写真集 『花咲(わら)う 被災地の櫻と復興』 のプロモーションビデオ
『花咲(わら)う 被災地の櫻と復興』 は2月27日ころ書店に並びます。
2011年と2012年に東日本大震災の被災地の桜と復興に向かう人々を撮影した写真集。作家、玄侑宗久氏の「櫻と東北」を掲載。
写真: 青柳健二
文: 玄侑宗久
出版社: 廣済堂出版
定価: 1,260円(税込)
発売日: 2013/2/27
ISBN:978-4-331-51700-0
俺は今まで、人並みに花見をする程度で、本格的に桜の写真を撮りたいと思ったこともありませんでした。でも、海に流されたり、枝が折れたり、傷付きながらも各地でけんめいに生きている桜という「命の木」に、初めて美しさを感じたのです。桜がこんなにも「強い」イメージはなかったからです。また「津波や放射能になんか負けるもんか」と言っているような桜が被災者の姿とだぶって見えました。
復興へ取り組む1年間を桜を通して記録すること。それが俺にできることだと確信しました。
どうして桜は人を元気にしてくれるのだろうか。それを考えながら写真を撮り続けました。俺自身、咲(わら)う桜と被災した人々の笑顔から、勇気と元気をもらうことができました。
この写真集でみなさんの今までの「桜」のイメージが少し変わるかもしれません。
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