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2014/02/25

茨城県が作った 「なめんなよ♡いばらき県」 THE MOVIE

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茨城県に行ってきました。広報誌の撮影ですが、今回は那珂湊の魚市場です。

この市場は前から何度も行っていて、好きな市場のひとつです。活気ある市場は、新鮮な魚介類が豊富で、もちろん買うこともできるし、市場で食べることもできます。ぶらぶら歩くのがまた楽しい場所でもあります。店頭で生牡蠣を食べ、土産で干物を2種類とイカ明太を1瓶を購入。

ところで、茨城県が民間調査会社の魅力度ランキング最下位の常連であることは、前にも書きましたが(「全国都道府県の魅力度ランキングについて」2013/06/06)、なにかと茨城県へ行って写真を撮っていた俺からすると、どうして茨城県が最下位なのか、不思議でした。広報誌の仕事をするようになったのは偶然ですが、縁を感じます。茨城県には棚田もあるし、那珂湊や大洗の市場、袋田の滝、筑波山、廃校を利用したお焼き学校など、山あり、海ありで、変化に富んだ県だから前から撮影に行っていたのでした。

いや、正直言えば、観光地名を知ってはいても、それが茨城県と結びつかないということは俺にもあったので、えらそうなことは言えません。

そこを茨城県も本腰を入れて、魅力をアピールして行こうと思ったらしく、「なめんなよ♡いばらき県」をキャンペーンスローガンにステッカーを作りました。

ところが、これが意外な反応が・・・。県議会総務企画委員会で、挑発的なコピーに眉をひそめる人たちも出たらしいのです。「けんか腰はいけない」とか「子供が真似したらいけない」とか・・・。そんなことを言っているから駄目なんだろうなと思いますが。バカじゃないか?と思いますね。子供が真似してくれたら、もっといいじゃないですか。

まぁ、クレームをつけたがる「自称良識人」はどこにでもいるし、いちいち気にすることはないと思うんですが、役所なので無視するわけにもいかないのでしょう。

それでお笑い芸人を抜擢してムービー「なめんなよ♡いばらき県」を作り、「なめんなよ」の真意をわかってもらうことにしたそうです。

「なめんなよ♡いばらき県」THE MOVIE

タレントの渡辺直美やピース・綾部祐二が出演し、自虐的な場面も出てくるけど、ほのぼの系ですね。ぜんぜん「挑発的」ではありません。というか、県は、そこを説明したかったわけでしょうから、ムービーの制作意図はわかります。

でも、俺はもっと挑発的で、けんか腰でもよかったのではないかなと思います。関東と東北に挟まれて(といって自身はしっかり関東なんですが)、存在感が薄くなりがちな茨城県なので、もっとインパクトがあっても良かったかなと。納豆軍団が「東京に殴り込みじゃ~」と言って、スカイツリーから納豆の雨を降らしたりとか・・・。
 
 
 
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2014/02/19

写真展 『花咲(わら)う』 2014年3月25日(火)~3月30日(日) ギャラリー停車場(山形鉄道長井駅)

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写真展『花咲(わら)う』があります。

2011年、2012年に撮影した東北被災地の桜をめぐる写真です。(未定ですが、2013年撮影の写真も展示するかもしれません)

25日には、青柳のトークセッションと、オカリーナ・かづきさんのオカリナコンサートがあります。ぜひ、お越しください。


開催日: 2014年3月25日(火)~3月30日(日)

時 間: 10:00~16:30

会 場: ギャラリー停車場 (山形鉄道長井駅 tel :0238-84-7556)

内 容: 写真展示

       トークセッション& オカリナコンサート(3月25日 18:00〜20:00)

入場料: 無料

 
 
より大きな地図で Map (asia photo net) を表示


これは昨年作成した写真集および写真展の内容を紹介したPVです。


 
 
 
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2014/02/18

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (21 番外編) タイ・ラオスの犬たち

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番外編で、タイとラオスの犬の写真をアップしておきます。

タイとラオスでも、ネパール・スリランカ同様、地域で暮らす、特定の飼い主のいない「里犬(村犬、町犬)」はいます。日本でなら即「野良犬」と呼ばれてしまうところですが、何度も書いていますが、里犬を野良犬と呼ぶのはちょっと違うかなぁとは思います。地域全体で飼われている犬といったイメージですかね。

