タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (04) メコン川河畔で春巻ざんまい
今日はベトナム食品である、春巻ざんまいの日でした。
ラースペーパー(春巻の皮)作りが盛んなところ(タイでは一番)だと聞いて、ノンカイからバスで約1時間半のところに、メコンを挟んで対岸がラオス・ビエンチャンの、シーチェンマイという街があり、行ってきました。
市場の近く、バス道路に面して1軒だけ、揚げ春巻きを売っている店がありました。俺がケースの中の春巻を写真に撮ったら、買いに来ていたおばさんが、これはおいしいよと教えてくれました。
メコン川まで出てみました。閑散としています。向かいはラオスのビエンチャン。近代的なビルも見えます。昔は、こちら側のほうが発展していましたが、今は昔。
屋台が1軒だけあったので、春巻はあるだろうか?と覗いてみたが、ありませんでした。それでさっき撮影した揚げ春巻の写真を見せて、「カーオ(コメ)」と言いながら、丸く形を作って、それがいっぱいあるジェスチャーをしました。そしたら、おばさんが理解してくれたようで、ソイ・シップハーにあるよといいました。15番通りなのか、ここから15番目の通りなのか。
ところが通り名の看板があるわけでもなく、15分ほど歩いて、疲れてきたので、たまたまそこにいたおばさんとおじさんに、15番通りは?と聞いたら、ここは18番だから、3つ通りを戻って、と言われました。
また同じように、揚げ春巻の写真を見せて、「カーオ」と円を作ってみせると、やっぱりわかったようで、角から100m左側と教えられた通りに行くと、ありました。
ちょうど工場では、コメ粉を溶いたものを薄く延ばして蒸す仕事を見ることができました。仕事をしているふたりの息はぴったりで、動きに無駄がありません。ひとりが、コメ粉を薄く延ばし、ひとりが、筒にスポンジを巻き付けたもので、できた生ライスペーパーをくっつっけて巻き取り、竹製の板に貼り付けます。
蒸す時間は15秒でした。竹製の板に5個貼り付けると、それを表にもっていって乾かします。子供も手伝っていました。
1時間ほど写真を撮らせてもらったあと、バス通りに戻り、さっき写真を撮った店で、揚げ春巻を2個買って食べてみました。サラダ菜など多量の野菜と、甘辛いタレが付いてきます。
午後、ノンカイに戻って、夕食は、メコンGHの隣のベトナム料理店に行きました。生春巻セットを頼みました。自分で巻く料理です。日本でなら「手巻き寿司」。
スモール(一人分)と、飲み物は「オイシイ・グリーンティ」を注文。何かと思ったら、レモン入り甘いグリーンティでした。
15cm四方ほどにライスペーパーが切ってあり、野菜は、サラダ菜、ミント、臭い香菜(名前はわかりません)、キューり、スターフルーツ、ナス、にんにく、トウガラシ、生ビーフン、それと、メインになるのがツクネ焼き。これを適当に巻いて、ピーナツ入りの甘辛いたれに付けて食べるのです。ライスペーパーの、わずかな塩味が、いろんな具材のばらばらの個性を、ひとつにまとめています。
それにしてもこの店は大人気です。昔は、薄暗い店で、通りを挟んで反対側の角にありましたが、こんなに立派なレストランに成長するとは思いませんでした。当時から野菜が大量に食べられて「おいしい」とは思っていましたが、ベトナム料理だとは知りませんでした。
お客は、ひっきりなしにやってきます。だいたいはタイ人観光客のようですが、外国人の姿も見えます。
コメ加工食品の中でも、こんなおいしいライスペーパーを発明した人に感謝したいと思います。
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