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2013/08/21

今日は、旧暦の七月十五日 「盂蘭盆」のルーツは古代イラン

130821_1(ゾロアスター教寺院「アーテシュキャデ」のアフラ・マズダ像(or フラワシ像))

130821_2(ゾロアスター教徒の聖なる火)

130821_3(ヤズド郊外「沈黙の塔」)


今日2013年8月21日は、旧暦七月十五日 「盂蘭盆」です。

「盂蘭盆は、サンスクリット語の「ウランバナ」の音写語で、・・・(中略)・・・近年、古代イランの言葉で「霊魂」を意味する「ウルヴァン」(urvan)が語源だとする説が出ている。」
「日本では、この「盂蘭盆会」を「盆会」「お盆」「精霊会」(しょうりょうえ)「魂祭」(たままつり)「歓喜会」などとよんで、今日も広く行なわれている。」
Wiki参照)

明治6年の改暦前は、旧暦七月十五日の今日がお盆でした。沖縄県では今でも旧暦の盆が主流だそうです。明治6年の新暦に合わせる苦肉の策だったのですが(旧暦の日付はほぼ新暦から1ヶ月遅れだったため)、いまでは全国的に、新暦8月15日(月遅れの盆)が主流になってきました。

それにしてもお盆のルーツが古代イランにつながるというのは興味深いですね。イランにイスラム教が入る前は、ゾロアスター教が信仰されていましたが、ゾロアスター教における霊的存在の「フラワシ」信仰が祖霊信仰と結びついたということらしいのです。

イランのヤズドには、ゾロアスター教寺院「アーテシュキャデ」があります。「火の家」という意味で、中には1000年以上も燃え続ける神聖な火が祀られています。

また郊外にはゾロアスター教徒が鳥葬の場に使った「沈黙の塔」もありました。1リットルの水を持っていきましたが、すぐ飲み干してしまいました。地元の暴走族が夕方になると集まってきます。遺跡のなかを我が物顔で乗り回していました。観光客には迷惑な存在です。一人で行くときは、注意したほうがいいと思います。
 
 
 
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