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2013/03/31

東北の咲【わら】う桜 (23) 岩手県山田町 陸中海岸船越家族旅行村

130331_1(陸中海岸船越家族旅行村 2012年5月1日)

130331_2(2012年5月1日)

130331_3(仮設住宅からバスで通学する 2012年5月1日)

130331_4(瓦礫置き場 2012年4月30日)

130331_5(カキ小屋 2012年4月30日)

国道45号線から山田湾を南に回りこむように東に入ると、右手に瓦礫置き場があります。大量の瓦礫を横に見ながら500mほど進むと「カキ小屋」が見えてきます。

山田湾には今、新しい黄色いブイ(浮き球)がたくさん浮かんでいます。山田湾もカキやホタテの養殖が盛んなところで復活しています。

山田湾の「カキ小屋」は4年前に始まりましたが、津波で流され、場所を移動して新装開店の運びになりました。2500円(2012年4月情報)で蒸しカキ食べ放題。季節によって、カキではなくて、他の海鮮になるそうです。

このカキ小屋の近くにある陸中海岸船越家族旅行村には桜の木がたくさんあります。2012年訪ねたときは、ちょうど桜祭りの最終日でした。

地元の人と話をしたら、今年(2012年)は桜を見る余裕が出たとのこと。去年(2011年)は、花見どころではなく、桜がいつ咲いていたかも記憶にありませんといっていました。

 
 
 

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2013/03/30

東北の咲【わら】う桜 (22) 岩手県大槌町 大槌川沿いの桜など

130330_1(大槌川沿いの桜)

130330_2(国道45号線から 2002年4月29日)

130330_3(国道45号線から 2002年4月29日)

一番上の写真を見てもらえれば、2011年には瓦礫が散乱していた大槌川が2012年には片付いているのがわかります。

でも町全体としてはまだまだでした。国道45号線を山田町の方に走りトンネルを抜けたところから大槌湾と港が見渡せますが、桜が手前に見えます。小学校の桜でしょうか。その後ろには大きな瓦礫置き場が広がっています。
 
 
 

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2013/03/27

東北の咲【わら】う桜 (21) 岩手県大槌町 浪板海岸

130327_1

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130327_3

2011年4月28日、大槌町の浪板海岸。

海岸から約300m離れた駅のホームも津波をかぶって、駅名の書いた看板は倒れ、線路内に物が散乱していました。

近所のおじいさんの話。

当日、揺れて30分くらいして津波がきた。きてもせいぜい2、3mくらいだろうと高をくくっていたら、とんでもない。津波は、この駐車場には上がらず、町の方向へいった。2度目の波のときは、ここにも上がってくるかもしれないと怖くなり、裏の山に駆け上がった。駅までは来ないだろと思って、津波を駅で見ていた人たちの何人かは流されてしまった。だれも、この大きさを予想していなかった。

これからいろんな魚が捕れる時期だったのに。俺は漁船2艘を失った。もう瓦礫といっしょになっているのでは? 見つからない。漁師は海のそばに住まないと不便だ。これからどうなるか。復興まではどれだけの時間がかかるか。

その1年後、2012年5月1日、ふたたび浪板海岸へ行ってみました。だいぶ片付いていて新しい建物も建っていましたが、元通りになるにはまだ時間がかかりそうです。

桜は、2012年も力強く咲いていました。今年も大丈夫だと思います。
 
 
 

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2013/03/26

東北の咲【わら】う桜 (20) 福島県南相馬市原町区 相馬野馬追祭りの祭場地

130326_1

130326_2

130326_3

地元の人から桜の名所だと聞いて、南相馬市の市役所の南にある、相馬野馬追祭りの祭場地へもいってみました。

一部除染作業中のところは立ち入り禁止でしたが、桜はちょうど満開でした。

グラウンドを見下ろす高いところでは、1つのグループが花見をしていましたが、夕方になって早々と撤収。見晴らしもいいし、例年なら花見をするにはいい場所なのではないでしょうか。

今年除染作業は終わっているかもしれません。

相馬野馬追祭りのハイライトは、なんといっても騎馬武者の勇猛果敢さをいかんなく発揮する本祭りの「甲冑競馬」ではないでしょうか。この祭場地では式典の後、甲冑競馬が行われます。1周1000m、10頭立てで10回行われるそうです。

平成25年相馬野馬追開催日程はこのようになっています。(相馬野馬追執行委員会 公式ページ

平成25年・・・・・7月27日(土)・7月28日(日)・7月29日(月)
 
 
 

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2013/03/25

「アメリカ側」に立たないと楽しめない映画 『アルゴ』 を観て

130325_1(ヤズド)

130325_2(シーラーズ)

