数え年97歳の誕生日を祝う沖縄の行事「かじまやー」のニュース
数え年97歳の誕生日を祝う沖縄県の行事「かじまやー」のニュースを見ました。
ちゃんと旧暦でやっていると聞いて、さすが沖縄、旧暦が生きているんだなぁと感心しました。今日2012年10月21日が、旧暦9月7日なのです。
沖縄 長寿祝う「カジマヤー」のパレード
(NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121020/k10015891711000.html)
明治6年に新暦(西洋暦/グレゴリオ暦)が導入されて、祭りとか行事の日付は、だんだん新暦に置き換えられてきました。単純に、旧暦の日付を新暦に直しただけだったり、苦肉の策として新暦から1か月遅らせた「月遅れ」でやっているものもあります。旧暦7月15日(ほぼ満月)のお盆は、ほとんど月遅れの新暦8月15日(満月とは限らない)に行われてるのはご存知の通りです。それをほとんどの人が疑問を持たずに行っています。
最近では、とくに祭りなどは、土日に移したりしています。こうなると、ほとんど本来の意味はありません。旧暦というのは、月の満ち欠けに従った日付なので、もともとは、その日付と月の形はほぼ対応していたのです。だから月遅れでも意味が薄れたところにもってきて、土日になってしまったら、その祭りor行事の日付が持っていた意味は完全に無視されたことになってしまいます。
ただ、そうは言っても、現代は土日じゃないと人が集まらないとか、仕事の関係で休みが取れないという事情があるのもわかるので、しかたのないことかなぁとも一方では思います。「月の満ち欠け」よりも「曜日」が重要になったのが現代です。
だからこの「かじまやー」のニュースを見たとき、沖縄はさすがだ、へぇ~と感心してしまったのでした。
にほんブログ村
| 固定リンク
コメント