダン・シャハルハニ選手の父親は、「娘の批判者をまとめて提訴する」と言っていて、すでに弁護士を雇ったそうです。たいへんな騒動になっています。

サウジからの参加女子選手、もうひとりのサラ・アッタール選手は、昨日の女子800m予選に出場しました。ちょうどテレビでやっていたので見ることができました。

Sarah Attar Athletics Women's 800m

このページのプロフィール写真が削除されています。2週間前は、ちゃんと顔写真が載っていたのに。ただし、そのときは、被り物をしていませんでした。それに対する批判があって、削除したのかもしれません。ウォジダン・シャハルハニ選手の件を考えれば、ありえる話ですね。それと生まれた場所も、サウジとなってますが、実際は、アメリカらしい(wiki)。これも何か裏事情がありそうです。

800mレースですが、先頭の選手が約2分01秒でゴールしたのですが、彼女は約2分45秒でゴール。彼女だけ他の選手たちから飛びぬけて遅かった。

でも競技場の雰囲気は暖かでした。彼女は全身を覆っているので(明るい色でおしゃれでした。さすがアメリカ育ち)すぐイスラム教徒の選手だとわかるし、たぶんサウジからの初めての女性選手だという事情を知っているらしいので、彼女の極端に遅いゴールも暖かい拍手で見守りました。

なんだか感動的ですね。

2選手とも、たいへんな事情を抱えながらの参加です。

ただ、サラ・アッタール選手はアメリカ生まれ、アメリカ育ちの大学生で、サウジとアメリカ、2つの国籍を持っています。だから厳密にはサウジからの参加選手というわけではないかもしれません。試合後アメリカに帰るので、仮に批判されても影響は少ないのではないでしょうか。ウォジダン・シャハルハニ選手とは事情が違っています。

なので、サウジの保守的な人にとってはウォジダン・シャハルハニ選手の参加というのが、より大きな問題なのだなぁと想像できます。

彼女は史上初めて参加した女子選手だとサウジの歴史にも刻まれるのでしょう。でも50年ほどたったとき、彼女は英雄になっているのか、それとも、まだ批判の対象になったままなのか。どっちなんでしょうか。

国民から応援もされないで参加することの辛さ。家族までもが批判にさらされるという環境。

実は「30日のサウジアラビアの地元紙によると、シャハルハニ選手の父は、娘がヒジャブを脱がなければならないのなら、競技には出場させないと断言していた(CNN)」そうです。結果的には被り物OKが出て参加できました。

この話から想像すると、父親は娘のことをかばうため、あえて地元新聞で「出場させない」と強気に断言して見せた、とも考えられます。批判をかわすためです。彼女は父親に柔道を習ってきたらしい。オリンピック出場は、親子の目標であったようです。

「参加することに意義がある」といわれますが、ほんとに彼女のような選手を見ると、そう思います。

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2012/08/08

「まだみんなが魅力に気が付いていない競技」のオリンピック日本人選手たちに拍手

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オリンピック期間はわくわくします。

毎日いろんな競技を見ることができます。柔道、競泳、体操、サッカー、卓球、バレーボールには興奮しましたね。

普段なら見ることができない日本ではマイナーな競技も見れるのがオリンピックのいいところ。そしてなんといっても、そんなマイナーな競技でも、こつこつと努力している選手たちがいることに、拍手を送りたくなります。

「日本初のメダル」を取ったりすると、それまで注目もされず、でもひたすらがんばってきた選手たちに「ほんとに良かったですね」と声をかけてハグしてあげたい気分です。まったく彼らとは面識もないし、競技も見たことがなかったのに、なぜかシンパシーを感じてしまいます。

世間というのはドライなもので、「強くない」「メダルがない」ということでその競技に関わっている人は別ですが、一般的にはニュースにもならないし試合が放映されることもありません。

もちろん、日本ではマイナーでも、ある外国ではめちゃくちゃメジャーなわけですが。

「マイナー」と書きましたが、もちろんやっている人たちは、「マイナー」だとは思っていないし、ただ、面白い・好きだから続けているに違いありません。「マイナーだからやっています」という人は皆無なのではないでしょうか。(俺のようなひねくれ者も中にはいるかもわかりませんが)

そしてそのマイナーさがハングリー精神にもつながっているかもしれないので、一概にマイナーであることが良いとか悪いとかはないと思いますが。

女子サッカーが一躍メジャーなスポーツになりましたが、それもあのワールドカップ優勝があったからで、そうじゃなければ、今もって興味を持つ人は少なかったはずです。なでしこジャパンに好感を持つのは、マイナーであったときからかわらない姿勢で試合に臨んでいるひたむきな姿に、まだ「素朴さ」を感じるからです。「日本だから」というよりも「マイナーだったから」もっと応援したくなります。