日中はいっしょに走りまわっているので、里犬と飼い犬の違いがわからないこともあります。

里犬と飼い犬の違いは何かというと、夜帰る家があるのが飼い犬で、そのへんで(地面の巣穴で)寝るのが里犬といったらいいでしょうか。

それと、個別の名前(愛称)が付けられているのが飼い犬、現地の言葉で「犬」と呼ばれているのが里犬。

首輪をしている場合は、飼い犬。これはわかりやすいですね。

それと、特徴のある犬種は、飼い犬が多いと思います。

「管理」や「責任」という意識が強くなると、こういった里犬は存在できなくなってしまうでしょうが、今のところ、タイもラオスも里犬はみんなから認められているようです。

そういえば、東北タイから夜行列車でバンコクへ戻ったのですが、寝台車を使いました。そのときタイ人家族がマルチーズのような小型犬ですが、普通に抱いてきて、夜中は、ベッドでいっしょに寝ていました。タイでは、ペットをそのまま連れて乗り込んでもOKなんですね。ケージはいらないようです。

ただ犬種の大きさはあるでしょうけど。まさかゴールデンレトリバーもそのままOKとは、いくらタイでも無理ではないかなとは思います。その辺のルールは、調べてないのでわかりませんが。
 
 
 
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2014/02/17

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (20 最終回) ヴァンビエン郊外の隠れ里

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これでタイ・ラオスの撮影旅の報告は終わります。ラオスからタイに戻り、ある街にも寄ったのですが、それほどパッとしたものはなかったので、この街のことについては、またの機会に報告することにします。

ヴァンビエン郊外で棚田を探した翌日、ネットの地図で探したもっと奥の村まで行ってみることにしました。

地図では、田んぼが見えます。ただ行ってみないと棚田なのかどうかはわからない微妙な形でした。

ところで、その村へ行こうとしたら、その先にケーンニュイという滝があり、外国人観光客がけっこう通過している村であることがわかりました。

もちろん舗装はされていませんでしたが、なんとかバイクで俺でも走ることはできる道でした。

山越えすると盆地になっていて、村は50戸くらい。小学校もあってそれなりにまとまりのある村でした。なんだか立地が隠れ里ふうで、俺はこういう村が大好きなので、気持ちがウキウキしてきます。

周りは全部水田です。今は、乾季なのでまったく田んぼは乾いた状態です。ただ山際へ行くと、傾斜があって棚田と呼んでもいい水田もありました。

田んぼの入口に、カオニャオ(もち米のオコワ)がお供えしてありました。「ピー」という精霊信仰の依代かもしれません。カオニャオには大きな黒蟻がたかっていました。

バリ島で聞いた話です。

「天からいただいたものは、天に返す。だから私たちはお供え物を丁寧に準備するんです」

この黒蟻は、「天」を代表するものなんでしょうね。

村では、売店でタイ勢の豆乳ドリンクを買って飲みながら、タバコの葉を刻んで乾かしてる人や、竹を使った漁具を作っている人がいたので、仕事ぶりを見させてもらい、写真に撮らせてもらいました。

村の先、ジャングルの中にケーンニュイ滝がありました。ただ、滝自体は、乾季だからしかたないのかもしれませんが、水が少なくて、まったく迫力がなく、こんな滝なら日本にはたくさんあるといったもので、わざわざ行ってがっかりしたのでしたが、でも、「滝がある → 水がある → 田んぼがある → 棚田がある」ということで、一応水源を確認できたのはよかったかなと。
 
 
 

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2014/02/14

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (19) ヴァンビエン棚田の夕景

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まさか帰ったら大雪になるとは。

タイから帰ったので、とくに寒さが身に沁みます。
 
 
さて、ラオスの旅に戻ります。
 
ヴァンビエンの宿の主人に「段々になった田んぼはないだろうか?」と聞いたら、「ルアンパバーンにあるよ」と教えられた。やっぱりラオス人も、ルアンパバーンには棚田があると知っているようでした。

「ヴァンビエンでは?」と聞いたんですが、「無いね。ただ、山際へ行けば田植えはやっているはずだけど」

それでバイクで行ってみました。主人が言ったように、青々とした田んぼが見えました。一部だけです。近づいたら、用水路には滔々と水が流れていて、これなら稲作はできるなと思いました。

棚田もありました。田植えが終わった棚田です。その日の夕暮れにもう一度訪ねて、棚田の夕景の写真を撮影することができました。

まぁ、できるだけのことはやったつもりです。もし全面的に稲作がおこなわれていたら、もっとバリエーション豊かな写真が撮れたんでしょうけど。季節を変えて再訪するしかありません。
 
 
 
