インドネシア・バリ島の世界遺産「トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」
インドネシアで、大統領選挙がありましたが、負けた方のプラボウォ陣営が憲法裁に異議申し立てへ、というニュースが。タイのように混乱してしまうんでしょうか。
インドネシア大統領選、プラボウォ陣営が憲法裁に異議申し立てへ
(THE WALL STREET JOURNAL http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304067104580046740385977302 )
8月下旬、久しぶりにインドネシア・バリ島へ行く予定です。バリ島の爆弾テロ事件以来なので、12年ぶりになるでしょうか。
爆弾テロは2002年の10月のことでした。当時の記事は、こちら。
2012年にはバリ島初の世界遺産「トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」ができました。
世界遺産を構成するメインの棚田は、ジャテゥルイ棚田です。バリ島の棚田といえば、ウブドゥの北のテガララン棚田が有名でしたが、ジャテゥルイ棚田はほとんど知られていませんでした。俺もバトゥカウ寺院へ行ったとき、偶然見つけたといったような棚田でした。
2002年時点では、村の入り口で入村料を徴収していましたが、ゲストハウスが1軒と、レストランが1軒だけしかありませんでした。今はツアーにも組み込まれているらしい。
バリ島の棚田は、「トリ・ヒタ・カラナの哲学(神・人・自然の調和をもたらす宇宙観)」を反映していているスバックによる水田です。
「スバック」とは、千年前に作られた水利管理組織です。「スバック」それぞれが持つ寺院では、祭りも欠かしません。定期的な会合では、水の管理や、管理費の徴集の相談をします。組合員はみんな協力して、水利施設のパトロールをし、水が配分計画通 りにきちんと流れているかをチェックします。大雨のあとなどは、水路に堆積した土砂を協同で掃除もします。
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