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2013/08/17

近所の火事での意外な行動

110325(この写真は火事とは関係ありません)


昨日の夜、近所で火事がありました。

たまたまヴィーノの散歩で、午後7時過ぎに現場を通りかかったとき、1軒の民家から煙が出ていました。通りにはバイクが止っていて、ふたりの男が話をしていました。もうひとりの男もいました。

まったく3人ともあわてた様子はなかったし、車が1台来て、何事もなかったように向かいの駐車場に入ったのを見て、「これはほんとに火事なんだろうか?」と半信半疑で立ち止まっていたのです。もし火事だとしたら、すでにこの3人のうちだれかが消防に電話したろうし、と思いました。

1、2分後、窓から炎が出てきました。屋根からはもうもうと煙が上がっています。だれかが「火事だ!」と叫ぶ声、隣の家の住人が気がついて、窓から隣の火事の家へシャワーで水をかけはじめました。

俺はヴィーノを引っ張って火事の家の前まで行って、玄関の呼び鈴を鳴らしました。あとで妻に話したら、「はーい」とか言って人が出てくるはずないじゃないのと言われて、それはそうだと気が付いたのでした。この家の中に人がいたらなんとかしなければと思って、とっさにとった行動ですが、まったく無意味でおかしな行動をしたものです。

「誰も住んでいません」「空き家です」という声がどこからか聞こえました。それで安心しました。隣の家の奥さんはあわてて犬だけをつれ出して通りに避難してきました。

ようやく消防車が来ました。消化が始まり、火は消えました。幸いにも隣の家に火は移りませんでした。

それにしても、あとで不思議に思ったのです。あの緊迫感のなさはなんだったのだろうか?と。

バイクを止めて話をしていた男たちは煙が出ているところでまるで何事もないように話をしていたし、もう一人の男も静かに歩いているだけだし(そう見えただけかもしれませんが)、言い訳になってしまいますが、それで俺も最初は騒ぎませんでした。火事かどうか自信がなかったのです。でも、あの場合すぐに「火事だ!」と声を出すべきだったのでしょう。幸いにして人的被害もなく、大きな火災にはならなくて不幸中の幸いでしたが。

なんだか冷静すぎるのも考えものだなと思います。でも、動揺すると、意外と声が出ないものなのかもしれません。冷静に見えた男も、突然のことに何をやったらいいかわからなくなっていたのかもしれません。

1夜明けて、今朝の散歩のとき、現場には黄色の規制線が張られ、警官が立っていました。現場検証はこれからのようでした。

空き家だったという話なので、それだったら原因はなんだったのだろうと気になります。火は、建物の外側から燃えていたのではなく、明らかに、中から燃えていたので、外から放火されたというのは考えられません。
 
 
 
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