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2013/10/20

ネパールの撮影旅 2013年秋 (19) ネパールのコメ食品 「チャタマリ」「チウラ」「セルロティ」

131019_0(ヒウンチュリ、マチャプチャレが見えるダンプス村の棚田)

131019_1(肉と野菜の入ったネパールふうお好み焼き「チャタマリ」)

131019_2(ヒンズー寺院でご馳走になった「チウラ」)

131019_3(「チウラ」の周りにおかずが並んだ「カジャ・セット」)

131019_4(コメ粉のドーナツ「セルロティ」)

「チャタマリ(ツァタモリ)」は、ネパールふうお好み焼きとでもいったらいいか、あるいは、ネパールふうピザでしょうか。

コメ粉を使ったパリッとした生地に、野菜や肉などが載っていて、上から玉子でとじてある食べ物です。カトマンズの老舗レストランで食べたときは、たいしておいしいとは思わなかったのですが、ポカラのマヘンドラプール(ニューバザール)にある小さな食堂で頼んだら、これがおいしかった。

2番目の写真がそれです。8等分になって出てきました。鶏と水牛のミンチ肉、野菜を使ったもので、90Rでした。

「チウラ」は、蒸したコメを平たく潰して乾燥させたものです。日本にも「糒(ほしいい)」というのがありました。携帯するには便利です。

ネパールでは、おじいさんの代くらいまでは自宅で作っていたらしいですが、今は、商店で買うそうです。ポカラの商店では、1kgが50~70R(50~70円)でした。

「チウラ」は、そのままでも食べるし、ミルクに入れてやわらかくして食べたりします。

山のヒンズー寺院で、参拝者から「チウラ」をご馳走になった話は書きました。そのときは、カレー味のナスとオクラの「タルカリ」で食べました。正直、慣れないと食べづらい感じです。でも、このパリパリした食感にはまると、なかなかいけます。汁が多いカレーにでも入れて食べたら、もっとおいしいかもしれません。

マヘンドラプールの食堂に、「カジャ・セット」というのがあったので頼んだら、これが「チウラ」と、各種おかずのセットでした。「カジャ」というのは、「おやつ」とか「間食」とかいう意味らしい。

写真のおかずを紹介すると、鶏肉の「チョエラ」、ダイコン、キュウリ、ニンジンの生、野菜の「グンドゥルック」、イモの「アロー」、黒い豆の「バトゥマス」などです。

おかずは結構辛くて濃い味ものものが多く、これは酒のつまみになるセットなのかもしれません。これで130R。

そしてネパールでお気に入りになってしまったのが、ほんのり甘い、コメ粉のドーナツ「セルロティ」です。1個10~20R。これとお茶で朝食の定番です。

朝、揚げているので、昼くらいになって買ったものはけっこう硬かった。ガイドは、硬くなった「セルロティ」は、ミルクティーにつけて食べていました。

それと、コメ食品としては、結婚式の「チニロティ」というものがあります。コメ粉、砂糖で作るパンふうの食べ物だそうです。それと「ヨマリ」というコメ粉で作った団子のようなものもあるそうです。残念ながら、今回食べる機会はありませんでした。

それにしても、アジアの国々を旅すると、コメ食品のバリエーションの多さに驚かされます。最近では日本でもパナソニックの「ゴパン」や、ミスタードーナツのコメ粉ドーナツなど、コメ粉の食品が増えてきているようにも思いますが、まだまだアジアの国々と比べれば少ないと思います。棚田にかかわっているので、どうにかコメの需要が増えて欲しいと思うわけですが、「銀シャリ」だけにこだわらない柔軟さが必要なのかもしれません。
 
 
 
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