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2014/06/30

昔、「お天道様が見ている」や「世間の目」、今は、「SNS・動画サイト」や「防犯・監視カメラ」

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幼児を女性が「蹴り倒す」動画――渋谷駅で撮影された「児童虐待」衝撃の現場
http://www.bengo4.com/topics/1657/

渋谷の動画の母親は特定され、本人も自分であることを認め、児童相談所が対処しているらしい。これで「一件落着、メデタシメデタシ」なんでしょうか。

いろいろ考えてしまいました。

もちろん虐待は悪い。もしこの嘉瀬さんが動画を撮影・投稿しなければ、この事実自体無かったことになっていたでしょう。そういう意味では、意義はあるだろうとは思います。

ただひっかかるのは、糾弾のされかたがあまりにもきつすぎて、バランスが悪い感じがするのです。これが殺人犯とか、強盗犯のビデオならわかるのですが。

顔にモザイクも無しで投稿されています。子供にもかかっていません。警察に通報されたのは、ネットでの反響が大きくなったあと、というのも気になります。それとコメント欄には、糾弾、非難するコメントが多く、どうして母親がこんなことをしたか原因を探ったり、気にしたりするものは少ないことも気になります。まるでひとつの動画だけを見て人を裁く人民裁判にも見えます。法律で裁かれる前に、すでに裁かれています。

母親を擁護するつもりはありませんが、顔出しで子供といっしょに公衆にさらされたということは、この動画の拡散からみて、彼女たちの周りの人たちも知ることになっただろうし、「あの親子だ」と言われ続けるかもしれません。

これだと、法律で罰せられるよりも、社会的な制裁が大きすぎるという気がします。母親の立ち直りに影響するのではないかなとも思うし。

一般論ですが、「見かけ上、虐待だ」というだけで、これだけの社会的制裁を課す権利というのは、一般人である俺たち(第三者)にあるのでしょうか。「悪」を糾弾することは100パーセント「善」なのなのだろうか?という疑問があります。

この渋谷駅の動画ばかりではなく、少し前に、列車内で泣き止まない子供にいらついて「チッ!」と舌打ちした女性を糾弾するようなものがツイッターに投稿され反響を呼びました。このときも、この投稿した人は、「チッ!」と舌打ちした女性の言い分をまったく聞かないで投稿したわけで、もしかしたら、子供の泣き声に舌打ちしたのではなく、何か他の事情があったのかもしれず、それをまったく聞かずに、自分の目から見て、「正しくない」と思った(思い込んだ)ら、糾弾してもいいんだという発想自体には俺は違和感を覚えます。

余談ですが、そもそも、うるさい泣き声に舌打ちするくらい何だ?というのがありますが。舌打ちすることで、もう一歩先のトラブル回避をしていることもあると思うので、舌打ちくらいいいだろうに、とは思います。自分が舌打ちする状況を考えれば、わかりそうなもんですが。

昔、「お天道様が見ている」とか「世間の目」とかは、悪いことをやらないような抑止力になっていましたが、今は、「SNS・動画サイトに投稿される」とか「防犯・監視カメラがある」というのに変わってきたということなんでしょうか。 

昔はおせっかいな人がまわりにたくさんいて、こういう問題に介入してくれていました。今は、「ビデオを撮る」ということでその役目を果たしているなら、これも時代なんだろうなと思います。無視して通り過ぎるよりは、いいことでしょうし。ただアップするならそれなりの結果予想をしなければならないのでしょう。
 
 
 
 
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2014/06/29

気がかりなニュース 「シリア帰りの若者が欧州を脅かす」

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今、海外ドラマTVシリーズ『HOMELAND/ホームランド』を連続して観ているのですが、これは大変面白い。「面白い」と書くと不謹慎かもしれないほど、現実世界とリンクしています。

