「独立の父」 シアヌーク前国王死去のニュース
(↑: アンコールワット 中: 水祭り ↓: キリング・フィールドにある慰霊塔の人骨)
シアヌーク前国王死去
(http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2012101501001063/1.htm niftyニュース)
「20年以上にわたる内戦や混乱を経て平和を実現したカンボジアの「国民統合の象徴」だったノロドム・シアヌーク前国王が15日、滞在先である北京の病院で死去した。89歳だった。政府は死因を「病気のため」と発表。前国王の側近は心不全だと述べた。1941年に18歳で即位。53年、旧宗主国フランスからの完全独立を達成し「独立の父」として国民から敬愛された。」
ベトナム戦争に巻き込まれカンボジアは内戦状態になりました。1970年、親米派のロン・ノル将軍のクーデターでクメール共和国が樹立。クメール・ルージュが台頭し、1975年4月17日、独裁者ポル・ポト政権が成立しました。飢餓、虐殺などで100万とも200万人以上ともいわれる人々が犠牲になりました。シハヌーク前国王はポル・ポト政権下、軟禁状態にあったこともあります。
カンボジア和平のプロセスにはシハヌーク前国王の影響が大きかったとのこと。
ところで、1984年制作の『キリング・フィールド』(The Killing Fields)という映画がありました。
アメリカ人ジャーナリストのシドニーと、現地の新聞記者であり通訳でもあるプラン(カンボジア人)の友情を描いた作品。
プランはクメールルージュに捕らえられ、死ぬかもしれない目にあいますが、最後はなんとか隣国の難民キャンプに逃れてシドニーと再会します。この映画でも描かれているポル・ポト政権下で大量虐殺が行われた刑場跡が「キリング・フィールド」とよばれます。
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