タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (13) メコンの川海苔で、おにぎりを作る
「棚田米を食べてみたい」と思ってアジア各地を旅する俺ですが、ルアンパバーンにはメコン川の川海苔があったことを思い出しました。昔、『メコン河』撮影のときにも食べたことがあります。
「海苔」と聞いて連想するのは、「寿司」や「おにぎり」。
そこで、棚田米のルアンパバーン風おにぎりを作って食べてみることにしました。寿司は酢飯にしたり面倒だということもありますが、ここは海苔とご飯の味をシンプルに味わうためにおにぎりです。
まずは市場で川海苔「カイ・ペーン」を買ってきました。透明な袋に入った反物のようです。すっかりボラれたのは、ゲストハウスの従業員同志の表情からわかりましたが、まぁ今回はしかたないかなとあきらめて、とにかくおにぎりです。
普通のうるち米のカオチャーオは、ぱさぱさして握れないので、ここはもち米のカオニャオでしょう。あえて塩は使いませんでした。海苔がどんな味か忘れてしまっていたからです。
ゲストハウスで従業員が食べているおひつに入ったカオニャオをもらい、三角形の形に整えます。それはもち米なので簡単でした。
次に海苔ですが、地元では、油で揚げるのが一般的らしく、いつもやっているように揚げてもらいました。ところが、揚げたことでパリパリになってしまい、巻くのは一苦労です。しばらくたつとしんなりしてくるので、少し待った方がよさそうです。
こうしてルアンパバーン風おにぎりの完成です。
おいしいです。川海苔はそれほどというか、当然なのか、磯臭さがなく、もっとあっさりした海苔です。でも、ゴマやニンニクなどが一緒に貼り付けてあるので、味自体は濃い感じです。だから塩を使わなくても食べられます。
川海苔はカオニャオと合うことこの上なしです。
考えてみれば、地元の人は、カオニャオを食べるときは、丸めて、つまり小さいおにぎり状にして食べるので、結局はカオニャオが、大きいか小さいかの違い、あるいは川海苔は、巻くか巻かないかの違いだけで、川海苔とカオニャオとの相性は当然よかったのです。
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