イランの大統領選 ロウハニ氏勝利でどう変わっていくのか
イラン大統領選 ロウハニ氏勝利
「核開発問題などで欧米と対立するイランの大統領選挙は、改革派の支持を受け欧米との関係改善などを訴えたロウハニ氏が過半数の票を獲得して、保守強硬派の候補に対し地滑り的な勝利を収めました。」
(NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130616/k10015334261000.html )
イランに行ったのはもう8年前になるんですね。ちょうどイランから出国する日、大統領選が行われました。そして現在の大統領、アフマディネジャド氏が勝利し、2期8年間大統領を務めました。
アフマディネジャド大統領は、核開発に関しては強硬路線を取りましたが、そのほかにも、2007年に、服装の取締りが行われたというニュースを聞いたとき「イランは変わるかもしれない」と思ったものでした。
旅行中は、意外と女性の服装がカラフルだったことに驚き、道のまん中で女子大生から握手を求められて、やっていいのだろうか?と、逆に俺が周囲の目を気にしたりして、でも、ちゃんとやりましたが、そんな開放感がありました。この大統領になってから、イランが一気に暗いイメージになったような気がします。
核開発問題を巡る欧米との対立が続き、制裁措置を受けてイランの国内経済が疲弊し、重苦しい雰囲気の社会に対して変化を求めた結果なのでしょう。
ケンタッキーもマックもありませんでしたが、ちゃんと似たようなファストフード店やハリウッド映画は人気だったし、「アメリカは嫌いだけど、イスラムの伝統を押し付けられるのも嫌いだ」というのが一般的な若い人たちの感覚ではなかったかなと思います。
核開発については、大統領が変わっても同じだという話しもあって、一気に欧米との関係改善に進むかどうかはまだ不透明です。実際このロウハニ氏が大統領になってどういう政策を打ち出すか、そこを見てからではないとわからないでしょう。
この大統領選の結果は、日本にも大きな影響があります。とくにエネルギー問題、原発問題に関わってきます。
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