捕虜となったアメリカの兵士が敵方に寝返ってテロリスト(本当は内なる敵を倒すためであって、いわゆる「テロリスト」とは違う気もしますが)となって帰ってくるという話なんですが、今、現実世界で懸念されているのが、この問題です。

「シリア帰り」の若者が欧州を脅かす  反体制派と共に戦うためにシリアに渡った欧州出身のイスラム教徒が大量殺戮のスキルを身に付けて帰国する恐怖
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/newsweek-20140626-E128978/1.htm

ヨーロッパ人の若者が多いと言います。でも俺はこの外国人たちの中に日本人がいるのではないかと思っています。その根拠は? ありません。勘です。

たぶん俺の中には、テルアビブで銃を乱射した日本赤軍のことが頭にあるからかもしれません。

それと、昔、フランスの外人部隊の傭兵になった日本人と話したことがあって、もちろん外国人部隊の傭兵と、イスラム過激派集団をいっしょにするなんて、失礼な話であることはわかっているのですが、彼が外人部隊に入った経緯を聞くと、意外にも軽い気持ちなのです。ハードルが低いといったらいいでしょうか。ほとんど何も考えずに参加していました。

そんなことから想像して、だから正義感に燃えてシリアで戦うわけではなくて、何も考えずに参加している人間も意外と多いのではないかと。いや、戦う集団では、「考えない」方が有利かもしれず、社会に不満を持った若者の受け皿になっている可能性はあると思います。

考えすぎ、想像しすぎ、ドラマの観すぎだといわれるかもしれませんが。

日本の公安は優秀だと思うので、すでにこの件についての調査はやっているとは思うのですが、どうも心配なのです。日本にはテロに対する危機意識というか、免疫がありません。外国人のテロリストでは、日本では目立ちすぎますが、日本人なら目立ちません。

松本サリン事件から6月27日で20年が過ぎました。オウムのテロ事件も、かなり時間がたってきて、気が緩み始めたころです。そろそろ気を引き締めてかからないと。起きてからでは遅いのです。


「HOMELAND/ホームランド」オフィシャルサイト
http://video.foxjapan.com/tv/homeland/s3/


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2014/06/28

『福井昭夫作品展』 大阪市北区「マサゴ画廊」で

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友人の絵描き、福井昭夫の個展情報です。大阪近辺の人はどうぞお立ち寄りください。掲載の絵は、「中国雲南省 八宝の風景」です。
 
 
 
『福井昭夫作品展』

2014年7月7日(月)~12日(土) 11:00AM~7:00PM (最終日5:00PMまで)

マサゴ画廊
〒530-0047 大阪市北区西天満2-2-4 (裁判所西側の筋小山医院角入る)
06-6361-2255
 
 
 
マサゴ画廊の地図

より大きな地図で マサゴ画廊の地図 を表示
 
 
 
 
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2014/06/27

「敵の敵は味方」という外交の鉄則

140627(写真はシリア・アレッポ)

「敵の敵は味方」という言葉があります。アラビアの昔の王様が言ったという説もあるようですが語源ははっきりしません。

まさに今、これを思わずにはいられない状況があります。

ひとつはイラクです。アメリカの敵であったイランと、ISIL(イラク・レバント・イスラム国)をめぐって協力するかもしれないというニュースがありました。政治の皮肉と言ったらいいか、なんだかこっけいな図です。あれだけお互い非難し合っていた仲なのに。

「敵の敵は味方」とはあまりにもえげつなくて公然とは言わないですが、「外交の鉄則」らしいですね。いやこれこそが本音であり、大切なことなのでしょう。

アメリカはイラクに大量破壊兵器があると信じて(言い張って)イラクのフセイン政権を倒してしまいました。これにも日本は加担しているわけで人事ではないのですが。

その後のイラクの混迷は「民主化」なんていう西欧の価値観をそのまま押し付けた結果とも見えます。「民主化はいい」と信じていますが、ほんとうにそうなのかはわかりません。将来、歴史が結果を出すでしょう。

