タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (06) ノンカイの市場で見た米食品
タイの東北部(ラオスも含めて)は、「米食文化」としては、ぜったいはずせない大切な地域です。
それはもち米を主食としている「もち米文化圏」の中心地だ、ということもあります。もち米文化圏の中には、日本も含まれていて、似たような食品が多いのも、親近感を抱かせる理由の一つではないかと思ってきました。だから、もう一度、ちゃんと米食品を見てみたいという気持ちがありました。
もち米文化圏に住むのはラオ系の人たちで、タイのイサーンとラオスにまたがる地域です。
ノンカイも、もち米消費量は多く、実際朝市へ行ってみると、もち米が目立ちます。それともち米を使ったお菓子類。なるべく買って食べてみるようにしました。味を知るためですが、朝からもち米はけっこう腹にこたえます。
アユタヤでも見たもち米で魚を漬け込んで乳酸発酵させた「プラー・ソム」も大量にありました。さすがこっちは本場。何種類もの「プラー・ソム」が並ぶ様子は壮観です。
夕食には路上の屋台で、カオニャオ(もち米オコワ)、ソムタム(青パパイヤのあえ物)、「パーニン」という魚の塩焼きを注文しました。
この魚料理は、腹に香草を詰めて焼いてあるので、ほんのりとその香りがします。昔、中国雲南省のタイ族料理で食べた魚、ティラピア焼きと同じ香りでした。甘辛いたれが付いてきますが、俺はそれは使わず、塩だけで食べました。これでもカオニャオとの相性は抜群です。
ついでに、もち米ではなくて、うるち米を使った米食品にも触れておきます。市場で見たのが、緑色した食べ物「カノムドプア」というココナツ味の米粉の揚げもの。それとベトナム人が売っている、うるち米から作ったそうめんふうの麺「カノムチン」と、揚げ春巻き「ポピアトート」。
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