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2014/03/27

フラワー長井線の「スマイルプロジェクト」

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久しぶりでローカル線に乗りました。この山形鉄道フラワー長井線は、山形新幹線の停車駅、赤湯から、今泉、長井、荒砥までを約1時間かけて結んでいます。

最近は、撮影するために車で移動することが多くなったので、なかなか地方の電車が縁遠くなっていたところです。だから新鮮でした。

フラワー長井線は100周年を迎え、「フラワー長井線スマイルプロジェクト100」という事業で、沿線から列車に手を振るプロジェクトがあるそうです。

第1回目、4月19日(土)
第2回目、5月31日(土)
第3回目、10月26日(日)

詳しくは、山形鉄道株式会社のHPで。

http://www.smileproject100.com/index.html


ところで、ギャラリー停車場の会の会長さんには、昔走っていたSLの写真も見せていただきました。

それと、現役では日本で一番古い鉄橋があるということでした。荒砥駅手前にかかっている最上川鉄橋。もともとは東海道線の木曽川橋梁として使用されたものを、持ってきたものらしい。

ゆっくり沿線を旅したら楽しそうです。これからは桜の季節だし。「置賜さくら回廊」があります。

それと、今年10月には、上山市で「棚田サミット」が開催されますが、それほど遠くないので、この長井線にまた乗る機会はあるかもしれません。棚田サミットに合わせて、長井でまた写真展をやってはどうか、などという話も出ました。実現するかどうかは今のところわかりませんが。
 
  
 
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2014/03/24

写真展 『花咲(わら)う』 山形鉄道長井駅で

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今日、写真展『花咲(わら)う 』の飾り付けをやりました。写真展は明日からです。

開催日: 2014年3月25日(火)~3月30日(日)

時 間: 10:00~16:30

会 場: ギャラリー停車場 (山形鉄道長井駅 tel :0238-84-7556)

主催: 写真展「花咲(わら)う」実行委員会

共催: ふるきゃら・長井市社会福祉協議会

東北被災地(福島、宮城、岩手県)の桜をめぐる写真を約20点展示します。

明日25日、18:00〜20:00、スライドショーとオカリナコンサートがあります。

スライドショーは青柳が担当します。世界の棚田の写真と、東北被災地の桜の写真の構成になります。どうして東北の写真を撮ることになったのか、ということにも触れる予定です。そして、写真展示はしていない2013年撮影の、福島県富岡町、浪江町、南相馬市などの写真も使います。入場料は無料です。
 
 
 
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2014/03/22

東北の咲【わら】う桜 (25) 宮城県東松島市 東名駅付近

110430_1(2011年4月30日)

110430_2(2011年4月30日)

120425(2012年4月25日)

120502(2012年5月2日)

130419(2013年4月19日)

震災から1か月半後、2011年4月30日、東松島市の海岸沿いを走りました。

松島町の方から東名駅のところで、仙石線の線路を越えます。このあたりも津波の被害は大きかったのですが、桜の木が根こそぎ倒されながら、満開の花を咲かせているものがありました。根性があるというか、けなげというか、桜という植物にあらためて心を動かされました。

それから1年後、2012年にも訪ねた時は、もちろんこの倒れた桜の木はなくなっていましたが、道の両側に立つ桜はかろうじて花が咲いている木がありました。枯れた木もあります。

写真を撮っていたら、昔からここに住んでいるというおじさんに出会いました。

自宅を自分で治しているところだという。周りには新しい家が建ち始めていますが、1m以上の嵩上げをして、2階建て以上の建物なら、建ててもいいことになったそうです。高台移転はしないようです。そのかわり、防波堤が3重構造になる予定とのこと。

おじさんは、近くの桜を案内してくれました。自然の防波堤になった小高い丘のふもとに桜が見えたので、近くまで行ってみました。線路脇の民家でしたが、かろうじて津波はこなかった場所でした。この丘が津波をさえぎってくれたのです。家は無事でしたが、消防団活動をしている最中に亡くなったそうです。

昨年、2013年にも訪ねました。道ののり面にはきれいな花が植えられていました。着々と、復興に向かっていることを感じました。桜の木はありましたが、まだ開花までしばらく時間がかかりそうで、花は咲いていませんでした。咲いたのか、咲かなかったのか、確かめていません。なので、今年咲くのかどうかもわかりませんが、なんとか咲いてほしいものです。
 