「人権」も「民主化」もアメリカの国益に合っている場合だけの話であって、国益にかなうなら、人権無視の独裁政権も認めているのです。中国はどうですか。1党独裁で人権無視の国とも、ビジネスのためには認めているではないですか。アメリカだけではなくて、それは日本も同じです。これを見ただけで、「人権が大切」とか「民主化」とかと言っているのは国益の前では嘘だということがわかります。嘘と言うと極端かもしれませんが、優先順位は低いということです。もっと大切なものは「敵の敵は味方」ということ。

それで、日本は最近、韓国との仲が悪くなっていますね。それに呼応するように持ち上がってきた北朝鮮の拉致被害者の問題解決の進展。これも北朝鮮の「敵(韓国)」の「敵(日本)」は「味方」という図にも見えます。あまりにもタイミングが良すぎます。

「敵の敵は味方」が「外交の鉄則」なら、これを利用しない手はありません。拉致問題のためには、韓国との敵対関係はプラスに作用しているのかもしれません。パククネさんには大いに日本バッシングを続けてもらいましょう。もちろん外交はそう単純なものではないとは思いますが、大きな枠組みでは、今、拉致問題解決の好機なのではないでしょうか。

ここで拉致問題を一気に解決し、解決した後は、北朝鮮を何かの方法で挑発し仲たがいし、「敵」にまわし、それから「敵の敵は味方」で、韓国との関係を改善するという流れでどうでしょうか。

 
 
 
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2014/06/26

今日は、二十四節気「夏至」 次候「菖蒲華(あやめはなさく)」

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今日は旧暦五月二十九日、二十四節気は「夏至」、次候「菖蒲華(あやめはなさく)」です。写真は福岡県柳川市椛島菖蒲園ですが、じゃっかんこの七十二候「菖蒲華」と現実の気候はずれ始めているのかなと思います。

地球温暖化のせいかどうかはわかりませんが、日本の亜熱帯化は確実に進んでいるようで、今年の梅雨は東南アジアのようなスコール雨が多い気がします。
 
 
 
 
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2014/06/22

和太鼓『 FUJIMOTOMI 打 2014』公演は今日が最終日

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富田和明さんと藤本吉利さんの和太鼓二人舞台です。藤本さんのしなやかな体の動きと歌のうまさには驚きました。

掲載写真は昨日の公演の様子。3日間続いた公演は今日(6月22日)が最終日です。近くに住んでいる人は、まだ間に合いますよ。

午後3時始め/開場30分前

会場:ティアラこうとう小ホール

東京都江東区住吉2-28-36 Tel / 03-3635-5500

http://www.tomida-net.com/natsu2014.html

 
 
 
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2014/06/17

俳優 坂本長利さん出演の映画『ハーメルン』と独演劇『土佐源氏』を鑑賞して

Fukui_2013(映画『ハーメルン』のロケ地になった昭和村の紅葉。福井昭夫作)

140617(『土佐源氏』の旧梼原村(現梼原町)にある棚田「神在居」)

先日、友人の知り合いの俳優坂本長利さんの出演している映画と独演劇を鑑賞するイベントに行ってきました。

坂本さんは『北の国から '87初恋~』で、純の初恋の相手であるれいの父親、大里政吉役をやっていた俳優さんです。この登場人物は印象に残っています。

映画『ハーメルン』では、福島県の山の中の廃校に住み続ける元校長先生役でした。ロケ地は奥会津の昭和村にある「旧喰丸小学校」。大きなイチョウの木と木造校舎が印象的なところです。監督・脚本の坪川拓史氏は、イメージに合う廃校をずいぶん探し回ってここを見つけたそうです。田舎独特の静かな時間の流れが画面から伝わってきました。

坂本さんは『北の国から』でも、仲間ともうまくやれない偏屈で頑固親父を演じていましたが、今回も、孤高の頑固者です。でも、かつての教え子である西島秀俊氏扮する県職員の男は、だんだんこの校長先生の思いに共感していくのでした。

