新大久保の「イスラム横丁」 ハラルフードの食材店とイスラム食堂
新大久保の「イスラム横丁」といわれる界隈は、イスラム教に則って手続きを踏んだ「ハラル・フード」を販売する商店が数店あります。新大久保の駅を出て、マツモトキヨシの角を北へ曲がったところです。
店に入ると(上の写真)、香辛料の匂いがして、まさにアジアのバザール。俺はパキスタンから輸入された「シーク・ケバブの元」を買いました。
ある怪しげな雑居ビルの3階には、インドネシア・パダン料理の店「メラプティカフェ Merah Putih Cafe」があります。
さすがの俺も入るのを躊躇してしまうような入り口で、「やってますか?」と声をかけたら「やってますよ、どうぞ」と招き入れられました。そこはインドネシアの普通の家庭のような雰囲気で、息子さんはランドセルの横で宿題をやっているようでした。
パダン料理といえば西スマトラ州各地のイスラム料理の総称ですが、何種類ものおかずがテーブルに並べられ、食べたものだけお金を払う方式が特徴です。残念ながらこのカフェでそういう方法は取っていませんでしたが。
今回頼んだのは、「Gulai Kambing (マトン・カレー)」です(下の写真)。もちろんこれも「ハラル・フード」です。
俺のほか客がなくて忙しくはなさそうだったので、料理についていろいろたずねると、「レンダンもどうぞ」といってココナツミルクと香辛料で煮込んだ牛肉を厨房からもってきてくれました。このあたりもアジアの食堂っぽい。
メニューには載っていませんでしたが、ご飯を盛った皿に、このレンダンのような数種類のおかずをのせた「ナシ・チャンプル」も、頼めば出してくれるとのこと。インドネシアでは、もっとも一般的な庶民の食事です。
かなりディープな食堂でしたが、外国旅行が好きな人にはたまらないと思います。イスラム横丁は「日本」ではありませんでした。いや、これも今の「日本」ですね。
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