 
 

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東北の咲う桜 プロジェクトのページ
「東北の咲【わら】う桜」
 
 
 
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2014/03/20

東北の咲【わら】う桜 (24) 福島県郡山市 内出の桜

120423_1(2012年4月23日昼ころ撮影)

130413_1(2013年4月13日夕方撮影)

130413_2(2013年4月13日夕方撮影)

130413_3(2013年4月13日夕方撮影)

130413_4(2013年4月13日夕方撮影)

今年も桜の時期が近づいてきました。九州の方ではもう開花宣言も。

震災から3年、東北被災地の桜を紹介してきましたが(東北の咲う桜)、まだ紹介していない桜があったので、これから何回かに分けて、アップしていきます。これを参考になさって、東北旅行を計画してみてください。
 
 
 
三春町の滝桜から車で15分のところに、郡山市の「内出の桜」があります。

民家の裏の斜面にあるシダレザクラで、まるで民家に覆い被さるように見える大きな桜の木です。

民家の方から登っていくこともできますが、後ろの山の杉林を抜けて行くこともできます。

ここに立っていた郡山市教育委員会の看板には、

「内出のサクラは、樹高19m、幹周3.33m、・・・(略)・・・樹齢約220年と推定されるシダレザクラで、ウバヒガンの一変種です。・・・(略)・・・言い伝えによれば、所有者の祖先が文化、文政年間(1804~1829)のころ、・・・(略)・・・4ヶ月の工程をかけて金刀比羅宮(香川県)に参詣した際、苗木を現地から持ち帰って記念に植樹したサクラであると伝えられています。」

と、ありました。香川県から来たサクラだったんですね。

2012年に訪ねたときは、木の周りに菜の花がきれいに咲いていました。

桜の開花時期が関東から東北南部で異常に早まった2013年(去年)のときは、夕方で、もう少しで満開という時期で、大きく空に広がった枝にびっしりと付いている薄ピンクの花が、とてもきれいでした。

なお、ここは暗くなってからライトアップもあったようです。今年はどうか、確かめてからおでかけください。
 
 
 

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「東北の咲【わら】う桜」
 
 
 
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2014/03/18

行方不明のマレーシア航空の北京行きMH370便

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マレーシア航空の北京行きMH370便が行方不明になって10日。

日ごとに謎は深まっていきます。

最近は、Ari Asiaを使うようになったので、日本(羽田)からどこかアジアの国へ行こうとすると、必ずマレーシアの首都クアラルンプールを経由します。

先月行ってきたタイ・ラオスの旅でも、行き帰りともクアラルンプールで乗り換えです。今回は接続が良かったので、トランジットだけですが。

そんなことがあり、マレーシアには親しみを感じているし、日本人の退職者が海外移住先としても人気が高いので、マレーシアは「いい」イメージだったのです。

でも・・・・。

今回の対応を見ていると謎は深まるばかりです。当局の発表が「ハイジャックじゃない」と言っていたのが「ハイジャックの可能性」と変わったり、情報を小出しにし、まるで行方不明機が見つからないほうがいいような感じさえ受けます。何か隠しているな、というのはみんな感じているのではないでしょうか。

そういうえば、マレーシアって、けっこう闇が深そうな国でもあったことをあらためて思い出しました。

以前、「映画 『リターン・トゥ・パラダイス』のような「マレーシア高裁、日本人元看護師に死刑判決」というニュース」でも書いていますが、麻薬には厳しく、日本人が捕まっています。(この件の現在の状況はわかりません)

この日本人看護師がほんとに主張通りイラン人から荷物を預かっただけなのかわかわからなし、 『リターン・トゥ・パラダイス』でも、主人公たちは、自発的に麻薬に手を出したから死刑になってしまったわけで、法律がそうなら仕方ありませんが、でも、何か、有無を言わせない怖さも感じたのです。裏ですべてが決まり、死刑が決定しているような印象を受けました。日本にはない怖さです。

だからと言って今回の件と結びつけるのはどうかと思いますが、この「裏で何かが動いている」感じが、映画 『リターン・トゥ・パラダイス』や、日本人看護師場合とダブる部分があります。