もうひとつの独演劇『土佐源氏』は、宮本常一著『忘れられた日本人』の中にある話です。「創作ではないのか?」と疑われたほど物語として完成度の高いものだそうです。

民俗学者 宮本常一氏が高知県の山の中、旧梼原村で出会った盲目の貧しい男の昔話を聞き書きしたものです。独白の内容は、過去に関係を持った女たちが登場する女遍歴(自慢?)なのです。学問も才能も金もない男が女にだけはもてる。どうしてなのか? という自己分析もちゃんとしていて、当たっているなぁと思うのですが、それが妙に面白い。参考になります。創作ではないか?と宮本氏が疑われるのもわかります。

舞台挨拶で坂本さんは、『土佐源氏』は「芝居としてやっているのではありません」といいました。たぶん(俺の解釈ですが)、原作を忠実に再現するということなんでしょう。つまりは、自分は「役者」ではなくて、「媒介者(メディア)」としてやっているという意味でもあるような気がします。この男が坂本さんに乗り移ったような舞台を目指しているのかもしれません。現に原作者である宮本氏は、坂本さんの舞台を見て、ときどき坂本さんの表情がこの男と似ているとも言っていたそうです。

迫力がありました。ほんとに「この男がそこにいる」ようでした。

悲惨な境遇にもかかわらず、けっして暗くはなく、むしろひょうひょうと人生を歩んできた男の軽やかさみたいなものも感じました。それを表現できるのは役者坂本さんの力量もあるんでしょう。そして男の人生を丸ごと肯定する坂本さんの暖かい眼差し(解釈)があるからこその表現なんだろうなと思いました。
 
 
 
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2014/06/16

【電線王国】 長野県飯山市瑞穂 田んぼと電柱

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ブラッド・ピット主演の映画『セブン』のラストシーンを思い出します。

このシーンを見ると「アメリカらしい」と思うのですが、荒野に立つ鉄塔と電線がたくさん登場します。

犯人は警察のヘリが降りられないようにこの場所を選んだのでしょう。電線がじゃまになるからです。

もしヘリが着陸したら、ブラッド・ピット演ずる若い刑事の結末も違ったものになったかもしれないと想像すると、この鉄塔と電線がとても重要な役割を演じていたのではないかと思います。まぁ鉄塔と電線を意識しながら映画を観ている人も少ないでしょうが。

掲載の写真は、今回の棚田撮影の旅で、飯山市瑞穂を通過した時に出会った風景です。

田んぼの中に伸びている農道に電柱がずらりと立っているこんな風景は、日本では珍しくありません。昨日の山梨県忍野村の電柱もそうでした。

でも、アメリカにはないと思います(行ったことないので断言はできませんが)。映画『セブン』の鉄塔・電線とは対照的な日本的な風景です。
 
 
 
 
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2014/06/15

【電線王国】 山梨県忍野村内野 田んぼと電柱・電線

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今回の撮影旅行中に出会った「電線王国」の風景。田んぼと電柱・電線の写真です。

 
 
 
 
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2014/06/14

2014年初夏、撮影の旅(16) 埼玉県横瀬町 寺坂棚田と工場群

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「棚田」と「工場夜景」という組み合わせも、日本的な風景といえるのではないでしょうか。他の国で、これだけ大きな工場が見える場所に棚田がある例を他に知りません。

それとセメントの原料の石灰岩を採るため荒々しく削られた武甲山の姿にも圧倒されます。神の山は、文字通り、身を削って近代日本を支えましたが、痛々しさを感じるのは俺の感傷でしょうか。それとも後ろめたさでしょうか。
 
 
 
