東北の咲【わら】う桜 (24) 福島県郡山市 内出の桜
今年も桜の時期が近づいてきました。九州の方ではもう開花宣言も。
震災から3年、東北被災地の桜を紹介してきましたが(東北の咲う桜)、まだ紹介していない桜があったので、これから何回かに分けて、アップしていきます。これを参考になさって、東北旅行を計画してみてください。
三春町の滝桜から車で15分のところに、郡山市の「内出の桜」があります。
民家の裏の斜面にあるシダレザクラで、まるで民家に覆い被さるように見える大きな桜の木です。
民家の方から登っていくこともできますが、後ろの山の杉林を抜けて行くこともできます。
ここに立っていた郡山市教育委員会の看板には、
「内出のサクラは、樹高19m、幹周3.33m、・・・(略)・・・樹齢約220年と推定されるシダレザクラで、ウバヒガンの一変種です。・・・(略)・・・言い伝えによれば、所有者の祖先が文化、文政年間(1804~1829)のころ、・・・(略)・・・4ヶ月の工程をかけて金刀比羅宮(香川県)に参詣した際、苗木を現地から持ち帰って記念に植樹したサクラであると伝えられています。」
と、ありました。香川県から来たサクラだったんですね。
2012年に訪ねたときは、木の周りに菜の花がきれいに咲いていました。
桜の開花時期が関東から東北南部で異常に早まった2013年(去年)のときは、夕方で、もう少しで満開という時期で、大きく空に広がった枝にびっしりと付いている薄ピンクの花が、とてもきれいでした。
なお、ここは暗くなってからライトアップもあったようです。今年はどうか、確かめてからおでかけください。
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