ネパールの撮影旅 2013年秋 (16) ダンプス村で最初に覚えたネパール語は「コド」と「ズガー」
ポカラからフェディ村へはバスで行き、そこからダンプス村まで登りました。フェディが標高1220m、ダンプスが1799m。高度差579mあります。これを2時間半かけて登りました。
急な階段を30分ほど登ったとき、フェディの谷を挟んで反対側に見えたのが、一番上の棚田の写真。よくネットでも紹介されている棚田ですね。
棚田に期待を膨らませて登ったわけですが、ダンプス村に着いて、はじめに目にしたのが、意外にも棚田ではありませんでした。「意外にも」と書きましたが、実は意外でもなんでもなかったのですが。ここまで登ってしまうと、棚田よりシコクビエ畑の方が多いくらいです。
標高(気温)の問題もあるし、水の確保の問題もあります。水の確保が難しい土地の場合は、コメではなくて、シコクビエを植えるそうです。
シコクビエは、ネパールの焼酎「ロキシー」の原料としても使われるし、団子状にした「ディロ」としてご飯の代わりに食べたりします。
一番トレッカーが増えるのは冬場の乾季。山が見えやすいからです。でもその時期は、耕作地に稲(作物)がなく、だからネットにも「棚田」と書いてあるんですね。やっぱり来てみないとわからないものです。(「梯田」なら間違ってません)
2番目と3番目の写真で、黄色いのは田んぼですが、緑色のはシコクビエ畑です。シコクビエのことをネパール語で「コド」といいますが、ダンプス村に来て最初に覚えたネパール語が「コド」になりました。
ところで、ダンプス村滞在中は、1日1回は雨が降る雨季のような天気が続きました。この雨季の時期注意しなければならないのが、ヒル。俺も2回やられてしまいました。
夜、ゲストハウスの部屋に戻って靴下を脱いだら、ポロッと何か黒い塊が床に落ちて、靴下を見て驚きました。血のりがべっとり着いていたのです。靴の内側も血で真っ赤。この黒い塊は、俺の血をたらふく吸って膨らんだヒルでした。
その後もなかなか血が止まらず、毒はないとはいうものの、気持ち悪いことにはかわりありません。
床をはっていたところを、ミネラルウォーターの空きボトルに入れて確保しました。このあと3日間、「ペット」として部屋で飼っていましたが、ダンプスを去るときも生きていました。
ネパール語でヒルのことは「ズガー」。ダンプスに来て2番目に覚えたネパール語です。
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