 
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2014/06/13

2014年初夏、撮影の旅(15) 新潟県柏崎市と小千谷市の水田

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新潟県に限らず、この時期の水田は、もんくなく美しいです。今日掲載の写真は、「どこ」という写真ではなくて、車で走っていて偶然に出会った水田の風景です。

もし、時間、天候が違っていたら、立ち止まらなかったかもしれない何気ない風景。だからこそ今の日本で写真に撮る意味はあるのかもしれません。これこそ「一期一会」の風景です。将来にわたって変わらないものならば、写真になど撮る必要もありません。

TPPによって日本の農業は大きく変わっていくことでしょう。物事にはメリットとデメリットが必ずあるので、日本の将来のプラスマイナスを考えたときに、プラス側に作用すると判断するからTPP参加となったのでしょうが、この「プラス」が主に「経済的なもの」であることに疑問を持ちます。「文化」や「心」の問題はほとんど関係ないようです。

でも俺は、「文化」や「心」の問題は大きいものと考えます。日本人が日本人であることの意識は、このふたつが支えになっていると思うからです。
 
  
 
 
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2014/06/12

2014年初夏、撮影の旅(14) 新潟県柏崎市小村峠から

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天気予報では、晴れるのはこの朝が最後らしかったので、小村峠から水田を撮影することにしました。
 
 
 
 
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2014/06/11

2014年初夏、撮影の旅(13) 新潟県十日町市と柏崎市の棚田

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耕作している人たちの高齢化はますます進み、年毎に棚田の様子は変わっています。

柏崎市(旧高柳町)の花坂棚田も、一番上の丸い田んぼはとうとう作られなくなってしまったようです。

ところで国道405号線で松之山から安塚へ抜けようとしたら、雪の塊が道をふさいで通れませんでした。この日、日中は33度くらいになっていたので、その気温とこの雪が結びつかず、突然目の前に現れたとき、頭が混乱してしまいました。
 
 
 
 
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2014/06/10

2014年初夏、撮影の旅(12) 長野県野沢温泉村の棚田

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野沢温泉村の緩やかな斜面は大規模な棚田になっています。秋の収穫時期もすばらしい風景になるのではないでしょうか。

千曲川に流れ込む小川沿いにも個性的な形の棚田がありましたが、半分は放棄されていました。
 
 
 
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2014/06/09

2014年初夏、撮影の旅(11) 長野県飯山市 福島新田の棚田

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千曲川の東側ですが、下の県道から見上げても、ここはなにかあるなと思わせるすごい斜面です。福島新田は、この斜面の上の方。

映画『阿弥陀堂だより』のロケ地ですが、棚田の近くに撮影で使われた阿弥陀堂も残っています。

この日も暗くなるまで待って、田毎の月を撮りました。
 
 
 
 
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2014/06/08

2014年初夏、撮影の旅(10) 長野県長野市 中曽根の棚田

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長野県道506号線沿いの棚田の中で、とくに、ループ橋を過ぎた中曽根は、集落と棚田の規模もそれなりにあって景観的に優れていると思います。

ただ残念ながら、田んぼの半分くらいは、耕作放棄が進んでしまっています。

ちょうど代掻き作業をしていた農家の人に、隣の放棄された数枚の田んぼを指して、「ここはもう作ってないんですか?」と聞いたら、「作ってた人、もう死んじゃったからね」といいました。
 
 
 
 
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2014/06/07

014年初夏、撮影の旅(09) 長野県長野市 県道506号沿いの棚田

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長野県道506号戸隠高原浅川線沿いには多くの棚田がありましたが、「日本の棚田百選」に選ばれているものはありません。

適当に山の中へ入ってみると、隠れ里のようなところにひっそりと広がる棚田の美しさにハッとすることもありました。

民家の裏に数枚の田んぼがあって、80歳を過ぎたと思われるおばあさんがひとりで草取り作業をしていました。

「ここは何という村ですか?」と聞いてみましたが、よくわかりませんでした。「写真撮らせてもらっていいですか?」と聞くと「私なんか・・・」と言って、手を横に振ったので、写真を撮りませんでしたが、おばあさんは襟元を直していたので、強く頼めばたぶん撮らせてくれたかもしれません。

