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2014/05/02

最近の、韓国セウォル号の沈没事故の報道について

Img_0590(大間・函館間のフェリー)

韓国セウォル号の沈没事故の報道。

外国の事故をこれだけ連日報道することは珍しいと思います。それだけ人事には思えないからでしょう。隣の国であること。そして犠牲者の多くが、高校生であったということ。痛ましい惨事に同情と関心を寄せるのは当然だと思います。

ただ、最近の報道を見ていると、「韓国はこうだったからたくさんの犠牲者が出た。でも、日本ではこうだから大丈夫だ」という言い方が多いのが気になります。

日本の海難救助のシステムやスキルは、実際すごいのでしょう。俺もそこを疑っているわけではありません。韓国には日本のようなシステムとスキルがほとんどなかった。だから韓国は遅れている。日本のやり方を学んだほうがいい。「プロの仕事ではない」と断言する日本の専門家さえいます。

日本で同じような事故があったときは、こんなことにはならない。日本は優れているからということを盛んにアピールしているようにも見えます。それで日本人を安心させるという効果や、日本での船運業界が影響を受けないように食い止めるという効果はあるかもしれません。

でも、事故が起こったあとではいくらでも、こうすればいい、ああすれば良かったと言えるわけで、まるで日本人の優越感を満たすようなことばかりをしゃべる専門家には、なんか聞いていて違和感を覚えるのです。事実なんだろうけど、どうも、すんなり聞くことができません。

最近の、「日本はすごい」という風潮と同じ流れの中にある物言いなのかもしれません。逆に言えば日本人の自信喪失の裏返しなんでしょうが。
 
 
 
 
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