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2014/02/12

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (18) バンコクの写真

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久しぶりのバンコクなので、朝からちゃんと写真を撮りました。
  
 
 
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タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (17) バンコクの非常事態宣言

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ブログ上ではまだラオス・ヴァンビエンですが、実際は、今朝バンコクに着いています。ヴァンビエンの続きは帰国後アップすることにして、まずはバンコクのことから。

ウドンタニから夜行寝台でバンコク・ホワランポーン駅に着いたのは今朝、午前6時半。(日本時間では昨日)しばらく駅で休み、予約してあったカオサン通り近くのゲストハウスへタクシーで向かう時、ものものしい雰囲気の場所を通りました。

そこは、例の反政府側のデモ隊のテント村らしい。やたらタクシーは、裏道を通っているような感じでしたが、たぶんこういった場所を避けるようにルートを取っていたのかなと思います。(あるいは遠回りされた?)

在タイ日本大使館のHPには、「非常事態宣言の発動に伴う注意喚起」として、「非常事態令は、外出や集会の禁止、情報流布や交通の制限等の措置をとる可能性が列挙されています。」とあります。

非常事態宣言が出さているものの、王宮とかワットプラケオなどには、観光ツアー団体もいっぱい来ているし、一見不都合はなさそうですが、サイアムスクウェアへ行こうとしたら、前方にバリケードで封鎖。軍隊の詰所もあってものものしい。でも、屋台がいっぱい。やっぱりここは占拠中。映画でも観ようと思ったのでしたが。

どこが封鎖されているのか、観光客に情報を出していないのが気になりますね。行ってみたら、ダメだったなんて、観光国タイの混乱はいつまで続くんでしょうか。

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2014/02/10

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (16) ヴァンビエンの棚田

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ヴァンビンのゲストハウスに部屋を取って、翌日、バイクを借りて周辺の棚田を探してみました。

景色がいいのは、ヴァンビエンから北へ30kmほどの範囲です。意外と近いところも、稲があったら美しいところだなぁという棚田はありました。でも、斜面の傾斜は緩く、棚田と呼べない平場の水田の方が多く、けっして「棚田地帯」ではなかったのは残念でした。探さないとない、という感じです。

ヴァンビエンに戻るとき、のどが渇いたので、ある食堂に寄りました。バナナシェークを頼んで、席に着き、ふと店の後ろの田んぼを見たら、田植えをしたあとでした。しかも、その1枚、2枚だけ。

たまたま主人は英語をよく話す人だったので、事情を聞くことができました。

彼によると、山から水を引いてきて、この時期稲を植えたのは、今年が初めての試みだといいます。もし、今回の稲作りがうまくいけば(つまりは、十分な水の量を確保できたなら)、来年からはもっと田んぼの数を増やしていくつもりだそうです。

「この気候なら1年で3回はコメが作れるのではないですか?」と聞いたら、「いや、3回は無理。2回ですね」

2回でも、この地域にとっては画期的なことではないでしょうか。その実験現場を見たというのとで、ちょっとワクワクしました。あと何年かしたら、この田んぼの周辺が一面緑色に変わっているかもしれません。

とにかく、水、です。稲作は。

主人に絵葉書を見せ、「これは日本の棚田なんですが、こういう棚田を探しにきました」といったら、「この山を越えた向こうの谷にも田んぼはありますよ」と教えてくれたので、「このバイクで行けますか?」と聞いたら、「急坂だけど・ ・ ・。まぁ何とか」というので、行ってみることにしました。

国道からいきなり未舗装の山道へ入っていきます。急坂と、石だらけの道。急坂も急坂。ローでかろうじて上っていけるくらい。石に乗り上げて転びそうになります。谷に落ちそうになる恐怖感。

あぁ、何km続くかわからなく、これは俺のバイクのテクニックでは無理だなと、わずか100mであきらめました。下りも怖い怖い。

あとで、Googleの地図で確かめたら、主人が言うように田んぼは見えました。でも、村はなく、規模も小さなものでした。たぶん、このあたりから水を引いているらしいし、水の便はいいから田んぼを作っているのではないでしょうか。(でも、この規模ならわざわざ行かなくて良かったと自分に言い訳しています)
  
 
 
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2014/02/08

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (15) 山間のリゾート地 ヴァンビエン

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ヴァンビエンは、ルアンパバーンへ行くとき、途中通過した街ですが、周りには奇岩の山が連なり、独特の風景で、田んぼも多かったので、この街に戻ってきました。