もっと開かれた国だと思い込んでいた俺の勘違いといえばそうなんですが。

マレーシア政府は、ほんとにMH370便を探したいんでしょうか? そう疑われてもおかしくない。そう思っているのは乗客の中国人家族たちも同様のようで、会見場で怒りが爆発していました。当然でしょう。

何かが変なのです。
 
 
 
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2014/03/17

「里舞」東京公演の音楽CD『SATOMAI MIX』ができました

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棚田から生まれた日本のバレエ、里舞の東京公演『里舞 棚田からの贈りもの』で使用される楽曲(全8曲)を集めたアルバム『SATOMI MIX』ができました。

CDのコピーとレーベル印刷は業者に頼んだので、今までの「ASIAGE」のCDよりは、一段ランクが上です。

表裏ジャケットと、レーベル面の写真は、もちろん千葉県鴨川市大山千枚田の写真。

来月の公演のときには会場で販売されます。

「里舞」東京公演
2014年4月13日(日)
午後3時開演(午後2時開場)
きゅりあん(品川区立総合区民会館)
全席自由 前売り3000円/当日3500円(税込)

【チケット取り扱い・お問い合わせ】
NPO法人鴨川現代バレエ団  04-7098-1118
http://sato-mai.com/


公演が終わりました。(2014/04/14)

大山千枚田から生まれたバレエ『里舞』での音楽もイメージの表現手段
 
 
 
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2014/03/11

佐村河内守作品の登場人物にされる腹立たしさ

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俺も作曲しますが、残念ながらゴーストライターは天地神明にかけていません。

ネットのニュースで佐村河内氏のスキャンダルを知ったのはラオスにいたときでした。

たまたまNHKの佐村河内氏のドキュメンタリー番組を見ていたこともあり、こんな人がいるんだろうか?と俺は少し疑っていました。でも、ちゃんとNHKも取材しているんだから、こういう天才もいるんだろうなと思わざるをえなかったのですが。

それにしても、今回の記者会見はすごいですね。

大きな嘘の枠組みの中で、小さな事実にこだわる佐村河内氏。まるで小説の書き方と同じですね。この記者会見を含めた全体が、彼の「作品」になっているのが腹立たしいです。

大きな虚構の世界にマスコミほか俺たち全員を登場人物として巻き込んでいるんだから、たいしたやつだと思いますよ。

ある意味、佐村河内氏は世間が求めていた「物語」を演じていたとも言えるかも知れません。
現代のベートーベン、全聾の作曲家、しかも被爆2世。

あまりにも「できすぎた話」ですが、そんな小説のような奇跡を世間が信じたがっていたという側面はあったと思いますよ。あまりにもできすぎて「ありえないような話」だから、かえって信じてしまったということなのかもしれません。

どこかの宗教の教祖のように、中途半端な嘘ではなくて、「空中に浮くことが出来る」とか、徹底的に荒唐無稽な、ばかばかしいほどの嘘の方が、逆に信じられてしまうという人間の心理があります。

そしてその物語は、まだ終わっていません。記者会見が第2章の始まりです。

佐村河内氏は、嘘がばれて記者会見することさえも、自分の作り上げる物語の一部であると感じているのではないでしょうか。「奇跡の天才が、一転して地に落ちる」。こんなドラマチックなことはないから、、佐村河内氏の作品にとっては、かっこうのエピソードになります。

あの「謝罪会見」という名目の自己PRの会見は、なんと自信に満ち溢れていたことか。ふてぶてしい表情や、この件を暴露した一番避けたいはずのジャーナリストからの質問を、自分から指名して受けたというところにも現れていると思います。しかも、あんな大きくてアウェイな会見を自分だけでやったんだから。

まんまと彼の物語を完成させる片棒を担がされている気がしてなりません。しゃくにさわりますね。完成した物語を楽しむのは佐村河内氏だけだからです。
 
 
 
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2014/03/10

「311」 あれから3年、いろんなことが変わり、いろんなことが変わらない

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あれから3年。

長かったのか、短かったのか・・・。

いろんなことが変わり、いろんなことことが変わりませんでした。

あんな大災害に遭いながら、しかも当時、ほとんどの人が、「これで大きく日本は変わる」「変わらなければ」と言っていたはずなのに、何も変わらないのでは?と思わせるような、最近の「原発をベース電源に」などという動き。