『アルゴ』を観ました。

あらためて「どちらかの側」に立たないと、映画は楽しめないものだと思った一本になりました。

Wikiの『アルゴ』にも「典型的親米プロパガンダ映画だ」とありました。

ただ、もしこれが単なる奇想天外な救出作戦が成功してメデタシメデタシの映画ではなくて、もっと双方の人間を描いていたら話は別なのです。人間を追究する映画だったり、普遍的なテーマを描いた映画なら「プロパガンダ映画」という批判も受けなかったはずです。

「アメリカ側」に立たないと楽しめないのです。いや、こういう映画はしかたないのでしょうか。客観的に観るなんてことは不可能かもしれないからです。

今回はたぶん、普通の日本人は、無意識のうちに「アメリカ側」の目で見ているので、無事にイランを脱出してよかったと思っているでしょう。イラン人をまんまと騙すことができて痛快だったのではないでしょうか。

でも逆の立場なら?

アメリカ人(とくにCIA)は、イランでどういうことをしてきたのか、イラン人の怒り方を見れば想像がつきます。イラン人から見たら「悪人ども」に逃げられてしまう話です。

映画としては、普通に面白いのです。俺も楽しみました。(あくまでもアメリカ側に立ってですが) ただ、アカデミー賞をとるほどの映画か?というと疑問がわいてきます。

そこで勘ぐってしまいます。今のイランとアメリカの関係がこの賞にも影響しているのではないかと。

このタイミングの良さ。「アルゴ作戦」をまんまとやってしまう国ですよ。映画を使って世界をアメリカの味方につけるプロパガンダにも成功しているのではないでしょうか。

そうか、「アルゴ作戦」は、このアカデミー賞受賞までも含めた長い作戦なのかもしれません。
 
 
 
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2013/03/23

東北の咲【わら】う桜 (19) 福島県いわき市平薄磯 安波大杉神社

130323_1(2002年4月20日)

130323_2(2002年4月20日)

130323_3(2002年4月20日)

2002年4月20日、小名浜から県道15号線で塩谷崎灯台へ向かいました。薄磯海岸も壊滅状態でした。見覚えのある海岸沿いの道。ここで神社の祭りの神輿を見ました。

防波堤もところどころ崩れていて、住宅はほとんど残っていません。高校の建物は残っていましたが、隣には瓦礫がうずたかく積まれていました。

そんな中、安波大杉神社に桜の木が2本。目立ちます。

見事な花を咲かせていましたが、震災後に植えられたのでしょうか。まったく津波をかぶっていないような咲き方なのです。

もちろん今年も元気に咲くに違いありません。
 
 
 

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2013/03/21

東北の咲【わら】う桜 (18) 宮城県石巻市 雄勝町水浜の「海桜」

130321_1(2011年4月29日と2012年4月26日)

130321_2(2011年4月29日)

130321_3(2011年4月29日)

130321_4(2011年4月29日)

2011年4月29日、地図を見たら雄勝町水浜に桜並木があることがわかったので行ってみました。

海岸や港はどこも地盤沈下していましたが、水浜もそうでした。80cm近くは沈んだのではないでしょうか。

岸壁は海に崩れていて、桜の木が完全に水没していました。そんな桜の木の中で、1本だけ花が咲いる木がありました。枝が海水面から伸びて花を咲かせていたのです。ぜんぶが咲いているわけではないので、やっぱり特別強い桜なのかもしれません。

衝撃でした。海の中で咲く桜。生き物としての強さを見た気がしました。

その1年後、2012年4月26日、ふたたび水浜を訪ねました。

塩水に1年も漬かっていて生きているはずはないと、常識ではわかっていても、どこかに奇跡を見たい気持ちもありました。そう思ったのは、次のような伝説を聞いたからでもあります。

千葉県の漁村だったか詳しい場所は忘れましたが、「海桜」という伝説が残っていて、昔、海に桜を植えて、帰ってくる漁船の目印にした。海水で何年も生きていたという伝説です。

やはりというか当然というか、奇跡は起こらず、桜の木はありましたが、完全に枯れているようでした。芽も出ていませんでした。

でも、なぜか俺はその枯れた桜を見てこころを動かされたのでした。おそらく今年も木だけは残っているような気がします。
 
 
 

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2013/03/20

東北の咲【わら】う桜 (17) 宮城県気仙沼市 大谷海岸

130320_0(大谷海岸駅から 2011年4月29日)

130320_1(2011年4月29日)

130320_2(2012年5月2日)

130320_3(2012年5月2日)

130320_4(2012年5月2日)

130320_5(2012年5月2日)

大谷海岸駅は、海水浴場にもっとも近い駅として知られていました。

初めて行ったのは2009年5月です。駅から海岸へ降りてゆくと、ゆるやかに湾曲した砂浜の海岸が続き、子供や犬を連れて夕方の散歩を楽しんでいる光景に穏やかな日常を感じたのでした。

