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2012/08/08

「まだみんなが魅力に気が付いていない競技」のオリンピック日本人選手たちに拍手

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オリンピック期間はわくわくします。

毎日いろんな競技を見ることができます。柔道、競泳、体操、サッカー、卓球、バレーボールには興奮しましたね。

普段なら見ることができない日本ではマイナーな競技も見れるのがオリンピックのいいところ。そしてなんといっても、そんなマイナーな競技でも、こつこつと努力している選手たちがいることに、拍手を送りたくなります。

「日本初のメダル」を取ったりすると、それまで注目もされず、でもひたすらがんばってきた選手たちに「ほんとに良かったですね」と声をかけてハグしてあげたい気分です。まったく彼らとは面識もないし、競技も見たことがなかったのに、なぜかシンパシーを感じてしまいます。

世間というのはドライなもので、「強くない」「メダルがない」ということでその競技に関わっている人は別ですが、一般的にはニュースにもならないし試合が放映されることもありません。

もちろん、日本ではマイナーでも、ある外国ではめちゃくちゃメジャーなわけですが。

「マイナー」と書きましたが、もちろんやっている人たちは、「マイナー」だとは思っていないし、ただ、面白い・好きだから続けているに違いありません。「マイナーだからやっています」という人は皆無なのではないでしょうか。(俺のようなひねくれ者も中にはいるかもわかりませんが)

そしてそのマイナーさがハングリー精神にもつながっているかもしれないので、一概にマイナーであることが良いとか悪いとかはないと思いますが。

女子サッカーが一躍メジャーなスポーツになりましたが、それもあのワールドカップ優勝があったからで、そうじゃなければ、今もって興味を持つ人は少なかったはずです。なでしこジャパンに好感を持つのは、マイナーであったときからかわらない姿勢で試合に臨んでいるひたむきな姿に、まだ「素朴さ」を感じるからです。「日本だから」というよりも「マイナーだったから」もっと応援したくなります。

実は、俺も「マイナーなテーマですね」と言われることがあります。「棚田」のことです。20年前からみたらずいぶん「棚田」という言葉自体も浸透してきていますが、でも一般的な日本人にはまだ「マイナー」らしいのです。

俺はぜんぜん「マイナー」だとは思ってないし(嘘)、そもそも写真のテーマに「マイナー」も「メジャー」もありません。そういうイメージで見るのは、完全にその人の主観でしかなく、もっと言えば、他人の評価でしか物を判断できない「おバカさん」であることを自ら証明しているようなものなので、俺は「マイナーですね」といわれたときは、苦笑いしながら、「こいつバカだなぁ」と内心思っていますので、今後、「マイナーですね」という人は注意してください。

こういう事情があるので、特にマイナー競技の選手たちにシンパシーを感じるのかもしれません。

ここで「マイナー」という言葉をさんざん使ってきましたが、ちょっと違いますね。俺も「おバカさん」になってしまいます。「マイナー」ではなくて、「まだみんなが魅力に気が付いていない」という言葉に置き換えようと思います。

結局、愚痴になってしまいました。


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