棚田サミットの見学会で訪ねた有田川町「沼の棚田」
11月8日の第19回全国棚田(千枚田)サミットでは、和歌山大学の学生ボランティア「棚田ふぁむ」メンバーによる「沼の棚田における取り組み」の事例発表がありました。
平成23年「棚田ふぁむ」が結成され、高齢化する中山間地の沼地区でソバの栽培による棚田保全活動が行われています。
サミット2日目の9日には、沼の棚田の見学会に参加しました。沼の棚田を訪ねたのは初めてです。
地元の人たちと「棚田ふぁむ」メンバーが見学者たちをおもてなししてくれました。青のりを練りこんだ餅とあったかいお茶はおいしかった。
50年前に撮影されたというモノクロ写真が、当時撮影された場所に飾ってあって、現在の風景と比べられるようになっていました。(上から3番目の写真)
ここは江戸時代、水争いが絶えなかったそうですが、享保時代、地元庄屋の外記右衛門が水路の分水を考案し、大小40もの水路を作ったことで、水争いがなくなったそうです。木製分水が現存し、その写真も展示されていました。
ただ、耕作者の高齢化に伴って、棚田は「ぶどう山椒」の段々畑に転換が進んでいるそうです。
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