もう少し山奥に進んでいくと別な棚田があって、大きな木の下から糸にぶら下がった毛虫が数匹、風に揺られながら降りてきました。
 
 
 
 
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2014/06/05

2014年初夏、撮影の旅(08) 長野県上田市 稲倉棚田の農道と高速道路

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長野県上田市稲倉の棚田。

ここからは上信越自動車道路が見えます。

高速道路と田んぼの農道。「道」の対比。どちらも現代の日本をささえている道です。
 
 
 
 
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2014/06/04

2014年初夏、撮影の旅(07) 長野県千曲市 姨捨棚田の朝

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けっきょく早朝の写真を撮ってしまいました。去年のと比べると青さが足りないのは、黄砂の影響で空が澄んでいなかったせいかもしれません。
 
 
 
 
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2014/06/03

2014年初夏、撮影の旅(06) 長野県千曲市 都会に近い姨捨棚田

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おばすて棚田と言ったら「田毎の月」。去年は満月の「田毎の月」を撮りましたが、この日は旧暦五月四日。いわゆる三日月の夜です。

夕方、農作業していたのは、去年の有田川町での棚田サミットにも参加していた名月会のメンバーの方でした。これだけ都会に近い棚田は、世界的にみても珍しく、それこそ日本らしい棚田ではないかと俺は言いました。

それと関係あるのですが、上から2番目の写真は、農作業に来ていた農家の奥さんの車ですが、まるで田んぼが街の上に浮かんでいるような不思議な光景で、思わず写真に撮りました。

棚田を撮影する人の中には、自動車や電柱や街を絶対入れない人がいます。その人いわく「なるべく人工物を入れたくない」らしいのですが・・・。棚田も人間が作った人工物であることを忘れてしまっているんですね。残念です。

「田毎の月」も悪くないですが、「都会に近い棚田」もウリになるのでは?という話に。しばらく話をしていると、いい時間帯に。三日月が輝きだしました。カエルの声もすごかった。

三日月は光が弱いので、田んぼに映して写真に撮るのが難しいということはあります。言われないと、何だかわからないでしょ?
 
 
 
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2014/06/02

2014年初夏、撮影の旅(05) 長野県飯田市 よこね田んぼの「田毎の月」

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田毎の月」にこだわっています。

棚田に水があり、稲もあり、三日月が映るというのは、今年は5月末から6月頭までの時期。旧暦では、四月下旬から五月上旬です。

新月前は、朝方東に見えますが、新月後は、夕方西側に見えてくるので、棚田がどっち方向を向いているのか、月の方向に山があるかないかとか、いろんな条件があります。それともちろん天気も大切なので、それらを考えながらの棚田選びです。

それで一昨日は午前中愛知県にいたので、西側を向いていて、夕方の天気もよさそうだったので、長野県飯田市のよこね田んぼまで行ってみることにしました。3年前、秋には訪ねていますが、ここでこの時期写真を撮るのは10年ぶりです。

一昨日5月31日は、旧暦五月三日、月齢は2.3でした。月はかなり細く見えました。なので陽が落ちてしばらくたたないと月が分かりませんでした。

なお、よこね田んぼでは写真コンテスト募集中とのことです。

「第5回 よこね田んぼフォトコンテスト」
テーマ: わたしのお気に入りのよこね田んぼ」
募集期間: 平成26年4月1日から平成26年10月31日
お問い合わせ: よこね田んぼ保全委員会(千代自治振興センター内) Tel: 0265-59-2003
 
 
 
 
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2014/06/01

2014年初夏、撮影の旅(04) 愛知県新城市四谷千枚田

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四谷千枚田は、鞍掛山のふもとに広がる石積みの棚田。

 
 
 

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