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2013/05/04

福音館書店の雑誌「母の友」6月号に「アジアのお米」の特集

130504_1(スリランカの米食品「アーッパ」)

130504_2(マレーシアの青いご飯「ナシクラブ」)

130504_3(イランの「チェロウ・ケバブ」)

雑誌「母の友」(福音館書店)、2013年6月号で、「アジアのお米」を特集しています。将来的には1冊にまとめようと思っているテーマです。

今まで訪ねた世界の「米食国」から、中国、マレーシア、ミャンマー、スリランカ、イランの棚田の風景と米食品を取上げています。

イランのご飯「チェロウ・ケバブ」やマレーシアの麺「クイティオ」は、同じ材料は手に入らなくても、「それらしく」簡単に作れるようなレシピで紹介しています。

写真は雑誌に掲載したものとは違いますが、上の写真はスリランカの「アーッパ」です。お椀のクレープ状態になった米食品です。これを焼く専用の小鍋を売っていたので買ってきて挑戦していますが、いまだに成功していません。どうも、発酵のさせ方が悪いらしい。現地の人がやっているのを見たとき、「これなら俺もできる」と思って衝動買いしたのでしたが、甘かったようです。

中の写真はマレーシア東部、タイとの国境にも近いコタバルで食べていた「ナシクラブ」。チョウマメという豆の花の汁で色づけしたもので、いろんな惣菜といっしょに食べます。

今までいろんな米食品を食べて、撮ってきましたが、「青い食品」というのはとてもめずらしい。だいたいにして、食品で「青」というのは、食欲がわかないのではないでしょうか。

5日間ほど「ナシクラブ」を食べ続けましたが、どうも「色」にこだわるのは俺ばかりで、現地の人たちは「いい香りがする」といったところをみると、香り付けするためにチョウマメをつかったら、(たまたま)青い色になったということなのかもしれません。残念ながら最後まで俺にはその「香り」はわかりませんでしたが。日本に初めて来た外国人が「炊き立てのご飯の香り」がわからないのと同じかなぁとも思います。

下の写真はイランの一般的なご飯「チェロウ」。焼肉のケバブとの相性は抜群です。ケバブの後ろ、黒っぽい塊は焼いたトマトですが、これとバターとご飯を混ぜて食べるととてもおいしい。

とにかく、アジアでは米はいろんなふうに食べられていて、驚くと同時に、楽しくなってきますね。だから、俺はあまり「銀シャリ」だけにはこだわらなくなってきました。米食文化の多様性という点から、アジアの米の使い方には将来への可能性を感じます。
 
 
 
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