2014年夏 インドネシア・バリ島の旅 (10) バリ島のコメ菓子&食品
ウブドゥ王宮の向かいにあるウブドゥ市場を覗いてみました。
まず見つけたのは、先日テガラランの市場で見たちまきふうお菓子の「バンタル」と「スンベン」の上にパック詰めされた緑、白、ピンク色が層をなしたコメ食品「クエ・ラピス」がありました。ヨウカンのような食感で甘いお菓子です。
さすがはバリの市場。コメ食品も豊富です。市場で買い求めたコメ食品をゲストハウスに持って帰って皿に盛りつけました。(4番目の写真)
写真左側下に見えるのが「クエ・ラピス」。最初に説明した通り、層状になったコメ食品です。
以下、時計回りに書くと、その上が「クエ・ラピス」のパックにいっしょに入っていたココナツをまぶした甘いお菓子。名前を聞きそびれました。
その上は、プラスチックの透明なカップに入った「タペイ」。「タペイ」はじゃっかん薄緑している麹を加えた発酵食品。食べる甘酒といったところでしょうか。もち米の粒粒感が残っていて、日本で飲む甘酒よりも歯ごたえありますが、甘酒独特のいい香りがしておいしいものです。
非イスラムのバリ島では問題ないと思いますが、以前、ジャワ島でもタペイを食べました。イスラム教徒にも許される食べ物なんですね。揚げ足とるつもりはなく、たぶん、この発酵食品は、イスラム教が入る以前からあった伝統のコメ食品だからなのでしょう。
次の「ゴーベス」は白とピンク色した蒸しパンのようなもので、表面はココナツを削ったものがたくさん乗っかっています。カップの底にコメの粒粒感が残っています。
次の「アーパム」はこの中では一番甘くないあっさりした味の蒸しパンふうです。ココナツ味もしません。(もしかしたらこれだけは、コメ食品ではないかもしれません)
最後「ワジッ」は、茶色をしたもち米の甘いおこわで、コーン状になっています。ココナツ汁で煮たものです。
バナナの天ぷら、バナナを甘く煮たもの、黒いもち米、白いもち米などを指さして、「これと、これ」と注文すると、おばさんがそれらを盛りつけ上からココナツを削ったものと、黒蜜をたっぷりかけた食べ物を作ってくれます。これはおいしかった。甘いもの好きな人にはたまりません。
編んだヤシの葉に包まれたものは、「クトゥパッ kutupat」といって、コメを煮て圧縮し固めたご飯でした。バリ独特というより、断食や祭りにも食べられるインドネシアのコメ食品。これは持ち運びにも便利だし、弁当代わりになるのではないでしょうか。
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