トルコの反政府デモは、オリンピック招致に影響があるのか
反政府デモが続くトルコのイスタンブールのタクシム広場で、デモ隊に対する強制排除が行われました。
これで収束するとも思えません。
2年前からのイスラムの国々で吹き荒れた「アラブの春」運動は、同じイスラム圏でも、トルコは政教分離だし、ヨーロッパ化が進んでいるので、そういうのとは無縁かなと思っていたので、大きな反政府デモが起こったことに驚きました。
それにしても、オリンピック招致活動に影響はないとは言われていますが、そんなことはないでしょう。絶対あります。
猪瀬知事は内心、「それみたことか」と思っているのではないでしょうか。いや、もちろん猪瀬知事に、「トルコのデモについてどう思いますか?」と質問しても、本心は明かさないでしょうが。前回の「イスラムは喧嘩ばかりしている」発言で懲りているでしょうから。
猪瀬知事発言の騒動は、あの時期だったので、傷が浅くて済んだ、と逆に言えるかもしれません。あれがなかったら、今回のトルコのデモについて「だからイスラムの国でのオリンピックはだめなんだ」とか、言っていたかもしれません。そうなったら取り返しの付かないことになっていたでしょう。
猪瀬さんは前回の発言の反省点として、発言の、ここまではいい、ここからは悪いという線引きが出来たことは良かったみたいなことを言っていたので、トルコのデモについては、沈黙を守る、ということになるでしょう。
(2013/6/13のインタビューではノーコメントでした)
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