ゴミ問題のやっかいさ
近所でゴミに関して、ちょっとしたトラブルがありました。
今まで使っていたゴミ集積所が新築工事のために4ヶ月ほど使えなくなるので、そのつなぎとして、向かいの家の電柱のところに置かせてもらえないだろうかと班長が頼んだそうです。
でも、かたくなに拒否されました。目の前にゴミが置かれることは絶対嫌らしいのです。
そんな交渉があったことを夕方自宅に戻ったとき班長から聞いたのですが、じゃぁゴミをどこに置くか近所の人たちでああでもないこうでもないと悩んでいたらしいのです。
その解決策としてウチの前に置くことで決着しました。みんなのためというわけではなく、俺と妻はアジアの汚い国を周っていたので、ゴミに関しては寛容なのです。期間限定で、ずっと、というわけでもないし。
ささいな近所のゴミ問題でさえこのありさまなのだから、津波で出た瓦礫を移動して処理することに反対する人がいてもあたりまえだなと思いました。放射性物質のないゴミでもそうなんだから、放射性物質が含まれているかもしれないゴミに関しては、おして知るべし。
ところが翌日、なんとなく「嫌な予感」がして、市役所に電話して確認してみると、届けてあるゴミ集積所をわずか4m移動するだけでもダメと言われてしまいました。ゴミ収集車が通っている道に「完全に面していなければならない」というのです。
食い下がったのですが、「安全性の問題(収集員が4m離れたとき子どもなど巻き込んだら危険だ)」と「例外は認められない(道路に面していないところを1ヶ所でも認めてしまうと、次々に出てくる)」ということでダメになりました。だから振り出しに戻りました。「嫌な予感」は的中しました。
ただ午後、なんと市役所の職員が確認に来てくれました。問題は変わらないのですが、来てくれたことに、市役所の好感度はアップしました。
結局、次の通りの家の人たちの同意を得て、工事中はそこに置かせてもらえることになりました。
これで一件落着と思ったのですが・・・。
ゴミ置きを拒否した家に対する他の人たちの反応ですが、喧嘩のようになってしまいました。「村八分」と言ったら大げさかもしれませんが、嫌な空気が漂っています。どうしてこんなささいなことから、こんな風になっていってしまうんでしょうか。
「ゴミを置かれたくない」と拒否するのは別にいいと思います。それは自由です。ただ角を立てない拒否の仕方っていうのもあると思うんですが。近所の人の感情を逆なでするような発言もあったようです。(「村八分」の件はこの家の人がみんなに謝罪したことで納まりました)
最近はご近所トラブルが増えていると聞いていましたが、まさか自分もそんなことを体験するとは。それにしても、ゴミ問題はやっかいです。
| 固定リンク
コメント