いまさらですが、映画 『猿の惑星 創世記』 をDVDで観て
1968年に公開された『猿の惑星』、1970年代に『続・猿の惑星』から『最後の猿の惑星』の4作がすばらしかった、インパクトがあったからでしょうか、今回の『猿の惑星 創世記』も、2001年に公開された『PLANET OF THE APES/猿の惑星』も、『猿の惑星』を越えることはできなかったように思います。
最後、チンパンジーのリーダー・シーザーの元、団結した猿軍団が、人間の騎馬警官隊と戦うシーンがありました。
シーザーが、馬に乗って突進してくるシーンは、『猿の惑星』第一作目、とうもろこし畑で猿の騎馬軍団が人間狩りをするところを彷彿とさせました。これを暗示させるための騎馬警官隊だったのかもしれませんが、これだけの大事件なのに、それに対応する警察官がやたら少ない感じがしたし、ヘリコプターも1機だけ。ちょっと違和感を覚えました。
監督のルパート・ワイアットは「これは神話の一部分であり、そう見えるようにしなくてはならない。他の映画との関連はなく、オリジナル・ストーリーである。旧作が好きな人も満足してくれるだろう。」(wiki)と語っています。
「他の映画との関連はない」と言っていますが、どうしても『猿の惑星』シリーズと比較してしまいます。
やっぱり「初めて」にはかないません。猿が人間を支配する、しかもその惑星は地球だった、という衝撃を越えるのは難しいのでしょう。
やたら特殊撮影技術のすごさだけ気になってしまい、物語としてのインパクトを下げてしまったのではないかとさえ思いました。
まぁこれはこれで、『猿の惑星』と比較しないなら、、ビール飲みながら楽しむ程度のクオリティはもちろんじゅうぶんにあると思います。おもしろい映画でした。
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