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2013/08/03

2014年(平成26年)用の、「日本一使いづらいけど美しい旧暦棚田ごよみ」制作始まる

130803

来年はお得な年になります。なんと1ヶ月多いのです。

それは旧暦ならではのことで、「閏月」という月が入るからです。

旧暦は太陰太陽暦であることはすでに書きましたが、月の満ち欠けの周期(新月から新月までの時間)は29.53日という長さなので、これが12回だと、354.36日で、どうしても、1年(太陽年)の365.2422日に11日ほど足りないわけです。それで、3年に1度くらいの割合で、「閏月」という月を入れて、そのギャップを埋めるわけです。大雑把に言えばこんなかんじでしょうか。

このギャップを埋めないのが、「太陰暦」であるイスラム暦です。だから、イスラム暦ではどんどん月が前にずれていきます。

農耕民族は、この方法では不都合がありました。季節を無視して農耕を行うことは不可能だからです。季節(太陽の周期)と合わせる必要があって生み出されたのが「太陰太陽暦」。

だから、太陽の1年の周期365日が増えるわけではなく、あくまでも「旧暦の月(来年は九月)」が増えるというだけなんですが。

種明かしをしてしまうと、「なんだぁ」とがっかりされてしまうかもしれませんが、でも、得した気分になりませんか? 1ヶ月増えるのは事実なんです。もちろん新暦(グレゴリオ暦)で生活していたら、まったく関係ない話になってしまいます。

だから旧暦を意識していると、「閏月」にはお得感があります。それと、日々の生活も微妙にサイクルがずれた感覚があって面白いです。

と、いうわけで、旧暦のプロジェクト、今年も動き始めました。(結局PRか?)

2014年(平成26年)用の、「日本一使いづらいけど美しい旧暦棚田ごよみ」です。

1ヶ月前に第1回目の打ち合わせをやりましたが、昨日は2回目の会合で、棚田の写真はだいたい決まりました。それと、「おまけ」を付けることにしました。この「おまけ」については、まだ話せませんが、なかなかいいですよ。

来年用の棚田ごよみは、去年よりは早めに完成させるつもりです。期待していてください。

         ☆

平成26(2014)年版の「旧暦棚田ごよみ」 予約受付はじめました。初回特典「二十四節気&七十二候一覧(ポスター型)」付きです。(無くなり次第終了) ご予約は、NPO法人棚田ネットワークまで。

http://www.tanada.or.jp/tanadanetwork/goods/

PVはこちらです。

使いづらい、だけど美しい。「2014年 旧暦棚田ごよみ」

 
 
 
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