1970年代のラオス内戦の時に、共産軍「パテート・ラオ」を攻撃するためアメリカ軍の飛行機やヘリコプターが発着していた飛行場の跡が残っています。夕方になると屋台が出ます。

ナムソン川に沿ったところはゲストハウスやホテルやレストランや旅行代理店がひしめきあい、一大観光地です。現地の住民より外国人の方が多いのではないかと思えるほどですが、本来はのどかなところです。

ラオスにこんなリゾートがあったのかと驚くくらいですが、そういえば、昔、ラオスが外国人観光客を受け入れはじめたとき、「ラオスは今後、タイのようになっていくと思う」と、ラオス人が言っていたことを思い出します。

タイは、観光開発されつくした感がありますが、その開発はラオスに伸びてきたということでしょう。

タイ化とともに、中国化でもありますね。
 
 
 
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2014/02/06

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (14) ルアンパバーン、プーシーの丘の混雑

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ルアンパバーン最後のブログです。

ある日の夕方、標高150mあるプーシーの丘へ登りました。メコン川、ナムカーン川、街並が見えます。

頂上にあるタート・チョムシーの境内は狭く、たくさんの外国人が集まっていたのでけっこう動きづらい。その中には明らかに日没を待つような人もいて、混雑がどうなるんだろう?という不安が。一応、場所取りしておいたほうがよさそうでした。

夕方6時ころ予想通りすごい人出に。それにしても中国人親子たちの振る舞いは、失笑ものでした。一番みんなが撮りたいと思っていた夕陽が山に隠れる瞬間、みんながレンズを向けている方向の岩場に柵を越えて出て行って陣取り、40mはありそうな絶壁から身を乗り出してなんとしてでも夕陽を背景に撮りたい親子だったのです。

日本の親なら「危ないぞ」と注意するだろうに、お父さんが娘たちよりもはしゃいでいたかな。そこまでのリスクを冒してまで撮影する写真なのか?と思ってしまいましたが、それをやってしまうのが今の中国人なのかもしれません。

多くの外国人たちが、なぜ、自分たちの方にレンズを向けているのか、気にすることなく。舌打ちする外国人はいましたが、なぜか文句をいう人はいませんでした。完全に中国人親子に圧倒されていました。

そういう喧噪も去り、暗くなる寸前のメコンの夕照は美しかったです。メコンの上に、三日月が輝きました。そうか、もう正月3日目なんだなぁ。月の形で暦のおおよその日付がわかるのも旧暦の特徴。

ナイトマーケットで行列している屋台がありました。1皿1万キープと書いてあります。これは安い。思わず俺も並んでしまいました。好きな材料を選びます。載せられるだけ載せてOK。最後に親父さんが中華鍋で炒めてくれます。これをつまみにビールを飲むわけです。
  
 
 
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2014/02/05

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (13) メコンの川海苔で、おにぎりを作る

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「棚田米を食べてみたい」と思ってアジア各地を旅する俺ですが、ルアンパバーンにはメコン川の川海苔があったことを思い出しました。昔、『メコン河』撮影のときにも食べたことがあります。

「海苔」と聞いて連想するのは、「寿司」や「おにぎり」。

そこで、棚田米のルアンパバーン風おにぎりを作って食べてみることにしました。寿司は酢飯にしたり面倒だということもありますが、ここは海苔とご飯の味をシンプルに味わうためにおにぎりです。

まずは市場で川海苔「カイ・ペーン」を買ってきました。透明な袋に入った反物のようです。すっかりボラれたのは、ゲストハウスの従業員同志の表情からわかりましたが、まぁ今回はしかたないかなとあきらめて、とにかくおにぎりです。

普通のうるち米のカオチャーオは、ぱさぱさして握れないので、ここはもち米のカオニャオでしょう。あえて塩は使いませんでした。海苔がどんな味か忘れてしまっていたからです。

ゲストハウスで従業員が食べているおひつに入ったカオニャオをもらい、三角形の形に整えます。それはもち米なので簡単でした。

次に海苔ですが、地元では、油で揚げるのが一般的らしく、いつもやっているように揚げてもらいました。ところが、揚げたことでパリパリになってしまい、巻くのは一苦労です。しばらくたつとしんなりしてくるので、少し待った方がよさそうです。

こうしてルアンパバーン風おにぎりの完成です。

おいしいです。川海苔はそれほどというか、当然なのか、磯臭さがなく、もっとあっさりした海苔です。でも、ゴマやニンニクなどが一緒に貼り付けてあるので、味自体は濃い感じです。だから塩を使わなくても食べられます。