ところが震災で駅や線路は破壊され、海岸も地盤沈下で沈んでしまいました。

国道を挟んだ反対側に数mほど高くなった丘があります。ここにも建物があったそうです。

2012年に訪れたときは、震災直後にはなかった慰霊塔や桜地蔵が作られていました。亡くなった知人たちの供養のために地元の男の人がお参りをしていました。

周りには桜の若木が植えられていました。小さな花も咲いていましたが、これから何年かあと、この桜は立派に成長して満開の花を咲かせるでしょう。津波の記憶を後世に伝える桜でもあるんですね。

 
 
 

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2013/03/16

東北の咲【わら】う桜 (16) 宮城県南三陸町 志津川の東山公園と付近の桜

130316_1(2011年4月29日)

130316_2(2011年4月29日)

130316_3(2012年4月27日)

130316_4(2012年4月27日)

130316_5(2012年4月27日)

2012年4月27日、南三陸町志津川の西宮神社がある小高い丘は東山公園という公園にもなっていて満開の桜が咲いていました。

ここからは志津川の街がよく見えます。

2011年(1番上の写真)のときと比べると、ようやく町の中は瓦礫が片付けられたという程度でしょうか。丘の下にはまだ壊れた車が並べられていました。すべてはこれからという感じです。
 
 
 

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2013/03/15

東北の咲【わら】う桜 (15) 福島県いわき市 小名浜の三崎公園

130315_1

130315_2(2点とも2012年4月20日撮影)

小名浜港を見渡す海抜46mの台地に広がる三崎公園には桜がたくさんあります。

行った日はたまたま曇りで寒そうな風景になってしまいましたが、満開の桜の時期に晴れていたら最高のロケーションではないでしょうか。

いわき市のランドマークのひとつ「いわきマリンタワー」の展望塔からは周辺360度の大パノラマを満喫できます。公園内にはいろんな施設もあるので家族連れでも楽しめる場所です。

また公園を降りていくと小名浜港があり、「小名浜魚市場」では新鮮な魚介類が購入できます。食堂レストランも多いので、食事に困ることはありません。 
 
 
 

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2013/03/14

筑波山の梅林

130314_1

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130314_3

紅梅と白梅の開花時期に時間差があって、両方が満開の状態というのは難しいことがわかりました。白梅の満開を待っていたら紅梅が散ってしまうのです。だから桜とは違って、「見ごろ」の時期は長いとも言えます。白梅が満開になるのは、今週末くらいではないでしょうか。
 
 
 
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2013/03/11

東北の咲【わら】う桜 (14) 宮城県気仙沼市 大川桜並木

130311_7(2011年4月25日)

130311_1(2011年4月25日)

130311_2(2011年4月25日)

130311_4(「大川さくらまつり」でライトアップされた並木 2012年4月28日)

130311_3(2012年5月1日)

130311_5(2012年5月1日)

130311_6(桜と月 2012年5月1日)

震災から今日で2年。

昨日も触れましたが、被災地に対する関心が減っているということが気にかかります。被災者にはこのまま忘れ去られてしまうのではないか、という心配があるかもしれません。

各地の仮設商店街も、お客が減って大変だといいます。観光することも大きな復興支援の目に見える形だと俺は思っていますが、「被災地を観光すること」に後ろめたさを感じる人もいるそうです。

2011年4月の震災直後でさえ、「被災地を見に来てください」と多くの被災者たちが言っていました。ただし、被災者の気持ちを考えない観光客も来ることは来ます。そういう観光客を見て不快になる被災者もいることは事実です。

でも、「被災地」イコール「不幸」という図はどうなんでしょうか。これは人それぞれなので、一概に言えませんが、2年経って、発想の転換の時期に来ているのではないかなと俺は思っています。

だから俺はあえて、被災桜を見に行ってみてください、と言っています。有名な桜の名木はないですが、被災した桜は、その事情を知れば、特別の桜に見えるはずです。それこそ「命」を強く感じます。

桜の美しさってなんでしょうか。たぶん被災桜は、桜の美しさをあらためて考えさせるものになってくれると思います。

桜を見て、被災地を考えて、そして地元で食べて、みやげを買ってくる。「観光」というものの形もいろいろあっていいのではないでしょうか。「観光」とは「光」を「観る」ことでもあるんですよね。静かに被災地に寄りそう「観光」だってあるはずです。その人の気持ちしだいだと思います。
 
 
 
