タイ・ラオスの撮影旅 2014年 (12) ルアンパバーンの棚田の田植え
ブログが遅れ始めたので、リアルタイムではなくなっています。あしからず。(もうルアンパバーンを出ました)
やっと棚田を見つけました。ラオス内では規模としては大きいのではないでしょうか? もし日本にこのくらいのものがあれば棚田百選に選ばれていると思います。
といっても、人口の少ない国で、水が少ないところでは、これくらいが限界かなと。
棚田はルアンパバーン郊外にはあると聞いていましたが、宿の人に、日本の棚田のポストカードを見せて(いつもの手ですが)、こういう棚田はどこにありますか?と聞きました。
宿の人は勘違いして、「こういうポストカードは、ここでは販売していません」というので、「そうじゃなくて、こういう棚田に行って写真を撮りたいんです」と説明すると、ようやく意図がわかったようで、ルアンパバーンの30kmほど南に、クワンシーの滝というのがあって、そのあたりなら田んぼはありますよ」とのこと。このことは得ていた情報と同じでした。「北の方は水がないし、滝があって水があるから田んぼが作れるんです」と的確な説明。
さっそくバイクを借りてクワンシーの滝を目指しました。
今の乾季、情報では稲は作ってないと聞いていたし、実際ビエンチャン郊外でちょっとだけ田植えを見ただけで、ほとんどの田んぼはからからに乾いた状態でした。
ところがルアンパバーンから10kmほど離れた1か所だけは、なぜか田植えを行っていたのです。しかも、3日間くらいで終わるようなところにドンピシャに行き当たりました。20人くらいが集まっていました。
ちょうど朝の仕事がひと段落ついたところだったようで、カオニャオを蒸して食事の準備。昼食かな。
いったんクワンシーの滝のあたりまで様子を見に行って、あとでまた来ることにしました。でも、おそらく他ではやってないだろうなと思ったら、その通りで、田植えはここだけだったのです。
ほかの棚田の民家を訪ねたら、ここは田植えは5月にやると言っていました。
ちなみに田んぼのことはラオ語で「ナー」といいます。水牛のことは「ホワイ」というそうです。棚田で泥浴びする水牛がいたから水牛が話題になりました。
さっきの棚田に戻ってみたら、全員が田んぼに出ていました。
苗床から苗を抜く人、運ぶ人、植える人。
下に行くほど傾斜はゆるくなっていますが、一番高いとことは、いわゆる「棚田」で間違いありません。畦が切ってあり、そこから豊富な水が絶えず流れています。水音が少しは暑さを和らげるかな。いや、とんでもなく暑く、たぶんこの時35度はいったのではないかと思いますが、絶えず水を補給しながらの仕事でした。俺も水筒を持って行ったので水を飲みながらの撮影です。
ここで作っているのもカオニャオだそうです。ラオスの棚田米を食べたいと思っていたわけですが、こういうところで作られていたんだと知ったこともありますが、まさかこの時期田植えを見ることができるなんて、なんてラッキーなんだと、「親米派(しんコメは)」の俺としては満足の1日になりました。(コメを食べない人を「反米派(はん
コメは)」)
結局時間が無くなり滝は見ないで帰ってきました。たくさんの外国人が向かっていたので、たぶんいいところだと思います。
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