モンゴルの大草原で聴いたБолд(ボルド)の歌
夏になると、モンゴルの大草原が夢に出てきます。
血が騒ぐというか、ああいう遊牧生活に憧れる自分に気がつく瞬間です。もちろん今は、完全な遊牧民族はなかなか存在しにくくなっていると聞きますが、夏は、草原でゲル(天幕住居)を張って家畜の放牧をして暮らしています。
数年前、雑誌の取材でモンゴル国へいったときのことです。日本のような舗装道路がない草原を走ることも多く、どうやって目的地まで車を走らせているんだろう?と疑問に思ったので、聞いたのです。
そしたらドライバーは、
「周りの山の形で、方向を覚えている」
と言ったのです。
まるで、馬に乗ってる遊牧民だなと思いました。実際、彼のハンドルを持つ手は、馬の手綱をさばいているようだったので、モンゴル人にとって、乗るものは馬から車に変わっても、乗り方は同じなんだろうなぁなと感心しました。さすが遊牧民の末裔です。
車のドライバーが流すCDの音楽に、すごくひきつけられた歌がありました。高音の歌声が美しく、広々とした草原に合っていたからでした。
歌手の名前を聞いたら「BOLD(ボルド)」といいました。モンゴルでは「今週のCD売り上げベストテン」に入るくらいの人気歌手だそうです。もともと4人のグループを抜けて(解散して?)、ソロになったら売れ出したとのこと。
こういう歌です。
Болд-Хээрийн салхитай аялгуу /Melody with wild wind/
(YouTube http://www.youtube.com/watch?v=Q61d4B7GCqM )
Болд - Дөрвөн улирал /Bold - Four season/
(YouTube http://www.youtube.com/watch?v=ci-HLRwzAZo )
BOLDを聴いて、モンゴルの草原にいった妄想にふけりたいと思います。
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