川海苔はカオニャオと合うことこの上なしです。

考えてみれば、地元の人は、カオニャオを食べるときは、丸めて、つまり小さいおにぎり状にして食べるので、結局はカオニャオが、大きいか小さいかの違い、あるいは川海苔は、巻くか巻かないかの違いだけで、川海苔とカオニャオとの相性は当然よかったのです。
 
 
 
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2014/02/04

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (12) ルアンパバーンの棚田の田植え

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ブログが遅れ始めたので、リアルタイムではなくなっています。あしからず。(もうルアンパバーンを出ました)

やっと棚田を見つけました。ラオス内では規模としては大きいのではないでしょうか? もし日本にこのくらいのものがあれば棚田百選に選ばれていると思います。

といっても、人口の少ない国で、水が少ないところでは、これくらいが限界かなと。

棚田はルアンパバーン郊外にはあると聞いていましたが、宿の人に、日本の棚田のポストカードを見せて(いつもの手ですが)、こういう棚田はどこにありますか?と聞きました。

宿の人は勘違いして、「こういうポストカードは、ここでは販売していません」というので、「そうじゃなくて、こういう棚田に行って写真を撮りたいんです」と説明すると、ようやく意図がわかったようで、ルアンパバーンの30kmほど南に、クワンシーの滝というのがあって、そのあたりなら田んぼはありますよ」とのこと。このことは得ていた情報と同じでした。「北の方は水がないし、滝があって水があるから田んぼが作れるんです」と的確な説明。

さっそくバイクを借りてクワンシーの滝を目指しました。

今の乾季、情報では稲は作ってないと聞いていたし、実際ビエンチャン郊外でちょっとだけ田植えを見ただけで、ほとんどの田んぼはからからに乾いた状態でした。

ところがルアンパバーンから10kmほど離れた1か所だけは、なぜか田植えを行っていたのです。しかも、3日間くらいで終わるようなところにドンピシャに行き当たりました。20人くらいが集まっていました。

ちょうど朝の仕事がひと段落ついたところだったようで、カオニャオを蒸して食事の準備。昼食かな。

いったんクワンシーの滝のあたりまで様子を見に行って、あとでまた来ることにしました。でも、おそらく他ではやってないだろうなと思ったら、その通りで、田植えはここだけだったのです。

ほかの棚田の民家を訪ねたら、ここは田植えは5月にやると言っていました。

ちなみに田んぼのことはラオ語で「ナー」といいます。水牛のことは「ホワイ」というそうです。棚田で泥浴びする水牛がいたから水牛が話題になりました。

さっきの棚田に戻ってみたら、全員が田んぼに出ていました。

苗床から苗を抜く人、運ぶ人、植える人。

下に行くほど傾斜はゆるくなっていますが、一番高いとことは、いわゆる「棚田」で間違いありません。畦が切ってあり、そこから豊富な水が絶えず流れています。水音が少しは暑さを和らげるかな。いや、とんでもなく暑く、たぶんこの時35度はいったのではないかと思いますが、絶えず水を補給しながらの仕事でした。俺も水筒を持って行ったので水を飲みながらの撮影です。

ここで作っているのもカオニャオだそうです。ラオスの棚田米を食べたいと思っていたわけですが、こういうところで作られていたんだと知ったこともありますが、まさかこの時期田植えを見ることができるなんて、なんてラッキーなんだと、「親米派(しんコメは)」の俺としては満足の1日になりました。(コメを食べない人を「反米派(はん
コメは)」)

結局時間が無くなり滝は見ないで帰ってきました。たくさんの外国人が向かっていたので、たぶんいいところだと思います。
  
 
 
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2014/02/02

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (11) ルアンパバーンの市場、タラート・ポーシーの米食品

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ルアンパバーンの台所、一番大きい市場が、タラート・ポーシーです。世界遺産の寺がある旧市街からは3kmほど離れています。

ここで米関係食品を探しました。

まずは写真1:

麺屋さん。写真の右上が、タイでは「クエティアオ」といっていた「センフー」。太いのと細いのが2種類あって、太いのは「センフー・ヤイ」、細いのが「センフー・ノイ」。手前にあるのは、タイで「カノムチン」といっていた「カオブン」。

写真2:

米屋さん。タライに山盛りのもち米とうるち米は迫力があります。3分の2ほどはもち米(カオニャオ)で、中央の茶色いやつ、その右後ろの紫のやつも、もち米です。

写真3:

白麺と茶麺の入った器を置いて売っていたおばさん。白いのは「カオブン」、茶色のは「カオミー」で、頼むとバナナの葉で包んでくれます。俺は1つづつ頼みました。

あとで食べてみたら、カオブンのしっかりした歯ごたえの細くて丸い麺(ビーフン)に、パクチー、もやし、ミント、エビ揚げ、豚のミンチ、トウガラシの種が入ったもので、日本でいうなら春雨サラダのような、意外とあっさりした食べ物でした。辛さがあとできますが。茶色いカオミーのほうも、麺の食感はじゃっかん違いがあるようですが、それは微妙で、味と内容については同じようでした。

ところで翌日も市場へ行ったのですが、1時間ほど遅かったので、このおばさんの「カオブン」は売り切れ、「カオミー」が4袋だけ残っていました。前日と同じ量を売っていたとすると、1時間で完売するスピードなんですね。意外と売れているんだなぁとびっくりです。

写真4:

市場内にあった食堂で頼んだスープ麺「センフー・ヤイ」。さっき麺屋でみた、幅広のクエテアオです。ラオスでは、この麺に大量の野菜・香菜が付いてくるのがいいですね。しかもこの野菜・香菜は無料です。好きなだけ入れられます。俺は、ミントの葉と、臭い香りの「モラパー (or ボラパー)」、「ポホンペ(or ホンペン)」とかいう名前の香菜が好きで、大目に入れました。スープ自体はあっさりしていて、好きなように味付けして食べますが、そのままでも十分おいしいです。センフー・ヤイは、タイでもよく食べましたが、ちょっとざらついたような食感も好きです。

写真5:

1個頼むと、紫色のオコワ、カオニャオの上に、ココナツの削ったものと、砂糖をかけてくれます。それをバナナの葉で包んでくれます。これもよく見かける食べ方で、ココナツとカオニャオがよくあっていますが、日本人には、主食というよりは、お菓子として食べる感覚でしょうか。ラオ・コーヒーにもよく合います。

写真6:

各種ちまき「カオトン」売りのおばさんから買った「カオトン・カオニャオ」です。もち米を使ったちまきですが、豚の脂身のかけらと、芋のようなものが入っていましたが、芋ではなくて、豆なのだという。豆がつぶれて形がわからなくなっていて、そのカオニャオと豆が混ざり合い味と食感のグラデーションを作っているので、飽きないのかもしれません。

「カオトン・カオチャオ」も買って食べました。こちらは、うるち米を使ったちまきですが、柔らかいういろう状になっています。食べたら、当然ご飯の味がしますが、高菜漬けみたいな味のする葉が入っているのがアクセントです。でも、やっぱり俺はカオニャオのカオトンのほうが好きです。
 
 
 
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2014/02/01

タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (10) 世界遺産ルアンパバーン

140201_1(ワット・シェントーン。「マイ・トーン(黄金の木)」のモザイク)

140201_2(ワット・シェントーン)

140201_3(ワット・シェントーン。お供えにオコワ)

140201_4(ワット・マイ)

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ルアンパバーンに着いた夜はバス駅の近くで1泊しましたが、ゆいいつ静かさだけが取柄で、あたりは全く何もなく、不便このうえないので、翌朝、もっとメコン川、旧市街に近いところのGHのある通りに移動しました。

けっこう混んでいて、どこも部屋がないといわれ、ほかへ行くしかないかと思っていたら、日本語を話すカナダ人男性に声をかけられて、自分が知っているところへ行ってみたらと、わざわざ案内してくれました。運よく、部屋はあってそこに入ることができました。

とにかく街がツーリストで混んでいます。中国正月の休みなので中国人が多いということもあるのかもしれません。前回、ネパールのときも、中国人の観光客の多さに圧倒されましたが、またですね。

ルアンパバーンには、『メコン河』を撮影していたときに2度ほど来たことがあります。当時はもちろんまだ世界遺産ではなく、のんびりしてました。午後の暑い時間帯など、人通りが途絶えてしまうほどでした。

朝食は、バゲットのサンドイッチと、ラオ・コーヒー。ベトナム、カンボジア同様、フランス植民地のなごりで、ラオスでもフランスパンのバゲットを食べます。

バゲットのことを「カオチー」と呼ぶそうですが、何度か食べているもち米を固めたやつを炭火で焼いた食べ物も「カオチー」と言います。バゲットは米食品でもないし。そうして同じ名前なのかはわかりません。「焼く」というところは同じですが。
 
 
 
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