実は、俺も「マイナーなテーマですね」と言われることがあります。「棚田」のことです。20年前からみたらずいぶん「棚田」という言葉自体も浸透してきていますが、でも一般的な日本人にはまだ「マイナー」らしいのです。

俺はぜんぜん「マイナー」だとは思ってないし(嘘)、そもそも写真のテーマに「マイナー」も「メジャー」もありません。そういうイメージで見るのは、完全にその人の主観でしかなく、もっと言えば、他人の評価でしか物を判断できない「おバカさん」であることを自ら証明しているようなものなので、俺は「マイナーですね」といわれたときは、苦笑いしながら、「こいつバカだなぁ」と内心思っていますので、今後、「マイナーですね」という人は注意してください。

こういう事情があるので、特にマイナー競技の選手たちにシンパシーを感じるのかもしれません。

ここで「マイナー」という言葉をさんざん使ってきましたが、ちょっと違いますね。俺も「おバカさん」になってしまいます。「マイナー」ではなくて、「まだみんなが魅力に気が付いていない」という言葉に置き換えようと思います。

結局、愚痴になってしまいました。


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2012/08/06

オリンピック男子柔道に金メダルがなかったというニュース

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柔道は4年ごとのオリンピックで観戦するくらいで、柔道に関しては何も知らないのですが、さかんに「男子柔道に金メダルがなかった」ということが大きく取り上げられていて、素人ながらも、これは大事件なのか?と。

他の競技の選手たちの明るい表情とコメントに比べて、柔道選手たちの、なんと悲壮感いっぱいの表情と暗いコメントか。日本柔道を背負わされて出場した選手たちの重圧がひしひしと伝わるだけです。試合前から出場選手は、すでに一本を取られているような感じです。見ていても辛くなってきます。

なぜ、問題になっているかというと、柔道は日本が発祥の地である、だから一番強いのがあたりまえ、一番強くあらねばならない、というプライドといったらいいか、使命感みたいなものがあるからなのでしょう。

これは日本人力士が横綱になれないことを嘆く感覚と通じるものがあります。

「一本」にこだわる日本の「柔道」とポイントを取りにいく「JUDO」の違いのようなことも言われています。

もし、オリンピックで「一本」にこだわる「日本的美意識にかなった柔道」を求めるのであれば、ルールを決めるときにそれを反映させなければならないでしょう。ルールが決まった以上、そのルール内で勝つことは何の問題もないからです。

よく言われるのが、世界に対しての「主張」や「交渉」がヘタな日本人だそうです。試合以前に、オリンピックのルールを決める議論で負けているという現状があるらしい。

そんなに「日本的美意識にかなった柔道」が「良い」というなら、英語が堪能で、押しが強く、頭がいい人間を、世界柔道連盟(?)に送り込み、理事長かなにかにしてしまうしかないかもしれません。

ただ、あるスポーツ記者が言っていましたが、「日本人が弱くなった」というより「世界が強くなった」ということで、柔道のレベルの底上げが行われている現状は悪いことではない、といった内容の発言に、なるほどなぁと思いました。「日本人」のためではなく「柔道」のためにはいいことなのかもしれません。

スポーツに限りませんが、世界に出たら、お人よしだけではない、むしろずるい人がたくさんいるんだという、性悪説を持って臨むことも、これからは必要になってくるかもしれません。

俺も外国へ出たときは自己嫌悪に陥るくらいに人を疑ってしまうわけですが、でも、「わるいやつがいる」ということを常に思いながらも、やっぱり信用できる人間もいるわけで、その見極めは、「わるいやつがいる」と思っているからこそ、はっきり見えるということもあるのです。

みんな和気あいあい、みんな正直で、みんな助けあって、みたいな、日本人には麗しい面もありますが、それは裏を返せば、島国だけで通じる常識であって、世界の常識とは違っています。柔道が世界のJUDOになるのを拒否しないのなら、形が変わっていくのも、ある意味しかたないことだと思います。

でも、あくまでも「日本的美意識にかなった柔道」にこだわって、「柔道」を「JUDO」と切り離し、日本柔道がガラパゴス島の絶滅危惧種のようになって生きるのも悪くないかもしれませんが。


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2012/08/02

ゴミ問題のやっかいさ

120802(岩手県山田湾の瓦礫置き場 2012年4月30日撮影)