ほんとに日本人は、災害をやり過ごすのがうまいなぁと思います。何千年も、地震、津波、雷、噴火、土砂崩れ、台風と、ありとあらゆる災害に対処してきて身に着いた能力といっていいかもしれません。

まるで、「原発災害」も、「自然災害」であるかのようです。

台風一過の青空のもと、何事もなかったように普段通りの生活を続ける。けっして悪いことではないとは思いますが、原発は、自然災害なんかじゃありません。そこが違います。ここを無事にやりすごしてはいけないはずなのです。3年前はみんなそう感じていたはずです。

けっきょく、人間は経済で動くんだなぁとあらためて思います。お金は強い。偉そうなことは言えません。俺もそうです。お金の力で動くことは多いです。

でも、原発は、経済性のほか、なにかいいことがあるんでしょうか? (核の抑止力?) 原発を使い続けなければならない理由が他にあるとはどうしても思えません。

そうならば、原発よりも安いエネルギー源が早く見つかることを祈るしかないのでしょうか。それが原発を減らしていく一番確実な方法だろうから。

将来はそういうものが生まれて、原発はなくなるでしょうが、それまで我慢して使い続けるのか、それともきっぱりと今止めるのか。政府は「続ける」という方向に舵を切ったようですが、震災前に戻ってしまったということです。

でも、何も変わらなかったとは思いたくない。3年前、原発事故でみんなが感じたはずの「何かがおかしい」という感覚は、ボディブローのよういじわりじわりと効いてくるはずです。
 
 
 
今年も桜の季節が近づいています。被災地の桜を紹介します。

「東北の咲【わら】う桜」


 
 
 
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2014/03/04

『"TANADA" Japanese Rice Terraces』 Kindle英語版電子書籍をリニューアル

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2010年にAmazonから一度『"TANADA" Japanese Rice Terraces』という本を出版しましたが、この数年で解像度が上がり、日本のAmazonでもKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)が可能になったこともあり、全面リニューアルすることにしました。

米国 Amazon:
"TANADA" Japanese Rice Terraces [Kindle Edition]

日本 Amazon:
"TANADA" Japanese Rice Terraces [Kindle版]

最近撮影の写真も含め、全国18ヶ所の棚田92点を掲載しています。

これは、外国人へ向けての日本の棚田紹介が目的の英語版の本で、今回は新しく、棚田博士、中島峰広先生の、『"JAPANESE TANADA" Terraced Paddy Fields:  Their Roles and Conservation 』という英文の解説文も載っています。なので日本では「洋書」扱いです。

データが重いので(ファイルサイズ: 57160 KBあります)、ダウンロードには時間がかかるかもしれませんので、ご注意ください。


掲載棚田は以下の通り。

01. KUNUGIDAIRA TANADA 山形県朝日町 椹平棚田
02. ISHIBAKAKE TANADA 栃木県茂木町 石畑棚田
03. OOYAMA SENMAIDA 千葉県鴨川市 大山千枚田
04. NAKANO TANADA 山梨県南アルプス市 中野棚田
05. HURUSAWA TANADA 静岡県御殿場市 古沢棚田
06. HOSHITOGE TANADA 新潟県十日町市 星峠棚田
07. OBASUTE TANADA 長野県千曲市 姨捨棚田
08. AONI TANADA 長野県白馬村 青鬼棚田
09. SHIROYONE SENMAIDA 石川県輪島市 白米千枚田
10. SAKAORI TANADA 岐阜県恵那市 坂折棚田
11. YOTSUYA SENMAIDA 愛知県新城市 四谷千枚田
12. MARUYAMA SENMAIDA 三重県熊野市 丸山千枚田
13. ARAGIJIMA TANADA 和歌山県有田川町 蘭島棚田
14. HIGASHIUSHIROBATA TANADA 山口県長門市 東後畑棚田
15. KASHIHARA TANADA 徳島県上勝町 樫原棚田
16. WARABINO TANADA 佐賀県唐津市 蕨野棚田
17. HAMANOURA TANADA 佐賀県玄海町 浜野浦棚田
18. DOYA TANADA 長崎県松浦市 土谷棚田
 
 
 
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