今日の桜は、宮城県気仙沼市大川桜並木です。

去年2012年4月末訪れたとき、まだ咲き始めなのだろうか?と思って、地元の人に聞いたら、

「たぶんもう咲かないでしょうね。枯れてしまったのではないでしょうか」

やはりあの津波の影響は大きかった。ほとんどは塩水と重油を被っていて、火災で焼けた桜の木もあったらしい。

こんな中、2012年4月22日から29日まで、「大川さくらまつり」が行われました。

祭りのスタッフにも話を聞きました。

「このお花見も今年で最後かもしれません」

という。このあたり一帯を数メートル嵩上げする計画があり、当然堤防も嵩上げされることになると、桜並木は切られることになります。だから今年最後・・・・。

あらためてこのまばらな花の桜並木を見ると、妙にいとおしく感じてきます。

「まだわかりませんよ。切られるかどうか。決まったわけじゃないんだから」

と、ムッとした表情で言う地元のおじいさんもいました。桜並木がなくなるかもしれない悔しさがにじみ出ていました。

今までみんなを楽しませてくれた桜並木の最後を看取ってやることは、桜並木に対しての恩返しでもあるのかもしれません。
 
 
 

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2013/03/10

東北の咲【わら】う桜 (13) 岩手県宮古市 磯鶏石崎の公園

130310_1(2011年4月26日)

130310_2(2011年4月26日)

130310_3(2011年4月26日)

130310_4(2012年4月30日)

130310_5(2012年4月30日)

震災から明日で2年。

最近のアンケートでは被災地に関心ある人は5割強だそうです。半分くらいの日本人は関心がない。まぁこれはしかたないことだと思います。日本は広いし、実際、震災からまだ3ヵ月しか経っていませんでしたが、西日本へ行ったとき震災や放射能の話をしても、こっちで話すときとはやっぱり関心度が低いことは感じていました。今はむしろPM2.5でしょう。

地域差というものもあるでしょうし、忘れることで次へ進むことができるということもあります。だから一概に被災地に関心がなくなっていることをとやかくいってもしかたありません。

俺は「東北出身者」「写真家」という個人的理由から関心があるので、たぶん、ずっと関心はなくならないと思いますが。
 
 
ところで、今日の「咲(わら)う桜」は、宮古市の磯鶏石崎にある公園(正式名称はわかりません)です。ここは20数本の桜が立っている公園で、国道からも満開の桜が見えたので写真を撮りにいった場所です。

2011年の時は、黄色の規制線はなく(それどころではなかったでしょうが)、公園に入ることができましたが、2012年のときは、入ることができませんでした。でも、桜は咲いていました。

そこへ地元の介護福祉の仕事をしている人たちが、仕事の休憩時間に写真を撮りにきていました。1年前はもちろん「花見」どころでなかったのですが、このときはだいぶ気持ちにも余裕ができて、「桜を撮りに行こう」と思ったそうです。

ホッとするんですね。桜を見ると。

癒されることもあるし、元気をもらうこともできる。不思議な花だと思います、桜というのは。

ある宮城県の被災した人からこんなメールをいただきました。

「桜は見る人が求めるものを与えてくれるのかもしれませんね。」

なるほど。その通りかもしれません。人それぞれの桜があるのでしょう。

 
 
 

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2013/03/08

東北の咲【わら】う桜 (12) 岩手県宮古市閉伊川

130308_1

130308_2

130308_3

130308_4(写真はすべて2012年4月30日)

宮古市の閉伊川沿いに歩きました。堤防の脇にはみごとな桜並木。犬を連れて散歩する人や、ジョギングする人などと出会います。県立宮古高があるので学生たちの元気な声も聞こえてきます。

小山田橋の上流側には、河川敷の公園がありました。そして1本の桜の木(写真一番上)が。川の真ん中に立っているので目立ちます。

地元の人に聞いたところ、津波はかろうじて堤防は越えなかったのですが、河川敷は津波が押し寄せました。だからこの桜の木も、公園の桜も塩水をかぶっています。今年は咲くでしょうか。
 
 
 

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2013/03/07

写真展「花咲(わら)う」の英語版告知ページ   Photo Exhibition "Blooming"

Hanawarau_exhibition_e

震災から2年、一時はにぎわっていた被災地の仮設商店街も、最近はめっきり静かになってきいるとのこと。被災地では「観光」がひとつの大きな産業なので、客の減少はなんとも頭の痛い話です。各地では打開策を模索しているようです。

特需薄れ再建に暗雲…仮設商店街延長申請へ
毎日新聞 3月7日(木)2時32分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130307-00000008-mai-soci )

そんなこともあって、桜を見に行って東北を応援ししよう!ということで、俺もささやかながらこのブログで「被災桜」を紹介しています。今度の写真展は出版記念写真展ですが、この応援と連動しているつもりです。

だから桜を見に行ってくれそうな人を特にターゲットにしたいということです。そこで外国人はどうなんだろうか?と考えました。桜なら、外国人にもわかりやすいのではないかな。

日本在住の外国人や旅行者にも見てもらいたいと思うので、英語版ページを作りました。実際の写真展でもキャプションは英語併記にする予定です。


できれば、リンクを張っていただけるとありがたいです。もしろん日本語のページでもいいです。

 
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