近所でゴミに関して、ちょっとしたトラブルがありました。

今まで使っていたゴミ集積所が新築工事のために4ヶ月ほど使えなくなるので、そのつなぎとして、向かいの家の電柱のところに置かせてもらえないだろうかと班長が頼んだそうです。

でも、かたくなに拒否されました。目の前にゴミが置かれることは絶対嫌らしいのです。

そんな交渉があったことを夕方自宅に戻ったとき班長から聞いたのですが、じゃぁゴミをどこに置くか近所の人たちでああでもないこうでもないと悩んでいたらしいのです。

その解決策としてウチの前に置くことで決着しました。みんなのためというわけではなく、俺と妻はアジアの汚い国を周っていたので、ゴミに関しては寛容なのです。期間限定で、ずっと、というわけでもないし。

ささいな近所のゴミ問題でさえこのありさまなのだから、津波で出た瓦礫を移動して処理することに反対する人がいてもあたりまえだなと思いました。放射性物質のないゴミでもそうなんだから、放射性物質が含まれているかもしれないゴミに関しては、おして知るべし。

ところが翌日、なんとなく「嫌な予感」がして、市役所に電話して確認してみると、届けてあるゴミ集積所をわずか4m移動するだけでもダメと言われてしまいました。ゴミ収集車が通っている道に「完全に面していなければならない」というのです。

食い下がったのですが、「安全性の問題(収集員が4m離れたとき子どもなど巻き込んだら危険だ)」と「例外は認められない(道路に面していないところを1ヶ所でも認めてしまうと、次々に出てくる)」ということでダメになりました。だから振り出しに戻りました。「嫌な予感」は的中しました。

ただ午後、なんと市役所の職員が確認に来てくれました。問題は変わらないのですが、来てくれたことに、市役所の好感度はアップしました。

結局、次の通りの家の人たちの同意を得て、工事中はそこに置かせてもらえることになりました。

これで一件落着と思ったのですが・・・。

ゴミ置きを拒否した家に対する他の人たちの反応ですが、喧嘩のようになってしまいました。「村八分」と言ったら大げさかもしれませんが、嫌な空気が漂っています。どうしてこんなささいなことから、こんな風になっていってしまうんでしょうか。

「ゴミを置かれたくない」と拒否するのは別にいいと思います。それは自由です。ただ角を立てない拒否の仕方っていうのもあると思うんですが。近所の人の感情を逆なでするような発言もあったようです。(「村八分」の件はこの家の人がみんなに謝罪したことで納まりました)

最近はご近所トラブルが増えていると聞いていましたが、まさか自分もそんなことを体験するとは。それにしても、ゴミ問題はやっかいです。

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2012/08/01

いまさらですが、映画 『猿の惑星 創世記』 をDVDで観て

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1968年に公開された『猿の惑星』、1970年代に『続・猿の惑星』から『最後の猿の惑星』の4作がすばらしかった、インパクトがあったからでしょうか、今回の『猿の惑星 創世記』も、2001年に公開された『PLANET OF THE APES/猿の惑星』も、『猿の惑星』を越えることはできなかったように思います。

最後、チンパンジーのリーダー・シーザーの元、団結した猿軍団が、人間の騎馬警官隊と戦うシーンがありました。

シーザーが、馬に乗って突進してくるシーンは、『猿の惑星』第一作目、とうもろこし畑で猿の騎馬軍団が人間狩りをするところを彷彿とさせました。これを暗示させるための騎馬警官隊だったのかもしれませんが、これだけの大事件なのに、それに対応する警察官がやたら少ない感じがしたし、ヘリコプターも1機だけ。ちょっと違和感を覚えました。

監督のルパート・ワイアットは「これは神話の一部分であり、そう見えるようにしなくてはならない。他の映画との関連はなく、オリジナル・ストーリーである。旧作が好きな人も満足してくれるだろう。」(wiki)と語っています。

「他の映画との関連はない」と言っていますが、どうしても『猿の惑星』シリーズと比較してしまいます。

やっぱり「初めて」にはかないません。猿が人間を支配する、しかもその惑星は地球だった、という衝撃を越えるのは難しいのでしょう。

やたら特殊撮影技術のすごさだけ気になってしまい、物語としてのインパクトを下げてしまったのではないかとさえ思いました。

まぁこれはこれで、『猿の惑星』と比較しないなら、、ビール飲みながら楽しむ程度のクオリティはもちろんじゅうぶんにあると思います。おもしろい映画でした。


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